1. 大量の本の処分は燃えるごみ?

本を処分するとき、通常の燃えるごみとして出してもいいのだろうか。本の処分方法には、各自治体の指定があるので注意しよう。
本は資源ごみとして処分する
大量の本を処分する場合、一般的には自治体の指定ゴミとして出すことになる。ほとんどの自治体では、本は燃えるごみではなくリサイクルのできる資源ごみとして処分される。各自治体が指定した出し方に従って、指定の日に指定された場所に出すルールになっているはずだ。わからないときには、各市町村の窓口に尋ねてみよう。
本を処分するときの縛り方
本を資源ごみとして処分する場合は、縛って出さなくてはいけない。本は何冊も重ねて縛ると、かなり重くなる。しっかりと縛らないと紐が切れたり、緩んだりして途中でバラバラになってしまうこともある。正しい本の縛り方を身に着けておこう。
まず長めのヒモを横に置く。その上に本を置き、2回横に巻いて締め付ける。次にヒモを十字にクロスさせて、今度は縦に2回巻き、本のエッジの部分で縛れば完成だ。
まず長めのヒモを横に置く。その上に本を置き、2回横に巻いて締め付ける。次にヒモを十字にクロスさせて、今度は縦に2回巻き、本のエッジの部分で縛れば完成だ。
2. 不要になった本を処分せずに買取してもらう方法

不要になったからといって、ゴミとして処分するのはもったいない。比較的状態のよい本の場合には、買取してもらうという方法も検討してみよう。
持ち込みでの処分
近くにブックオフといった本の買取ショップがあれば、自分で本を持ち込んで査定してもらおう。査定後に買取金額が提示され、それに納得すれば即、現金が支払われる。
自分で持ち込むことが前提なので、大量の本の処分の場合梱包や運び込む方法などを考えなくてはならない。
自分で持ち込むことが前提なので、大量の本の処分の場合梱包や運び込む方法などを考えなくてはならない。
訪問買取での処分
大量の本の処分に困っているが、持ち込むのは大変だという場合、お店の人が自宅に訪問して買取してくれるサービスもある。知らない人を自宅に招くことになるが、その点がクリアできれば、持ち込んだり梱包したりする手間がない。処分する本の量が少ないと受け付けてもらえない可能性もある。
宅配買取での処分
ある程度まとまった本の処分なら、宅配買取という方法も便利だ。最近では、段ボールまで送られてきて、さらに送料も業者負担で送ることができる。ただし、その場で査定してもらえないというデメリットはある。
宅配買取の場合も本の量が少ないと断られてしまうことがあるので、事前に確認しておこう。
宅配買取の場合も本の量が少ないと断られてしまうことがあるので、事前に確認しておこう。
3. 売れない本の上手な処分の仕方

本を処分するため買取業者に査定してもらったけれど、買取してもらえず返却されることもある。その場合でも、本を利用してもらえる場所はまだまだある。
図書館に寄贈する
地域の図書館では、予約が多い本や地元の貴重な資料になりうる本などの寄贈を受け付けている。図書館の掲示板には「本の寄贈を」として書名が書かれていたりする。
ただし、本なら何でもいいというわけにはいかない。図書館では寄贈を断られてしまうことも多い。違う処分方法を考えなければならないことも覚悟しておこう。
ただし、本なら何でもいいというわけにはいかない。図書館では寄贈を断られてしまうことも多い。違う処分方法を考えなければならないことも覚悟しておこう。
チャリボンに寄付する
バリューブックスが運営するチャリボン。処分したい本を送ると買取相当金額が支援したい団体に寄付されるという仕組みだ。申し込むと宅配業者が玄関先まで取りに来てくれるのでラクだ。
ISBNコードが必ず付いていること、寄付できる本のジャンルがあることなど条件があるので、問い合わせてみるといいだろう。
ISBNコードが必ず付いていること、寄付できる本のジャンルがあることなど条件があるので、問い合わせてみるといいだろう。
4. ボロボロで汚い本の処分方法

買取もされない、寄付も断られてしまった。そのような本の最終処分先としては、やはりごみとして燃やされてしまうしかないのだろうか。
生まれ変わるために
本は紙でできているので、燃えるごみとして処分することはできる。しかし、本に使われている紙は再生できる。そのため、安易にごみの日に燃えるごみとして出してしまうのではなく、自治体で指定された資源ごみに出すことが大切だ。
古紙回収センターへの持ち込み
自治体が行う資源ごみ収集日は、月に1回~数回くらいしかない。引っ越しなどですぐに処分したいという場合には困ってしまう。
そのようなときには、古紙回収センターへの持ち込みが便利だ。古紙回収センターは、運営する団体や業者によっては「古紙回収ボックス」「リサイクルボックス」などとも呼ばれている。年中無休で24時間持ち込み可能なため、いつでも都合のいい時間に、本の処分が行える。
このボックスにいれておけば、燃やされることなくリサイクルされて世の中に役立たせることができる。
そのようなときには、古紙回収センターへの持ち込みが便利だ。古紙回収センターは、運営する団体や業者によっては「古紙回収ボックス」「リサイクルボックス」などとも呼ばれている。年中無休で24時間持ち込み可能なため、いつでも都合のいい時間に、本の処分が行える。
このボックスにいれておけば、燃やされることなくリサイクルされて世の中に役立たせることができる。
結論
不要になった本でも、さまざまな再利用方法がある。再び何かの役に立ってくれるのなら、処分するときにも心を痛めなくて済むのではないだろうか。最後には資源ごみとして、本としての一生を終えるわけだが、再生され、さまざまな形になって生まれ変わる。そのためには、適切な方法で処分することが大切だ。感謝の気持ちを込めて送り出そう。