1. 自転車の鍵を自分で交換するときの道具

自分で自転車の鍵を交換するとき、まずは古い鍵を取り外す必要がある。古い鍵を取り外したり壊したりするときに必要な道具は次の通りだ。いずれもホームセンターに売っているので、自分で鍵を交換するときは購入しよう。
ボルトカッター
ボルトカッターは、自転車の後輪に付いている馬蹄錠を壊すのに使う。鍵の金属部分を切断する道具だ。
ワイヤーカッターやニッパー
ワイヤーカッターやニッパーは、ワイヤーロックタイプの鍵を切断するのに使う。細いワイヤーなら、100均で販売されているワイヤーカッターでも切ることができるが、太いワイヤーの場合には大型のものが必要になる。
ドライバー
ドライバーは部品を外したり新しい鍵を取り付けたりと、自転車の鍵の交換作業全般で使用することが多い。プラスドライバーとマイナスドライバーの両方を持っておくとよい。
ペンチ
ペンチはワイヤーカッターやニッパーと同じような形をしているが、ものを挟んで固定するときに使う。
2. 自転車の鍵を自分で交換する方法

自分で自転車の鍵を交換する方法を紹介する。ワイヤーロックタイプの鍵は、取り外すことができれば交換は簡単だ。今回はとくに交換の難しい、馬蹄錠タイプの鍵について手順を説明する。
古い鍵の取り外し方
- 自転車をスタンドに立て、作業しやすい場所に置く。
- 鍵をボルトカッターで切断し、部品をドライバーで取り外していく。
新しい鍵の取り付け方
- 自転車の後輪タイヤと泥除けを挟むように鍵を入れ、バックホークに装着する。
- 新しい鍵に付属している取り付けバンドのネジ部分を、鍵の台座に差し込んでいく。
- 取り付けバンドをバックホークに沿わせて曲げる。
- 取り付けバンドのネジ穴を合わせて、ネジで締める。
- 緩みがないことを確認して、左右均等に固定する。
3. 自転車の鍵の交換を業者に依頼する場合

自転車の鍵を自分で交換するのが難しい場合、業者に依頼しよう。自転車の鍵を交換できるのは、自転車屋か鍵屋のいずれかだ。
自転車屋に持ち込む
近くに自転車屋があれば、古い鍵の切断と新しい鍵の取り付けまで行ってくれる。店によって異なるが、自転車屋での鍵の交換は2,000円程度かかる。
鍵屋に依頼する
鍵の専門業者に依頼して自転車の鍵を交換することも可能だ。外出先でも指定の場所に駆けつけて、鍵の交換を行ってくれる。鍵屋は24時間いつでも対応してくれることが多いが、出張料金なども含めて5,000円から1万円ほど費用がかかる。
4. 自転車の鍵の交換の注意点

自転車の鍵を交換する際に注意することが2つある。
警察に相談する
外出先で鍵をなくして、自転車の鍵を交換しようと思ったとき、近くに警察署や交番があったらまずは相談したほうがよい。駐輪場や路上で自転車の鍵を壊していると、周囲の人から自転車泥棒と勘違いされる可能性がある。それを回避するためにも、自転車の鍵を交換する前に警察に相談しておくと安心だ。自転車の所有者であるとわかれば、警察で鍵を壊してもらえる。
防犯登録済みであることを確認する
警察でも業者であっても、鍵を壊す前に自転車の防犯登録を確認する。中古の自転車の場合には、防犯登録が前の持ち主のままになっていることもある。トラブルの元になるので、自分の自転車には自分の名義で防犯登録を済ませておこう。
結論
自転車の鍵を交換する方法について解説してきた。自転車の鍵をなくしたときなどに、新しい鍵に交換する必要が出てくる。だが、鍵がかかった状態の鍵を自分で取り外すには、道具も労力も要する。路上で自転車の鍵を交換していると周囲から不審がられるため、まずは警察に相談しよう。鍵を交換するときは自転車の防犯登録を確認される。自転車をお持ちの方は、防犯登録の名義が自分のものになっているのを確認しておこう。