目次
1. 自転車のリアに荷物を積む方法

自転車のリアとは、後ろのことを指す。シティサイクルでは一般的な後輪の荷台をリアキャリアという。これをクロスバイクやロードバイクにも装着すれば荷物を積むことが可能だ。
リアに荷物を積むメリット
リュックサックを背負って自転車に乗っている方は、知らず知らずのうちに体に負担をかけている。自転車に荷物を積めば体の負担は軽減される。リアキャリアを使うと、比較的大きな荷物や重い荷物を運ぶことができる。自転車通勤時にパソコンを持ち運ぶ必要がある方や、自転車旅行を楽しみたい方には、リアキャリアがおすすめだ。
荷物の積み方
リアキャリアには、自転車のネジ穴を利用してしっかり固定するタイプと、使いたいときだけ装着できる簡単着脱タイプがある。リアキャリアを装着したら、そこに荷物を直接載せて紐で縛って固定するか、リアキャリア用のバッグを取り付けて使用する。
2. 自転車のフロントに荷物を積む方法

自転車のフロントに荷物を積む場合は、フロントキャリアを使う。自転車の前輪の上部に荷台のようなものを取り付けて荷物を運ぶのだ。
フロントに荷物を積むメリット
荷物をフロントに積むと、荷物が取り出しやすい。ハンドル操作に支障が出るため、大きくて重い荷物は積めないが、財布や携帯電話など取り出す機会の多いものはフロントに積むと便利だ。
荷物の積み方
自転車にフロントキャリアを付けるのが一般的だ。キャリアにカゴを設置してもよいし、取り外しできるバッグを装着してもよい。自転車での旅行にかさばる荷物が必要なら、フロントフォークに取り付けるバッグも販売されている。
3. 自転車のハンドル回りに荷物を積む方法

自転車のハンドル周りにも、荷物を積むスペースを確保できる。
ハンドル周辺に荷物を積むメリット
ハンドル周辺に荷物を積むのは、フロントと同様、荷物を取り出しやすいことが大きなメリットだ。例えば、信号待ちの間に取り出したいものなどは、ハンドル周りに置いておくと便利だ。また、フロントキャリアを付けられない折りたたみの自転車などでは、ハンドルに引っかけるだけで使えるカゴタイプの荷物入れも使い勝手がよい。フックを外せばそのまま買い物バッグになるタイプもある。
荷物の積み方
自転車のハンドル周辺に荷物を積む場合は、ハンドルバッグを引っかけて使うことが多い。荷物をかけることでハンドル操作ができなくなると危険なので、ハンドルバッグに入れるのは小物など軽いものにしよう。
4. 自転車のフレーム回りに荷物を積む方法

自転車のフレームとは、前輪と後輪を結び体重を支えている自転車のパイプ部分のことだ。ロードバイクのフレーム周りに荷物を積んでいる方も多い。
フレーム周りに荷物を積むメリット
フレームは自転車の中心部にあたるため、ある程度重いものを積んでも安定した走行ができる。一般的には使うことのないデッドスペースだが、フレームには長さがある。荷物も長くて容量のあるものを積める。
荷物の積み方
フレーム周りに荷物を積むなら、専用のフレームバッグを購入しよう。容量は3Lや6Lなどさまざまなサイズのバッグが販売されている。自転車に乗ったまま小物が取り出せるような造りになっているものが多い。
5. 自転車のサドル裏に荷物を積む方法

シティサイクルしか乗ったことのない方は驚くかもしれないが、自転車のサドル裏にも荷物は積むことができる。
サドル裏に荷物を積むメリット
サドルは自転車の中で最も体重がかかる場所なので、荷物を積んでも重心が安定する。サドル裏はスペースがあいているため、大きな荷物を積むこともできる。
荷物の積み方
自転車のサドル裏に荷物を積むときは、サドルバッグを使う。主な取り付け方は次の2つだ。面ファスナーで取り付ける「ベルクロベルト式」と、サドル裏に台座を取り付けてバッグ側のアタッチメントで固定する「アタッチメント式」である。大小さまざまなサイズのサドルバッグがあるが、荷物が大きすぎると後輪に巻き込まれる可能性がある。装着したあと後輪との距離がしっかりあいていることを確認しよう。
結論
ロードバイクやクロスバイクなど、カゴが付いていない自転車で荷物を運ぶ方法を解説してきた。シティサイクルではフロントかリアに荷物を載せるのが一般的だが、ロードバイクの旅を楽しむためにフレームやサドルに荷物を積む方も多い。安全に走行するために、荷物を積むときは専用の積載装置を使い、耐荷重などもしっかり守るのが大切だ。無理せず自転車を楽しむことを心がけよう。