1. 自転車の後ろにカゴをつけるメリット

ママチャリなどは、購入したときには前にカゴがついているのが一般的だ。スポーツ自転車では、前にも後ろにもカゴはついていない。前だけでなく、後ろにカゴをつけるメリットを考えてみよう。
走行中のバランスがとりやすい
自転車は前輪と後輪で構成されている。自転車の前輪の大きな役割は、ハンドルを切ることで舵を取っていることだ。さらに、左右に微妙にハンドルを動かすことでバランスを取っている。そのため、前のカゴに重い荷物を入れてしまうと、ハンドル操作がしにくくなってバランスが取りにくくなってしまう。
後ろカゴを取りつけて荷物を運ぶようにすれば、前輪への負担が減りハンドルがスムーズに切りやすくなるので、バランスも取りやすくなる。
後ろカゴを取りつけて荷物を運ぶようにすれば、前輪への負担が減りハンドルがスムーズに切りやすくなるので、バランスも取りやすくなる。
大容量の荷物が運べる
ママチャリなどには、ほとんどの場合にリアキャリアが標準装備されている。後ろにカゴがついていない場合には、ゴムヒモなどで固定しなければならない。
形状が複雑な荷物やデリケートな荷物はしばりつけるのもひと苦労だ。その点、自転車の後ろにカゴがついていれば、ヒモでいちいちくくりつける必要もない。さらに、重い荷物でも大容量の荷物でもラクに運べる。
形状が複雑な荷物やデリケートな荷物はしばりつけるのもひと苦労だ。その点、自転車の後ろにカゴがついていれば、ヒモでいちいちくくりつける必要もない。さらに、重い荷物でも大容量の荷物でもラクに運べる。
2. 自転車の後ろにカゴをつける前に確認すること

自転車の後ろにカゴをつける前に、いくつか確認しておきたいことがある。これをしておかないと、せっかくカゴやそれを乗せるためのキャリアを用意しておいてもムダになってしまうので注意しよう。
キャリアはついているか
基本中の基本であるが、後ろにカゴをつけようとしている自転車にキャリアはついているだろうか。ママチャリなどには標準装備されているが、スポーツ自転車やマウンテンバイク自転車などは、標準装備されていないものがほとんどだ。このような自転車では、まずキャリアをつけることから始めなければならない。
キャリアの取りつけ方法
キャリアの取りつけ方法には大きく分けて「シートピン止め」と「ダボ穴止め」がある。
シートピン止めは、自転車のサドルを固定するシートピンを利用して取りつける方法で、ほとんどの自転車に適用できる。ただし、電動アシスト自転車など車種によっては取つけできないものもあるので注意が必要だ。
一方ダボ穴止めは、キャリア本体を自転車のフレームにしっかりと固定できる。強度も耐荷重も高くなり、安全性が増す。後ろのカゴに重い荷物を運ぶことが多い場合などは、ダボ穴止めによるキャリア装着にしよう。
シートピン止めは、自転車のサドルを固定するシートピンを利用して取りつける方法で、ほとんどの自転車に適用できる。ただし、電動アシスト自転車など車種によっては取つけできないものもあるので注意が必要だ。
一方ダボ穴止めは、キャリア本体を自転車のフレームにしっかりと固定できる。強度も耐荷重も高くなり、安全性が増す。後ろのカゴに重い荷物を運ぶことが多い場合などは、ダボ穴止めによるキャリア装着にしよう。
適応サイズの確認
とくにスポーツ自転車の場合、キャリアや後ろのカゴを取りつける際にサイズ確認をしっかりしておく必要がある。サイズによっては、取りつけできないキャリアや後ろカゴがあるので、自分の乗っている自転車のスペックを把握しておくことだ。
たとえば、シートピン止めキャリアを選ぶときの基準寸法であるSH寸法を測っておく。
SH寸法とは「地面からシートピン穴までの距離」から「地面からハブ軸の距離」を引いた寸法だ。必ずスタンドを跳ね上げて両タイヤが地面についている状態で測定することが大切になる。
たとえば、シートピン止めキャリアを選ぶときの基準寸法であるSH寸法を測っておく。
SH寸法とは「地面からシートピン穴までの距離」から「地面からハブ軸の距離」を引いた寸法だ。必ずスタンドを跳ね上げて両タイヤが地面についている状態で測定することが大切になる。
3. 自転車の後ろのカゴの取りつけ方

自転車のリアキャリアがしっかりと固定されていることを確認したら、いよいよ自転車の後ろのカゴを取りつけよう。用意するのはドライバーだけだ。
後ろのカゴとキャリアを底板で挟んで固定しよう
自転車の後ろのカゴを購入すると、キャリアとジョイントできる底板がついてくる。後ろカゴの下から底板を当ててネジを通す。底板はへこみのある方を上向きにしてキャリアに当てるように注意しよう。
後ろカゴと底板でキャリアを挟むようにセットしたら、ドライバーでネジを軽く締めて仮止めをする。後ろカゴの位置を調整したら、内側からドライバーで本締めをして完了だ。
後ろカゴと底板でキャリアを挟むようにセットしたら、ドライバーでネジを軽く締めて仮止めをする。後ろカゴの位置を調整したら、内側からドライバーで本締めをして完了だ。
4. 自転車の後ろのカゴの注意点

自転車の後ろのカゴを取りつけるときには、少し注意する点がある。
サドルに近すぎないように注意
自転車の後ろにカゴをつけるとき、前にある自転車のサドルに近づきすぎると、お尻が当たってしまう。後ろにカゴを取りつけるときには、仮止めのときに一度サドルにまたがって、後ろカゴの位置を確認してから本締めをするようにしよう。
結論
自転車の後ろにカゴを取りつけることで、荷物もたくさん運べて買物もラクになる。キャリアがすでについている自転車なら後ろカゴを取りつけるのも簡単だ。しかし、スポーツタイプの自転車でキャリアがついていない場合は、自転車に合ったキャリア選びをすることが大切だ。自転車の後ろカゴをつけて大きな荷物・重い荷物を安全に運ぼう。