1. テレビの副音声とは?
そもそもテレビの副音声とはどのような機能なのだろう。副音声を楽しむ前に、その概要を紹介しよう。
主音声とは別で放送される音声のこと
たとえばテレビの外国語映画の場合、主音声が日本語の吹き替えだとする。吹き替えでなく、俳優の本当の声を聴きたい、あるいは原語音声で聴きたいという場合、副音声に切り替えることで可能になる。また、視覚障害の方のため音声表現にすることもできる。
副音声の人気が急上昇のわけとは
日本の副音声の歴史をたどれば、1978年に日本テレビが音声多重放送を開始したところから始まる。従来は外国語映画の原語音声、視聴覚障害の方のための解説音声が主で、一般向けとはいえなかった。
ところが、2000年代後半から、副音声がバラエティや野球中継、紅白歌合戦、ドラマなどに活用され、人気が高まってきている。視聴者にとって副音声の魅力は、「裏話が聴ける」「出演者と一緒に番組を見ているようだ」といったところにある。
今後は、バラエティ、スポーツ、ドラマと幅広いジャンルの番組で副音声の利用が広がり、副音声が視聴率のカギを握るかもしれない。
ところが、2000年代後半から、副音声がバラエティや野球中継、紅白歌合戦、ドラマなどに活用され、人気が高まってきている。視聴者にとって副音声の魅力は、「裏話が聴ける」「出演者と一緒に番組を見ているようだ」といったところにある。
今後は、バラエティ、スポーツ、ドラマと幅広いジャンルの番組で副音声の利用が広がり、副音声が視聴率のカギを握るかもしれない。
2. テレビの副音声への切り替え方
一度もテレビの副音声を利用したことがない方には、どうしたら副音声への切り替えができるのかわからないだろう。ほとんどのメーカーではテレビのリモコンで簡単に切り替えができるようになっている。
リモコンで簡単操作
副音声への切り替えは、基本的にリモコンにある「副音声」や「音声切替」ボタンを押すだけだ。メーカーやテレビの機種によってボタンの位置や操作法が異なるケースもある。また、いくつか切り替え方法が用意されている機種もあるので、やりやすい方法で設定しよう。
3. テレビが副音声にならない時の対処法
副音声への切り替え方法がわかったのに、テレビが副音声にならないというトラブル。どのような原因が考えられるのだろう。
副音声を利用するためにはテレビ欄のチェックを
副音声はどの番組でも用意されているとは限らない。副音声が用意されている場合は、新聞の番組表や電子番組表に二ヶ国語番組を示す「二」や音声多重放送を示す「多」というマークが付いている。これらのマークが付いていれば、副音声の利用が可能だ。
何も入っていない、あるいはステレオ放送を示す「ス」だけが入っているという場合は、そもそも副音声が用意されていない。
何も入っていない、あるいはステレオ放送を示す「ス」だけが入っているという場合は、そもそも副音声が用意されていない。
外部入力になっている
観ているテレビが副音声に切り替わらない場合、テレビのチューナーではなく、レコーダーのチューナーでテレビを観ている可能性がある。テレビの入力切替をして外部入力からテレビのチューナーに切り替えてみよう。あるいは、レコーダーのリモコンの音声切替を操作してみよう。
4. テレビの副音声を録画する方法
テレビと同様に最近はレコーダーも進化しており、長時間録画も可能になっている。テレビの副音声も方法を知っていれば簡単に録画できる。
テレビの副音声を録画する時にはDRモードで
最近のレコーダーはブルーレイをはじめ、録画容量も大きくなっている。そのため、どの録画モードを使って録画しても主音声と副音声が自動的に記録されることが多い。テレビと同じように、視聴する時にリモコンで切り替えすればOKだ。
一方、数年前の少し古いタイプでは、DRモードで録画しない副音声が記録されない。現在お使いのレコーダーのスペックをもう一度確認しておこう。もし、副音声の記録を取りこぼしたくないという場合には、念のためDRモードで録画しておこう。
一方、数年前の少し古いタイプでは、DRモードで録画しない副音声が記録されない。現在お使いのレコーダーのスペックをもう一度確認しておこう。もし、副音声の記録を取りこぼしたくないという場合には、念のためDRモードで録画しておこう。
結論
テレビの副音声の存在は知っていたけれど、いろいろな番組で視聴できることを知らなかったという方も多いのではないだろうか。副音声は録画でも楽しむことができる。副音声の新たな楽しみ方が広がれば、ひとつの番組で2つの楽しみが生まれることになるだろう。今まで触ったこともなかった音声切替スイッチを切り替えてみよう。テレビの新たな進化を発見できるかもしれない。