1. カポックの育て方の前に

カポックは育て方が簡単であるため、初心者にもおすすめの観葉植物とされている。しかし、カポックがどのような植物かいまいちよく分かっていない方もいるだろう。ここでは、カポックの育て方に迫る前に、どのような植物なのか紹介したい。
カポックの原産国は中国南部や台湾で、正式名称はシェフレラという。カポックの葉は手を広げたような形で丸みを帯びており、風水上では安心感を得られるといわれている。そのため、部屋のインテリアに取り入れれば、落ち着いた空間へと導いてくれるだろう。高さは50~150cmまでと幅広く、育て方次第でさまざまに変化する。生長が早く、かつ環境への順応性も高いため初心者にもおすすめの観葉植物とされている。
カポックの原産国は中国南部や台湾で、正式名称はシェフレラという。カポックの葉は手を広げたような形で丸みを帯びており、風水上では安心感を得られるといわれている。そのため、部屋のインテリアに取り入れれば、落ち着いた空間へと導いてくれるだろう。高さは50~150cmまでと幅広く、育て方次第でさまざまに変化する。生長が早く、かつ環境への順応性も高いため初心者にもおすすめの観葉植物とされている。
2. 屋内や屋外でのカポックの育て方の違い

カポックは育てやすい観葉植物とされているが、場所によって育て方が異なることはご存じだろうか。ここでは、屋内で育てる場合と屋外で育てる場合の育て方の違いを解説する。
屋内で育てる場合
カポックには耐陰性があるため、日光に当たらない屋内でも育てられる。しかし、日光に当てた方が元気に育つといわれているため、なるべく日光に当てるように意識しよう。ただし、直射日光に当てると葉焼けを起こす可能性があるため、カーテン越しに日光に当てるなど直射日光に当たらない工夫が大切だ。
また、夏季や冬季に使用する冷暖房は、乾燥によりカポックの葉が落ちる原因となる。屋内でカポックを育てる際は、冷暖房の風が直接当たらないようにする注意が必要だ。
また、夏季や冬季に使用する冷暖房は、乾燥によりカポックの葉が落ちる原因となる。屋内でカポックを育てる際は、冷暖房の風が直接当たらないようにする注意が必要だ。
屋外で育てる場合
カポックは、春~秋の間であれば屋外でも育てられる。葉焼けする可能性があるため、直射日光には十分注意しよう。日差しが強い場合には、遮光ネットを使用すると安心だ。
冬でも屋外で育てられないことはないが、霜が降りる程の寒さだとカポックが弱ってしまう。0℃を下回るようであれば、屋内に移動させて育てるとよいだろう。
冬でも屋外で育てられないことはないが、霜が降りる程の寒さだとカポックが弱ってしまう。0℃を下回るようであれば、屋内に移動させて育てるとよいだろう。
3. カポックの上手な育て方のコツ

カポックは屋外と屋内の両方で育てられる植物だ。しかし、育て方のコツを分かっていなければ、カポックが元気に育たない。ここでは、カポックの上手な育て方のコツを解説する。
カポックを上手に育てるコツは、基本的な育て方をしっかり押さえることである。以下で育て方のポイントをみていこう。
カポックを上手に育てるコツは、基本的な育て方をしっかり押さえることである。以下で育て方のポイントをみていこう。
水やり
カポックの水やりは、季節によってやり方を変える必要がある。
・春~秋の水やり
春~秋はカポックの生長期である。土が乾燥していたら鉢底から水が出るくらい、たっぷりの水を与えよう。
・冬の水やり
カポックが休眠に入る時期である。そのため、少し乾燥気味に育ててあげるとよいだろう。土が乾燥してから2~3日経過したのを目安に与えるとよい。
・葉っぱの水やり
水やりは土だけでなく、葉にも行う必要がある。なぜなら、水やりを行わないと葉っぱが乾燥し害虫被害の原因となってしまうからだ。葉っぱへの水やりのしかたは、霧吹きに水を入れて吹きかけるだけである。これを、1年通して毎日行うとよいだろう。
・春~秋の水やり
春~秋はカポックの生長期である。土が乾燥していたら鉢底から水が出るくらい、たっぷりの水を与えよう。
・冬の水やり
カポックが休眠に入る時期である。そのため、少し乾燥気味に育ててあげるとよいだろう。土が乾燥してから2~3日経過したのを目安に与えるとよい。
・葉っぱの水やり
水やりは土だけでなく、葉にも行う必要がある。なぜなら、水やりを行わないと葉っぱが乾燥し害虫被害の原因となってしまうからだ。葉っぱへの水やりのしかたは、霧吹きに水を入れて吹きかけるだけである。これを、1年通して毎日行うとよいだろう。
肥料のやり方
カポックが生長期にあたる4~10月は肥料で生長をサポートしてあげるとよい。生長期には、10~15日間隔で液体タイプの肥料を与えるようにしよう。冬場に行うと、肥料焼けを起こしてカポックが弱ってしまうため、肥料を与える量に注意が必要だ。
仕立て方
カポックは生長していくと、脇から芽がたくさん出てきてしまう。放置していると、カポックのキレイな樹形が崩れてしまうため、脇芽は定期的に摘みキレイな樹形を保とう。
挿し木のやり方
カポックがある程度育ってきたら、数を増やしたいと思う方も多いだろう。カポックは挿し木をすることで、簡単に増やすことが可能だ。挿し木とは、枝を切って土に挿すことをいう。ここでは、実際のやり方を説明していく。
・必要なもの
・コップまたはボウル
・土
・鉢
・割り箸
・方法
1.カポックの枝を先端から10cm程度切る
2.1の切り口がV字になるように切る
3.2に付いている葉っぱを2~3枚残し、他は全て取る
4.コップ(ボウル)に水を入れ、枝をしばらく浸けておく
5.鉢に土を入れる
6.割り箸で土に穴を開け、枝を挿す
7.土にたっぷりの水を与える
土の乾燥にさえ気をつけていれば、4~6週間で根が生えてくる。「カポックを他の場所にも飾りたい」「色々な育て方を楽しみたい」という方は、挿し木をして増やすとよいだろう。
・必要なもの
・コップまたはボウル
・土
・鉢
・割り箸
・方法
1.カポックの枝を先端から10cm程度切る
2.1の切り口がV字になるように切る
3.2に付いている葉っぱを2~3枚残し、他は全て取る
4.コップ(ボウル)に水を入れ、枝をしばらく浸けておく
5.鉢に土を入れる
6.割り箸で土に穴を開け、枝を挿す
7.土にたっぷりの水を与える
土の乾燥にさえ気をつけていれば、4~6週間で根が生えてくる。「カポックを他の場所にも飾りたい」「色々な育て方を楽しみたい」という方は、挿し木をして増やすとよいだろう。
4. カポックの育て方で気をつけるべきこと

カポックの上手な育て方を説明してきたが、カポックの育て方には注意すべき点もいくつかある。ここでは、カポックの育て方で注意すべき点を解説する。
害虫に注意する
カポックにはハダニやアブラムシ、カイガラムシなどの害虫がつきやすい。中でもハダニには十分注意が必要だ。ハダニはカポックの栄養を吸収しカポックを弱らせたり、枯らしたりする可能性があるので、見つけたらすぐに駆除しよう。また、アブラムシやカイガラムシもカポックを弱らせる原因となるため、見つけたら早めの駆除が大切だ。アブラムシは、大量発生しているケースが多いため、見つけた場合は殺虫剤を使って一気に駆除を行おう。
定期的に剪定を行う
カポックは数年経つと枝の長さにバラつきが生じ、見た目が悪くなってしまう。また、生長するうえで大切な日当たりや風通しも悪くなってくる。そのため、定期的に剪定を行う必要ある。剪定を行う際は、古くなった葉をしっかり切り落とそう。カポックはさまざまな形に矯正もできるため、自身の好みに合う形を考えたうえで整えてあげるとよい。
生長に合わせて植え替えをする
カポックは生長するのが早い植物だ。1~2年経つと、鉢の中いっぱいに根が生えた状態になり、根詰まりを起こしてしまう。放置すると根が腐る原因になるため、こまめに植え替えを行うことが大切だ。植え替えは、5~7月に行うのが最適とされており、水はけのよい土と今より1回り大きい鉢を選んで植え替えよう。
結論
カポックは、観葉植物の中でも育てやすい品種の1つだ。風水では安心感を得られるとされているため、部屋のインテリアとして活用すればリラックスできる空間を作れるだろう。育てるうえでの注意点もいくつかあるが、そこまで難しいことはないため、観葉植物を育ててみたい方は、カポックから育ててみてはいかがだろうか。