1. 火災警報器とは
火災警報器がどんなものなのかはすでにご存じの方も多いと思うが、ここでは一度火災警報器について簡単に紹介していく。
火災警報器とは煙や熱を素早く感知し、警報音または音声によって火災を知らせてくれる機械のことだ。出火をいち早く知らせてくれるため、初期消火や迅速な避難につなげられる。
この火災警報器は、火災時の逃げ遅れを防止するため、2006年~2011年にかけて徐々に設置が義務付けられてきた。2008年時点では、30%台だった設置率も現在では80%以上とかなり普及してきている。普及率に伴い、火災による死者数も徐々に減少している。
火災警報器とは煙や熱を素早く感知し、警報音または音声によって火災を知らせてくれる機械のことだ。出火をいち早く知らせてくれるため、初期消火や迅速な避難につなげられる。
この火災警報器は、火災時の逃げ遅れを防止するため、2006年~2011年にかけて徐々に設置が義務付けられてきた。2008年時点では、30%台だった設置率も現在では80%以上とかなり普及してきている。普及率に伴い、火災による死者数も徐々に減少している。
2. 火災警報器の設置義務について
火災警報器は約10年前から設置が義務付けられていたのだが、ご存じだっただろうか。また設置はしてあるが、点検などを何もしていないという家庭も多いだろう。ここでは、火災警報器の設置義務や、交換・点検の必要性について解説していく。
火災警報器は、消防法の改正によって2006年から新築物件を対象に設置が義務付けられてきた。2011年から全ての住宅への設置が義務付けられている。付けていないからといってとくに罰則などはないが、普及率は82.3%とほぼ全ての家庭で取り付けていることが分かる。
普及率が増えたのはよいことだが、取り付けてあるだけで満足してはいないだろうか。火災警報器は、取り付けから10年程度で電池切れや故障が目立ってくるといわれている。そのため、こまめな点検と交換が必要となる。
ここで、点検の仕方をみていこう。点検の方法は簡単で、火災警報器に付いているヒモを引っ張る、またはボタンを押すだけである。正常であれば「ピーピーピー、火事です」などの音が鳴るが、何らかの異常があると音が鳴らない。電池がきちんとセットされていても音が鳴らない場合には、電池切れや故障の可能性がある。火災時に作動しないことがないように、早めの対処が必要だ。
火災警報器は、消防法の改正によって2006年から新築物件を対象に設置が義務付けられてきた。2011年から全ての住宅への設置が義務付けられている。付けていないからといってとくに罰則などはないが、普及率は82.3%とほぼ全ての家庭で取り付けていることが分かる。
普及率が増えたのはよいことだが、取り付けてあるだけで満足してはいないだろうか。火災警報器は、取り付けから10年程度で電池切れや故障が目立ってくるといわれている。そのため、こまめな点検と交換が必要となる。
ここで、点検の仕方をみていこう。点検の方法は簡単で、火災警報器に付いているヒモを引っ張る、またはボタンを押すだけである。正常であれば「ピーピーピー、火事です」などの音が鳴るが、何らかの異常があると音が鳴らない。電池がきちんとセットされていても音が鳴らない場合には、電池切れや故障の可能性がある。火災時に作動しないことがないように、早めの対処が必要だ。
3. 火災警報器の種類
火災警報器には、さまざまな種類がある。種類ごとに特徴も異なるため違いを押さえたうえで、家庭にあったものを取り入れることが大切だ。ここでは、火災警報器の種類を解説していく。「設定」「感知」「電源」「形状」の4つの項目で違いをみていこう。
設定の違い
設定の違いには「単独式」と「連動式」がある。
・単独式
火災の煙や熱などを感知した警報器のみが火災を知らせるというものだ。
・連動式
単独式とは対照的に1つの警報器が火災を感知したら、他の警報器も連動して家全体に火災を知らせるものとなっている。全体に火災を知らせてくれるため、単独式より気付きやすい。戸建てへの設置は、この連動式が推奨されている。
・単独式
火災の煙や熱などを感知した警報器のみが火災を知らせるというものだ。
・連動式
単独式とは対照的に1つの警報器が火災を感知したら、他の警報器も連動して家全体に火災を知らせるものとなっている。全体に火災を知らせてくれるため、単独式より気付きやすい。戸建てへの設置は、この連動式が推奨されている。
電源の違い
電源には「電池式」と「AC100V式」がある。
・電池式
火災警報器に電池を入れて使用するタイプ。取り付けが簡単にできるため、広く使われていることが多い。
・AC100V式
家の電源やコンセントに接続させて使用するタイプだ。電気工事が必要であるため、気軽に取り付けることはできない。しかし、電池交換が不要というメリットがある。
・電池式
火災警報器に電池を入れて使用するタイプ。取り付けが簡単にできるため、広く使われていることが多い。
・AC100V式
家の電源やコンセントに接続させて使用するタイプだ。電気工事が必要であるため、気軽に取り付けることはできない。しかし、電池交換が不要というメリットがある。
感知の違い
火災警報器が火災を判断するための材料は、大きく分けて「煙」と「熱」の2種類となっている。
・煙式
煙を感知することで、火災を知らせるものだ。煙式は、階段や寝室への設置が義務付けられている。
・熱式
65度など一定以上の熱を感知した時に、火災を知らせるタイプだ。調理の際に出る煙や湯気などには反応しにくいため、台所への設置に向いている。
・煙式
煙を感知することで、火災を知らせるものだ。煙式は、階段や寝室への設置が義務付けられている。
・熱式
65度など一定以上の熱を感知した時に、火災を知らせるタイプだ。調理の際に出る煙や湯気などには反応しにくいため、台所への設置に向いている。
形状の違い
火災警報器の形状には、主に天井に取り付けるタイプと壁に付けるタイプの2種類がある。最近ではインテリアにも合う薄型タイプや、本体に灯りが付いていて夜間でも避難しやすいタイプも出ているようだ。自身が重視したい点に合わせて選ぶとよいだろう。
4. 火災警報器の設置場所
火災警報器は設置してあれば、どこでもよいというわけではない。設置すべき場所は市町村条例によって決められている。ここでは、火災警報器の設置場所を解説していく。これから、取り付けようと思っている方はもちろんのこと、すでに取り付けてある方も設置場所が合っているかどうか確認してみてほしい。
火災警報器の設置が義務付けられている場所は、基本的に「寝室」と「階段」の天井近くである。寝室とは、普段寝る時に使用している全ての場所のことだ。子どもが自身の部屋で寝ているのであれば、その部屋にも付ける必要がある。階段の場合は、寝室がある階の最上部にあたる位置に取り付けよう。自治体によっては寝室と階段以外の場所への設置も義務付けている場合がある。設置場所の詳細を知りたい方は、お住まいの地域の自治体へ確認してほしい。
火災警報器の設置が義務付けられている場所は、基本的に「寝室」と「階段」の天井近くである。寝室とは、普段寝る時に使用している全ての場所のことだ。子どもが自身の部屋で寝ているのであれば、その部屋にも付ける必要がある。階段の場合は、寝室がある階の最上部にあたる位置に取り付けよう。自治体によっては寝室と階段以外の場所への設置も義務付けている場合がある。設置場所の詳細を知りたい方は、お住まいの地域の自治体へ確認してほしい。
設置する際のポイント
天井に取り付ける際は、警報器の中心が梁や壁から60cm以上、またエアコンの吹き出し口からは1.5m以上離れるようにしよう。壁に付ける際は、天井から15~50cm以内の高さに警報器の中心がくるよう取り付けることが大切だ。
結論
火災警報器は、火災から命を守るために重要なものだ。2011年に全ての住宅に設置が義務付けられ、現在では80%以上の家庭に取り付けられている。しかし、設置してあるだけで点検や交換をしていない家庭も多いだろう。火災警報器は10年経つと故障や電池切れを起こすことが多い。火災時に作動しないことがないように、点検はこまめに行おう。また、交換の際には設置基準を確認してから、取り付けを行ってほしい。