目次
1. 瓶のふたが開かない原因

瓶のふたが開かない原因には以下の2つが考えられる。
気圧の変化によるもの
瓶詰にされた食品や調味料は保存食だ。未開栓の瓶詰は空気に触れて酸化しないように中が低圧状態になっている。瓶のふたを一度開けてしまった瓶詰も冷蔵庫で冷やされることで中の気圧が徐々に下がっていく。この状態で瓶のふたを開けようとすると外気圧によってふたが押さえつけられるため、簡単に開かない状態になってしまう。
瓶の中身がふたに付着している
瓶詰のジャムや調味料は何度か使っているうちに、瓶のふたなどに内容物が付着して開かないことがある。とくに中身がジャムやハチミツといった粘度が高いものであれば、接着剤のように瓶のふたが密着してしまう。
長期間冷蔵庫に入れておくと、水分が蒸発してカチカチに固まることもある。このような状態にならないように、使い終わったら瓶の口を拭き取っておくといいいだろう。
長期間冷蔵庫に入れておくと、水分が蒸発してカチカチに固まることもある。このような状態にならないように、使い終わったら瓶の口を拭き取っておくといいいだろう。
2. 瓶のふたが開かないときの対処方法【腕力】

瓶のふたが開かないときにまっ先にやってみるのが腕力による方法だ。力任せに開けようとしても開かないこともある。腕力で瓶のふたを開けるときにも実はコツがある。
瓶の方に力を入れる
瓶のふたを開けるとき、ついつい瓶のふたに力を入れてしまいがちだ。実はふたをひねるのは力が伝わりにくいため、ふたが開かない原因にもなっている。
ふたも瓶も円形だが、円形のものは直径が大きいほど力が入りやすい。指でつまむふたよりも、手ですっぽり覆うことができる瓶の方が力が入りやすい。ふたを回すというよりも、ふたは固定しておいて、瓶を回す感覚で力を入れてみよう。
ふたも瓶も円形だが、円形のものは直径が大きいほど力が入りやすい。指でつまむふたよりも、手ですっぽり覆うことができる瓶の方が力が入りやすい。ふたを回すというよりも、ふたは固定しておいて、瓶を回す感覚で力を入れてみよう。
手首は固定して回す
手首だけでふたを回しても、力が入りにくいため瓶のふたは開かない。むしろ、手首を固定して腕全体の力で開けるイメージで回そう。具体的には腕を前方に伸ばして、肘だけを軽く曲げる。力を入れる瞬間に瓶を体に引き寄せるようにすると、力が伝わりやすく非力な女性でも意外とすんなりふたが開くことがある。
3. 瓶のふたが開かないときの対処方法【ゴム手袋】

瓶のふたが開かないときには、摩擦の力を利用することで簡単に開けることができる。キッチンにあるゴム手袋を活用しよう。
ゴム手袋をつけるだけ
瓶のふたが開かないのは、手が滑ってしまうことが原因かもしれない。ゴム手袋を装着した手を瓶のふたにピッタリと密着させることで、あまり力を入れなくてもふたを開けることができる。
輪ゴムでもOK
瓶のふたが開かない場合、輪ゴムでも同じ効果が期待できる。輪ゴムを10本ほど用意する。それを瓶に巻きつけてふたを回す。瓶に巻いた輪ゴムが滑り止めの役割をするので、力が分散されることなくふたを開けることができる。
4. 瓶のふたが開かないときの対処方法【ふたを温める】

瓶のふたが開かない場合、瓶のふたを温めるという方法がある。
50℃くらいのお湯で瓶とフタを温める
瓶のふたが開かないのは、瓶の外と瓶の中身の気圧が違ってしまっているからだ。低圧状態の瓶の中を外気圧と同じにするためには、温めることが手っ取り早し方法だ。
ふたと瓶を一緒に温めると、金属は熱伝導率が高く早く膨張する。一方、ガラスの方は金属よりも熱伝導率が低いため、そのままの状態を維持する。そこで生まれるのが隙間だ。この隙間のおかげで開かない瓶のふたも簡単に開けることができる。
お湯の代わりに、ドライヤーでも同じ効果が期待できる。瓶と瓶のふたの間の部分に熱風を当てることで、隙間ができて簡単にふたを開けることができる。
ふたと瓶を一緒に温めると、金属は熱伝導率が高く早く膨張する。一方、ガラスの方は金属よりも熱伝導率が低いため、そのままの状態を維持する。そこで生まれるのが隙間だ。この隙間のおかげで開かない瓶のふたも簡単に開けることができる。
お湯の代わりに、ドライヤーでも同じ効果が期待できる。瓶と瓶のふたの間の部分に熱風を当てることで、隙間ができて簡単にふたを開けることができる。
5. 瓶のふたが開かないときの対処方法の注意点

瓶のふたが開かないとき、いろいろな方法が考えられるがNGなやり方もあるので注意しよう。
火でふたをあぶる
瓶のふたを開けるためにお湯を沸かすのは面倒くさいからといって、直接コンロなどの火で瓶やふたをあぶってしまうのは火傷の危険性がある。さらに、瓶の中の内部気圧が急速に高まることで、瓶が割れてしまうこともある。瓶のふたが開かないからといって直火であぶるようなことは避けよう。
瓶を逆さまにして叩く
瓶を下から叩くことで、瓶と瓶のふたとの間に空間ができるため開かないふたが開けやすくなる。しかし、叩く力加減は瓶の厚みや強度などによって変ってくるため、加減を誤って強く叩きすぎると割れてしまう危険性がある。
結論
いざ使おうと思って瓶のふたが開かないと、イライラしてしまう。女性に頼まれて力ずくで開けようとして失敗すると、何となく気まずい思いもする。瓶のふたを開けるのは、腕力ではなく科学的根拠に基づいて開けるのがスマートな開け方だ。コツを理解してスマートに開けよう。