1. ドライヤーから異音がする原因は?

ドライヤーから異音がする場合、次のようなことが考えられる。
寿命が近づいている
使い方などにもよるが、一般的にドライヤーの寿命は3〜4年程度といわれている。長くお使いのドライヤーから異音が聞こえたときは、寿命が近づいていると考えるのが自然だろう。詳しくは後述するが、寿命が近づいたドライヤーは異音以外にも症状が出る場合がある。当てはまれば買い替えなども検討しよう。
ホコリが溜まっている
そこまで長く使っているドライヤーではない場合、ホコリなどの汚れが溜まっていることも考えられる。たとえば吸い込み口にホコリが詰まると、温風を使用時に温度が高くなってしまうことがある。ドライヤー内部に組み込まれたサーモスイッチと呼ばれる保護装置が作動する際、パチっという音が聞こえることがある。
あるいは、パナソニックのナノイー搭載のドライヤーなどでは、イオンを発生させるための電極部分に汚れが溜まると、異常放電を起こしてパチパチと音がすることもある。こうした音を異音と感じる方もいるだろう。
あるいは、パナソニックのナノイー搭載のドライヤーなどでは、イオンを発生させるための電極部分に汚れが溜まると、異常放電を起こしてパチパチと音がすることもある。こうした音を異音と感じる方もいるだろう。
実は異音ではない
同じくパナソニックのナノイーなどに見られる症状だが、イオンを発生させる際にジーという放電音が聞こえることがある。はじめてイオン放出機能を備えたドライヤーを使うときなどは、放出音を異音と感じる可能性もあるだろう。
2. ドライヤーから異音が聞こえたら

次に、ドライヤーから異音が聞こえたときの対処法を見ていこう。まずは何が原因かを探ることが大切だ。
使用を中止する
ドライヤーから異音がする場合、原因がはっきりするまでは使用を控えよう。
取扱説明書をチェックする
取扱説明書に、異音と感じられる症状に関する記載があるかもしれない。対処法なども書かれているはずなのでそれに従おう。どういったケースで異音がするのか、覚えておくことも大切だ。
ホコリが原因であれば取り除く
ホコリが異音の原因だったときは、ブラシや綿棒、掃除機などを使ってホコリを取り除こう。詳しいお手入れ方法は、お使いのドライヤーの取扱説明書をチェックしてほしい。
解消しないor原因不明なら問い合わせる
ホコリを取り除いても異音が続く、あるいは異音の原因が分からないときは、販売店またはメーカーに問い合わせよう。どういった種類の異音なのか、どんなときに異音が聞こえるのかを伝えられるようにまとめておくとスムーズだ。
明らかに寿命であれば買い換える
長くお使いのドライヤーで、異音以外にも症状がある場合は寿命が近いと考えられる。完全に故障すると使えなくて困ってしまうので、その前に買い替えておくことをおすすめする。それほど長く使っていないドライヤーだったときは、修理を検討するのもよい。
3. ドライヤーの異音以外に気をつけたい症状

寿命が近づいているドライヤーは、異音以外にも症状が出ることがある。次のようなケースは寿命が近い、または故障している(故障の寸前)といったことが考えられる。
気をつけたい異音以外のドライヤーの症状
- 本体が異様に熱を持つ
- 焦げくさいにおいがする
- 温風が出なくなる
- 電源が入りにくい
- コードが熱くなる など
一例だが、異音以外にドライヤーにこうした症状が現れたら、寿命または故障のおそれがある。異音がしたら、上記のような症状がないかもあわせてチェックしておこう。
4. ドライヤーの異音は修理や買い替えのサイン

お伝えしてきたように、ドライヤーから聞こえる「明らかな異音」は寿命や故障の可能性が高い。異音がするドライヤーを使い続けると、思わぬ事故やケガを招いてしまうおそれがあるため危険だ。少しでも異音が気になるときはそのドライヤーの使用を中止し、修理や買い替えを検討してほしい。
結論
ドライヤーの異音には、修理や買い替えが必要なもの、お手入れで解消する可能性のあるもの、異音と感じるだけで使用上は問題ないものなどがある。まずは、ドライヤーから聞こえる異音の原因を探ることが大切だ。解消しないときは無理に使用を続けず、メーカーなどに問い合わせよう。