1. 調子が悪いミシンは修理を相談してみよう

ミシンは基本的には長く使える機器だが、消耗品であることに変わりはない。使用頻度や使い方などにもよるが、糸調子がうまくいかない、縫い目が飛ぶ、糸が絡んだり切れたりする、動かなくなってしまったなど調子が悪くなることもある。
まずは修理を検討しよう
ミシンに限らず、機器類の不調は修理か買い替えで迷うことが多いが、明らかに修理をしても戻らないというケースを除きまずは修理を検討しよう。目安は針や糸などをセットしなおしたり、ミシンの電源を入れ直したりしても症状が改善されない場合だ。古いミシンでメーカーから部品の供給がないといったケースは修理できないこともあるが、古い部品を確保してある業者もいる。まずは診断を依頼し、修理できるのであれば修理をお願いしよう。
2. ミシンを修理してくれるお店の探し方

ミシンの修理に対応してくれるお店はどう探せばよいのだろか?いくつか手段を紹介する。
ネット検索
もっとも手軽な方法だ。ネットで「ミシン 修理」あとは地域などでリサーチすればすぐに見つかるだろう。
販売店
ミシンを購入した店舗、あるいは購入してはいないが近所にある販売店などで、修理をしてくれることがある。
自治体のホームページ
たとえば神奈川県川崎市は、ホームページ上でさまざまなモノの修理や再生に対応してくれる店舗リストが掲載されたページを公開している。布団や洋服、自動車や家具などがあり、その中にミシンの修理に対応する店舗も載っている。すべての自治体がそうとは限らないが、もしかするとお住まいの自治体でも同じような情報を公開しているかもしれない。
メーカーの修理サービス
ブラザーやジャノメなど、各ミシンメーカーでも修理サービスを提供している。他メーカーのミシンは対応してくれない可能性が高いが、自社メーカーのミシンなら安心して修理を任せられそうだ。
3. ミシンの修理にかかる料金はどれくらい?

ミシンの修理料金はどれくらいだろうか?もちろんメーカーやお店によって料金設定が異なるほか、ミシンの型番や修理する箇所(部品)などさまざまな条件で変わってくるが、おおよその目安は知っておいたほうがよいだろう。
ミシンの修理料金の目安
お店に依頼した場合、一般的な家庭用のミシンで5,000〜20,000円程度といった価格幅が目安となる。分解をともなわなければ数千円で済むケースが多いが、分解を含み、かつ部品の交換が入ってくると10,000円オーバーになる。特殊な部品であれば料金はさらに高くなる傾向にある。
一方でメーカーに依頼した場合は、7,000〜40,000円オーバーなど価格幅が広い。調整程度で済んだ場合でも10,000〜20,000円あたりが目安となる。お店と同じく、分解による部品交換や特殊な部品の交換などは高くなる傾向にある。
一方でメーカーに依頼した場合は、7,000〜40,000円オーバーなど価格幅が広い。調整程度で済んだ場合でも10,000〜20,000円あたりが目安となる。お店と同じく、分解による部品交換や特殊な部品の交換などは高くなる傾向にある。
出張料などがかかるケースも
ミシンの修理料金のほかに出張料(配送の場合は送料)や診断料、部品代などがかかるケースもある。まずは症状やメーカー、型番などを伝えて見積もりを出してもらい、納得のいく料金であれば修理を依頼するなどしよう。
保証期間内なら無償修理の可能性も
メーカーの保証期間内かつ、対象となる修理であれば無償で直してもらえる可能性がある。保証書とメーカーのホームページを確認し、分からないときはメーカーのミシン修理サービスなどに問い合わせてみよう。
4. ミシンの修理か買い替えかで迷ったら

ミシンを修理に出すか新しく買い替えるか、迷ったときの判断基準も自分なりに設けておこう。
修理と買い替えどちらを選ぶべき?
ミシンは一生モノともいわれるが、近年では低価格のミシンも多数販売されている。上級者向けや職業用といったミシンは20年以上など長く使い続けることができるが、家庭用の一般的なミシンは10年程度が目安とされている。10年前後で故障したときは、修理料金がいくらになるか(出してもよいと思える金額か)を確認して判断するとよいだろう。
ミシンの価格で判断する方法もある。たとえば3万円程度で購入できるコンパクトなミシンであれば、高い修理料金をかけて直すよりも買い替えたほうが生産的だろう。逆に10万円を超えるようなミシンは、修理して長く使い続けることをおすすめする。いずれも、保証期間内で無償修理が可能なら頼んでもよいだろう。
なおメーカーが部品を保有している期間は、製造中止から8〜10年ほどだ。部品がなく修理できないケースもあるため覚えておこう。
ミシンの価格で判断する方法もある。たとえば3万円程度で購入できるコンパクトなミシンであれば、高い修理料金をかけて直すよりも買い替えたほうが生産的だろう。逆に10万円を超えるようなミシンは、修理して長く使い続けることをおすすめする。いずれも、保証期間内で無償修理が可能なら頼んでもよいだろう。
なおメーカーが部品を保有している期間は、製造中止から8〜10年ほどだ。部品がなく修理できないケースもあるため覚えておこう。
結論
ミシンの調子が悪くなったときは、まずは修理を検討しよう。メーカーの修理サービスはやや高い印象だが、自社メーカーのミシンなので安心感はある。修理か買い替えで迷ったら、使用年数や購入金額、保証の有無などから判断しよう。