1. 育て方の前にクワズイモについて知ろう

クワズイモは人気のある観葉植物の1つだ。特徴的な見た目から、インテリアに取り入れる方も多い。そのため、クワズイモの育て方を知りたいと思っている方もいるだろう。しかし、クワズイモがどんな植物か詳しく知らない方も多いはず。ここでは、育て方の前にクワズイモについて簡単に説明していきたい。
クワズイモは、サトイモ科の観葉植物である。サトイモによく似ているが、根の部分に毒があり食べられない品種であったため、クワズイモと名づけられたのだそうだ。原産国は亜熱帯~熱帯地域とされているが、沖縄や九州などに自生している品種もある。
クワズイモは地上に出た太く膨らんでいる根と、その根から伸びてくるハート型の葉が魅力的な植物だ。オシャレな見た目から、お店のディスプレイなどによく活用されている。また、クワズイモは成長が早いため、別名「出世芋」とも呼ばれており、就職祝いなどのギフトにも用いられている。育て方も比較的簡単で初心者にもおすすめの観葉植物となっている。
クワズイモは、サトイモ科の観葉植物である。サトイモによく似ているが、根の部分に毒があり食べられない品種であったため、クワズイモと名づけられたのだそうだ。原産国は亜熱帯~熱帯地域とされているが、沖縄や九州などに自生している品種もある。
クワズイモは地上に出た太く膨らんでいる根と、その根から伸びてくるハート型の葉が魅力的な植物だ。オシャレな見た目から、お店のディスプレイなどによく活用されている。また、クワズイモは成長が早いため、別名「出世芋」とも呼ばれており、就職祝いなどのギフトにも用いられている。育て方も比較的簡単で初心者にもおすすめの観葉植物となっている。
2. クワズイモの正しい育て方

クワズイモの育て方は簡単といわれているが、正しい育て方をしないと枯れてしまうこともある。ここでは、クワズイモの正しい育て方を解説していく。
水やりのしかた
まず、育て方のなかで大事なことの1つが水やりだ。水やりは季節によって、やり方を変えなければならない。ここでは、季節ごとの水やりのしかたを紹介する。
・春~夏
この時期はクワズイモの成長期にあたる。そのため、スクスクと成長するように、土が乾いたらたっぷりの水を与えるのが大切だ。夏の場合は、毎日与えても問題ないだろう。
・秋~冬
クワズイモが休眠期に入る季節である。この時期は、成長期とは違い土を乾燥気味に育てるのがポイントだ。土が乾いたらすぐに与えるのではなく、2~3日おいてから水を与えるとよい。
・葉の水やり
土に対してだけでなく、葉に対しての水やりも行ってほしい。葉の水やりを行うことで、害虫予防ができ丈夫に育つことにつながるからだ。やり方は至って簡単で、霧吹きを使って1日1回水を葉にかけるだけである。難しい作業ではないため、毎日の生活に取り入れてみてほしい。
・春~夏
この時期はクワズイモの成長期にあたる。そのため、スクスクと成長するように、土が乾いたらたっぷりの水を与えるのが大切だ。夏の場合は、毎日与えても問題ないだろう。
・秋~冬
クワズイモが休眠期に入る季節である。この時期は、成長期とは違い土を乾燥気味に育てるのがポイントだ。土が乾いたらすぐに与えるのではなく、2~3日おいてから水を与えるとよい。
・葉の水やり
土に対してだけでなく、葉に対しての水やりも行ってほしい。葉の水やりを行うことで、害虫予防ができ丈夫に育つことにつながるからだ。やり方は至って簡単で、霧吹きを使って1日1回水を葉にかけるだけである。難しい作業ではないため、毎日の生活に取り入れてみてほしい。
置き場所
クワズイモは、直射日光が苦手だが、日光に当たらないと元気に育たない品種だ。ここでは、屋外と屋内のそれぞれで育てる場合の置き場所の決め方を説明する。
・屋外
直射日光を避け、やわらかい日差しが差しこむ場所に置いておくとよい。ただし、雨にあたると根腐れの原因になる可能性があるため、雨の日には雨があたらない場所や室内に移動するとよいだろう。また、気温の変化によっても置き場所を変える必要がある。真夏日で40℃を超えるほど暑い日は日陰に移動しよう。その際、遮光ネットなどで遮光をすると葉焼け防止にもなりおすすめだ。クワズイモは耐寒性があり最低0℃まで耐えられるが、屋外の温度が12℃程度を下回ったら、室内へ入れることを検討するとよいだろう。
・屋内
屋内で育てる場合も屋外同様に直射日光を避けた場所に置くのが大切だ。ただし、日光を当てることも大切であるため、カーテンを引いた窓際に設置するとよいだろう。仮に、元気がなくなってきている場合は、日光不足が原因かもしれない。現在よりも日光の当たる場所に移動するとよいだろう。また、夏や冬に利用することが多い冷暖房の風は、クワズイモに直接当たると傷む原因となる。冷暖房を利用する際は、クワズイモが直接風に当たらずに済む場所へ移動させよう。
・屋外
直射日光を避け、やわらかい日差しが差しこむ場所に置いておくとよい。ただし、雨にあたると根腐れの原因になる可能性があるため、雨の日には雨があたらない場所や室内に移動するとよいだろう。また、気温の変化によっても置き場所を変える必要がある。真夏日で40℃を超えるほど暑い日は日陰に移動しよう。その際、遮光ネットなどで遮光をすると葉焼け防止にもなりおすすめだ。クワズイモは耐寒性があり最低0℃まで耐えられるが、屋外の温度が12℃程度を下回ったら、室内へ入れることを検討するとよいだろう。
・屋内
屋内で育てる場合も屋外同様に直射日光を避けた場所に置くのが大切だ。ただし、日光を当てることも大切であるため、カーテンを引いた窓際に設置するとよいだろう。仮に、元気がなくなってきている場合は、日光不足が原因かもしれない。現在よりも日光の当たる場所に移動するとよいだろう。また、夏や冬に利用することが多い冷暖房の風は、クワズイモに直接当たると傷む原因となる。冷暖房を利用する際は、クワズイモが直接風に当たらずに済む場所へ移動させよう。
肥料の与え方
クワズイモに肥料を与えることは、成長のサポートにつながる。ここでは、肥料の正しい与え方を説明する。
クワズイモに肥料を与えてよい時期は、成長期である4~8月だ。秋~冬の時期に与えると、肥料焼けを起こしてしまうため注意してほしい。クワズイモへの肥料の与え方は、液性肥料と固形肥料によって異なる。液性肥料の場合は、1000~3000倍に希釈したものを1週間~10日の間隔で与えるとよい。固形肥料の場合は、2~3週間程度のペースで与えるとよいだろう。成長期であっても、適正量以上だと肥料焼けを起こしてしまうため、説明書などで適正量をよく確認してから行うとよい。
クワズイモに肥料を与えてよい時期は、成長期である4~8月だ。秋~冬の時期に与えると、肥料焼けを起こしてしまうため注意してほしい。クワズイモへの肥料の与え方は、液性肥料と固形肥料によって異なる。液性肥料の場合は、1000~3000倍に希釈したものを1週間~10日の間隔で与えるとよい。固形肥料の場合は、2~3週間程度のペースで与えるとよいだろう。成長期であっても、適正量以上だと肥料焼けを起こしてしまうため、説明書などで適正量をよく確認してから行うとよい。
3. クワズイモの成長段階ごとの育て方

クワズイモを栽培する際には、正しい育て方以外にも成長に合わせて行うべきことがある。ここでは、クワズイモの成長段階ごとの育て方を紹介する。
クワズイモの成長に合わせた育て方には「植え替え」と「剪定」がある。順に説明していこう。
クワズイモの成長に合わせた育て方には「植え替え」と「剪定」がある。順に説明していこう。
植え替え
クワズイモの成長は早いため、1~2年に1度は植え替えが必須となる。これをやらずに放置していると、根詰まりを起こし根腐れを起こしてしまうため、注意してほしい。植え替えのタイミングとなる根詰まりのサインには以下のようなものがある。
- 水はけが悪い
- 鉢底から根が出てきている
上記のサインがみられたら、根詰まりを起こしている可能性が高いため、早めに植え替えを行おう。植え替えは5~7月に行うのが一般的である。しかし、室内で育てているのであればいつ行っても問題ないため、根詰まりに気づいたら早めに対応しよう。ここからは、植え替えに必要なものと植え替え方法について説明する。
- 必要なもの
- 観葉植物用の培養土
- 使用中のものより1回り大きい鉢
- 割り箸
- ゴム手袋
- 鉢底石
- 鉢底ネット
・方法
- クワズイモを鉢から抜く
- 1の根に付いている土を大体落とす
- 新しい鉢の中に鉢底ネットを敷く
- 3の上に鉢底石を敷く
- 4の上から培養土を入れ、真ん中に穴を作る
- クワズイモが穴の中央にくるように合わせて置く
- 上から土をかぶせて固める
- たっぷりの水をあげて日陰で様子をみる
剪定
クワズイモは、成長するにつれて葉が黄色くなったり垂れ下がったりしてくる。放置していると、通気性が悪くなったり害虫被害にあったりする原因となるため、定期的に剪定することが大切だ。剪定と聞くと難しく考えてしまいがちだが、古い葉や邪魔な葉、枯れている葉などを切り取るだけでOKである。長く伸びた茎が嫌な場合には、自身の好きな長さまで切ってしまって大丈夫だ。なぜなら、切ったところから脇芽が伸びてくるからである。
1つだけ注意してほしいことは、剪定する際に手袋を着用することだ。剪定の際に出てくる樹液を手で触ってしまうと、かぶれることがあるからである。剪定時は忘れずに手袋を着用してほしい。
1つだけ注意してほしいことは、剪定する際に手袋を着用することだ。剪定の際に出てくる樹液を手で触ってしまうと、かぶれることがあるからである。剪定時は忘れずに手袋を着用してほしい。
4. クワズイモの育て方で気をつけるべきこと

クワズイモは正しい育て方をしていても、トラブルが生じることがある。ここでは、クワズイモの育て方で気を付けてほしい点を説明する。
クワズイモの育て方で注意してほしい点は、「害虫被害」と「病気」である。順に解説していく。
クワズイモの育て方で注意してほしい点は、「害虫被害」と「病気」である。順に解説していく。
害虫被害を受けやすい
クワズイモは、ハダニ・アブラムシ・カイガラムシの3種類の害虫から被害を受けやすい。これらの虫は、クワズイモの栄養を吸収し結果的に枯らしてしまう。そのため、見つけたらすぐに駆除することが大切だ。ハダニやアブラムシには殺虫剤を使い、カイガラムシは歯ブラシでこすり落として除去するとよい。
かかりやすい病気がある
クワズイモにはかかりやすい病気もある。それは、軟腐病というものだ。軟腐病とは、細菌性の病気で、これにかかると根が腐って枯れてしまう。しかし、根のすべてが腐っていなければ、適切な対処をして育てなおすことはできる。
対処法は以下の通りだ。
対処法は以下の通りだ。
- 腐っている部分を切り落とす
- 切り口を乾燥させ、殺菌剤を塗布する
- 新しい土に植え替えて育てる
上記を行えば、再度大きく育てられる。早めに対処できるように普段からクワズイモの状態をよく観察しておくとよいだろう。
結論
クワズイモは、見た目もオシャレで育てやすいため人気の観葉植物となっているが、正しい育て方をしないと枯れたり害虫の被害にあったりすることもある。正しい育て方を理解したうえで栽培を行ってほしい。クワズイモの南国のような雰囲気を利用して、自宅をオシャレに変えてみてはいかがだろうか。