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レンチとスパナの違いは?使用目的に合わせた種類と選び方

レンチとスパナの違いは?使用目的に合わせた種類と選び方

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年7月17日

DIYを趣味とする方ならぜひ用意しておきたいレンチとスパナ。このふたつの道具の違いをご存じだろうか。レンチもスパナも、それぞれ目的に合わせてたくさんの種類がある。どれを選んだらいいのか迷うことも多いだろう。DIY初心者にもわかりやすくレンチとスパナの種類や選び方を紹介しよう。

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1. レンチとスパナの名前の由来

製造工場やDIYで頻繁に使われるレンチとスパナは、ボルトやナットを締める道具として欠かせない。レンチとスパナは何か違いがあるのだろうか。まずは名前の由来を見ていこう。

レンチとスパナは実は同じ道具だった

レンチもスパナも、ボルトやナットを回転させて締めたり緩めたりするために用いられる道具だ。実は、2種類の道具に明確な違いはない。

レンチはイギリス英語で「wrench」と表記され、スパナはアメリカ英語で「spanner」と表記される。つまり語源や表記だけの違いといえる。

2. レンチとスパナの違い

欧米ではレンチとスパナは同じ道具を表す名称だ。しかし、日本では一部を除いて、先端の口が閉じているものをレンチ、開いているものをスパナと、名称をおおむね使い分けている。

レンチの特徴

日本では一般的にレンチというと先端がリング状になったものを指す。先端が開放されていないため、ボルトの上からかぶせるようにボルトの頭に合わせて使う。ボルトやナットなどが狭い場所にある場合、レンチを差し込むことができないというデメリットがある。

その反面、レンチはボルトを6面でとらえることができる。いったん嵌めてしまうと大きな力を加えても外れにくい。外れにくいためボルトやナットの頭をつぶしてしまうこともなくなる。

スパナの特徴

スパナは先端が開放されているのが特徴だ。ボルトやナットの横から差し込んで回すことができる。レンチが6面でとらえるのに比べて、スパナは2面を挟んで回すことになる。面をとらえる面積が小さいため、大きな力を加えてしまうと滑ってしまいボルトやナットを傷つけてしまう可能性がある。

3. レンチとスパナの種類

レンチやスパナにはたくさんの種類があるが、日本では商品の名称として「〇〇レンチ」を使うことが多い。先人たちの経験と知恵が生み出したレンチやスパナは作業内容に適したものを選ぶことで、作業の効率を格段に上げることができる。DIYをするならレンチやスパナの基本的な種類は覚えておきたい。

メガネレンチ

金属製のグリップの両端が輪の形をしていて、まるでメガネのように見えるメガネレンチ。メガネレンチは輪の口径に適合したボルトやネジしか使えないため、さまざまな種類の口径がある。さらにグリップの長さや口部と柄を結ぶ角度などによっても種類がたくさんあるのが特徴だ。

ラチェットレンチ

ラチェットレンチとは、動作方向を一方向に制限する(ラチェット機構)ことができる。一度ボルトに嵌め込んでしまえば、回転させるたびに嵌めなおすことがないため、効率よくボルトを締めたり緩めたりすることができる。

ソケットレンチとは違って、口部をボルトのサイズに合わせて差し替えることはできない。

トルクレンチ

車や自転車などのボルトは、ただ強く締めればいいというものではない。そのマシーンにとって最適な締め付け強度「トルク」がある。最適なトルクで締め付けていないと、走行中にバランスを崩して車のホイールが外れてしまう危険性がある。

このように適切なトルクで締めているかどうか確認するために使われているのがトルクレンチだ。決められたトルク値まで締め付けると、合図を送ってくれる。

ソケットレンチ

動作方向を一方向に制限するラチェット機構が備わったレンチ。ラチェットレンチと違うところは、さまざまなソケットが付随していることだ。六角ソケット、十二角ソケット、ディープソケット、ヘキサゴンソケットなどソケットを取り換えるだけで、いろいろなボルトに対応できる。

モンキースパナ(モンキーレンチ)

ウォームギアと呼ばれる歯車状の調節装置が付いているのが特徴だ。ウォームギアを指で回しながら開口部の広さを調節し、ボルトやナットに合わせることができる。ウォームギアはそれほど固定力があるわけではないので、いつの間にか緩んでしまうことがある。何度も滑ってしまうとボルトを傷付けてしまうから注意が必要だ。

サイズが調節できるという点では、使い勝手がいいので揃えておくと便利だ。

4. レンチとスパナの選び方

スパナやレンチは、それぞれ効率的な作業ができるように見えないところにも工夫がされている。選び方ひとつで、作業が驚くほど効率的になり、逆に選び方を間違えると使えない道具になってしまう。

用途に合ったレンチとスパナを選ぶ

自分がどのような目的でレンチとスパナを買い求めたいのか。目的がハッキリしているのなら、用途に合った種類やサイズのものを選ぼう。わからない場合は、お店の人にアドバイスをもらうといい。

セットが安心

これからDIYにチャレンジしたい初心者などには、複数のサイズが揃っているスパナとレンチのセットがおすすめだ。さまざまなサイズのボルトやナットがあるため、複数の口径サイズを用意しておくと安心だ。

結論

レンチやスパナは、語源は違うものの同じ目的に使用する道具だと考えていい。レンチやスパナはシンプルな道具なだけに、大きさや目的に合わせて選ぶのが基本中の基本だ。普段本格的なDIYをしない方でも、自転車や車のパンク、ちょっとしたメンテナンスでもレンチやスパナの出番はあるはず。最適なレンチやスパナを選んで効率よく作業を進めよう。
  

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