1. 枕が合わないときの弊害

枕が合わないと体に不調が生じやすい。どのような不調が起こりうるか、以下で見ていこう。
体に痛みが生じる
枕が合わない場合にもっとも多いのが、肩こりや首こり、腰痛、頭痛などの痛みだろう。
高さが合わない枕を使うと、就寝時の姿勢に無理が生じ、肩や首の筋肉がこわばった状態となる。その状態が就寝中ずっと続くことから、肩こりや首こりが起こりやすくなるのだ。
また、枕が高い場合は背骨や腰まわりに負担がかかり、寝返りを打ちにくくなって腰が痛くなる場合も。枕で首が圧迫されると血流が悪くなり、頭痛にもつながる。
高さが合わない枕を使うと、就寝時の姿勢に無理が生じ、肩や首の筋肉がこわばった状態となる。その状態が就寝中ずっと続くことから、肩こりや首こりが起こりやすくなるのだ。
また、枕が高い場合は背骨や腰まわりに負担がかかり、寝返りを打ちにくくなって腰が痛くなる場合も。枕で首が圧迫されると血流が悪くなり、頭痛にもつながる。
いびきをかく
枕が高いと、就寝時にあごを引いた姿勢になるため気道が圧迫されやすい。その結果呼吸がしにくくなり、いびきをかく原因にもなる。
いびきはうるさいばかりでなく睡眠の質を低下させ、日中に眠気を感じるなど日常生活に弊害を及ぼす場合もある。
いびきはうるさいばかりでなく睡眠の質を低下させ、日中に眠気を感じるなど日常生活に弊害を及ぼす場合もある。
2. 枕が合わない原因とは?

枕が合わない原因はさまざまだ。枕の高さをはじめ、素材や形状などが自分の体と合っていないことが考えられる。
高さが合わない
枕の理想の高さは人によって異なる。人の体には「脊柱(せきちゅう)」というS字型の骨格があるため、枕を使わずに横たわると首の下に隙間ができる。
理想の枕はその隙間を埋め、負担なく首を支えられるものだ。そのため、首とベッドの間を十分に埋めてくれる高さの枕を選ぶといい。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、肩こりや首こり、腰痛、頭痛を引き起こす場合もあるので注意しよう。
理想の枕はその隙間を埋め、負担なく首を支えられるものだ。そのため、首とベッドの間を十分に埋めてくれる高さの枕を選ぶといい。
枕が高すぎたり低すぎたりすると、肩こりや首こり、腰痛、頭痛を引き起こす場合もあるので注意しよう。
素材が合わない
枕の素材は羽毛、羽根、ウレタン、そばがら、ポリエステルわた、高反発ファイバーなどさまざまだ。
たとえば羽毛や羽根、ポリエステルわたを詰めたスタンダードな枕は、中央部が盛り上がっているため後頭部が持ち上がりやすく、人によっては合わない場合もある。
また、高反発ウレタンや高反発ファイバーを使った枕は硬く、柔らかい枕が好きな方には不向きだろう。
枕は素材ごとに触感や寝心地、フィット感が異なるため、自分の好みに合ったものを選ぼう。
たとえば羽毛や羽根、ポリエステルわたを詰めたスタンダードな枕は、中央部が盛り上がっているため後頭部が持ち上がりやすく、人によっては合わない場合もある。
また、高反発ウレタンや高反発ファイバーを使った枕は硬く、柔らかい枕が好きな方には不向きだろう。
枕は素材ごとに触感や寝心地、フィット感が異なるため、自分の好みに合ったものを選ぼう。
形状が合わない
枕の形状が自分の体格に合わない場合もある。一般的な長方形の枕は首の支えがないため、体格によっては首の下の隙間が埋まらないことも。反対に、首の下が盛り上がっているタイプの低反発の枕は、体に合っていなければ首が圧迫されることがある。自分の骨格や体格に応じた形状の枕を選ぶのがおすすめだ。
3. 枕が合わないときはタオル枕を試してみる

枕が合わないと感じても、自分にぴったりの枕をすぐに見つけられない場合も多いだろう。そのようなときに試してほしいのが、バスタオルを使った「タオル枕」だ。この枕はバスタオルで簡単に作れるうえ、自分の体格に合わせて高さや形状を好きに調整できる。枕が合わない場合にぴったりの対処法といえるだろう。
ただしタオル枕には弾力がないため、寝心地が合わないと感じる方もいるかもしれない。それでも自分に合う枕の高さや形状を知れるため、一度試してみる価値はあるだろう。
ただしタオル枕には弾力がないため、寝心地が合わないと感じる方もいるかもしれない。それでも自分に合う枕の高さや形状を知れるため、一度試してみる価値はあるだろう。
4. 枕が合わないときのタオル枕の作り方と調整方法

枕が合わない場合におすすめのタオル枕は、以下のように簡単に作れる。タオルで首の下の隙間を埋められるよう、自分の体に合わせて微調整してみよう。
1.バスタオルを4つに折り、首元の部分をこぶし大ほどの幅で畳む。
2.バスタオルの上に頭を置き、実際に寝てみよう。低くて合わないと感じた場合、タオル枕の下に折り畳んだバスタオルをもう1枚敷くといい。横向きの姿勢で寝ることがある場合、やや高めにクルクル丸めたバスタオルをあと2枚用意し、両脇に置くのもおすすめだ。
枕が合わないと感じたら、タオル枕をぜひ試してみてほしい。ただし、タオルの肌触りや硬さが気になる場合は無理に使わないでおこう。
1.バスタオルを4つに折り、首元の部分をこぶし大ほどの幅で畳む。
2.バスタオルの上に頭を置き、実際に寝てみよう。低くて合わないと感じた場合、タオル枕の下に折り畳んだバスタオルをもう1枚敷くといい。横向きの姿勢で寝ることがある場合、やや高めにクルクル丸めたバスタオルをあと2枚用意し、両脇に置くのもおすすめだ。
枕が合わないと感じたら、タオル枕をぜひ試してみてほしい。ただし、タオルの肌触りや硬さが気になる場合は無理に使わないでおこう。
結論
合わない枕を使っていると、体に不調をきたすなどのデメリットもある。快適な日常生活を送るためにも、首の下の隙間を十分に埋めてくれる寝心地のいい枕を選ぼう。高さや素材、形状などを見直して自分に合った枕を使うといい。