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ネットバンキングとは?メリットとデメリットを知って賢く使おう

ネットバンキングとは?メリットとデメリットを知って賢く使おう

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2020年7月21日

インターネットが生活の一部となり、ネットバンキングの登場で私たちのお金の管理も随分変わってきた。何年も前からネットバンキングを利用しているという方もいれば、未だに敬遠している方もいるだろう。ネットバンキングとはなにか、メリット・デメリット、どのようなことに注意するべきかなどを紹介しよう。ネットバンキングの利用を検討している方はぜひ参考にしてもらいたい。

  

1. ネットバンキングとは

ネットバンキングとは、インターネットを利用した金融取引サービスのことだ。オンラインバンキングとも呼ばれている。

ネットバンキングの種類とは

ネットバンキングとは、金融機関によって大きく3種類に分類されている。1つ目が都市銀行、地方銀行、ゆうちょの「ダイレクトバンキング」。2つ目が各銀行がインターネット取引専用に開設している「銀行のネット支店」。そして3つ目が楽天銀行、ジャパネット銀行、ソニー銀行など実店舗がなくインターネットだけで取引をする「ネット銀行」である。

ネットバンキングの特徴とは

ネットバンキングの最大の特徴とは、取引に際して「ID」と「パスワード」が必須になるということだ。今までの銀行取引ではキャッシュカードや通帳、暗証番号が必要だったが、ネットバンキングではこの「ID」と「パスワード」が生命線となる。(※1)

また、通帳がないことも特徴だ。取引の履歴はすべてWEBサイトやスマホアプリに保管され、ダウンロードすることで通帳の代わりとして管理ができる。

2. ネットバンキングのメリットとは

ネットバンキングを利用するメリットとは、具体的にはどのようなものがあるのだろう。

窓口に行かなくても取引ができる

ネットバンキングの最大のメリットとは、銀行の窓口に行かなくてもいいということだ。パソコンやスマホなどの端末があり、インターネット環境が整っていれば、いつでもどこでも取引が可能だ。

従来のように銀行の営業時間を気にすることもなく、必要なときに振り込みや入出金、残高照会などの通常取引ができる。

振込手数料が安い

ネットバンキングのもう1つのメリットとは、振込手数料が安いことだ。金融機関の窓口は、人件費や維持費などのコストがかかってしまう。ネットバンキングならそういったコストを最小限に抑えることができるため、振込手数料を安くできるのだ。

たとえば、都市銀行の窓口での振込手数料は3万円以上で864円だ。ネットバンキングなら他行宛てで300~400円、同じ銀行の口座間では振込手数料がかからないこともある。

3. ネットバンキングのデメリットとは

ネットバンキングはいつでもどこでも利用できて便利だ。しかし、デメリットも忘れてはならない。ネットバンキングのデメリットとは、どのようなものがあるだろう。

IDやパスワードを忘れると利用できない

ネットバンキングのデメリットとは、IDやパスワードを忘れてしまうと、たとえ本人であっても取引ができなくなるという点だ。再発行してもらうのにも時間がかかるため、すぐにお金が必要なときには困ってしまう。

セキュリティに注意が必要

ネットバンキングの2つ目のデメリットとは、セキュリティの問題だ。フィッシング詐欺やウイルスなど、ネット上ではさまざまな方法で他人のIDやパスワードなどの情報を盗もうと罠が仕掛けられている。

ネットバンキング側でも対策を講じてはいるが、利用者側にもセキュリティに対する高い意識が求められる。

4. ネットバンキングのトラブルの防止方法とは

ネットバンキングのHPにはブックマークからアクセス

ネットバンキングでの不正送金の手口である「フィッシング詐欺」とは、なりすましによって個人情報を盗むやり方だ。たとえば、実際に取引のあるネットバンキングから偽のメールが送付される。そこに貼られているリンクにアクセスすると本物そっくりのHPに誘導され、騙されてIDやパスワードを入力してしまうのだ。

このようなフィッシング詐欺に遭わないためにも、取引しているネットバンキングのアドレスは必ずブックマークしておき、そこからしかアクセスしないことを習慣にしよう。(※2)

ウイルス対策ソフトは常に最新の状態にしておく

「不正送金ウイルス」とは、フィッシング詐欺よりも巧妙な手口で忍び寄ってくる。たとえば、ネットバンキングを利用しているときに不自然なポップアップが表示され、IDやパスワードの入力を求められることがある。ここに入力した情報が盗まれてしまうというわけだ。そのため、「おかしいな」と感じたら安易な情報入力はせず、すぐに窓口に問い合わせることだ。

さらに、ウイルス対策ソフトは常に最新版にバージョンアップさせておき、新手のウイルスに備えておくべきだろう。(※3)

結論

ネットバンキングとは、「便利」「早い」「安い」というメリットがあるため、ますます私たちの身近な存在になるだろう。その反面、セキュリティでは自己の管理能力が問われる。自分の財産を守るため、ネットバンキングに使われるIDやパスワードは慎重に取り扱うことを心掛けよう。
(参考文献)
※1出典: 総務省 インターネットバンキングの仕組み
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/basic/service/12.html

※2、※3出典:総務省 インターネットバンキングの注意点
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/security/enduser/security02/04.html
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  • 更新日:

    2020年7月21日

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