1. アンスリウムの育て方を知る前に

アンスリウムはその特徴的な見た目と南国のような雰囲気から、人気となっている観葉植物の一つだ。初心者でも簡単に育てられるといわれており、アンスリウムの育て方が気になっている方もいるのでは?しかし、アンスリウムについて詳しく知らないという方も多いはず。ここでは、育て方の前に、アンスリウムについて簡単に解説する。
アンスリウムは、サトイモ科に分類される観葉植物で、原産国は熱帯アメリカや西インド諸島だとされている。アンスリウムの大きな特徴は、仏炎苞というハート型の部分が花びらのように赤やピンク、白色などキレイに色付くことだ。この仏炎苞は5~10月と長期にわたって楽しむことができるため、その点も人気の理由の一つとなっている。仏炎苞は花ではなく葉の一種で、そこから立ち上がった棒のような部分(肉穂花序)に集まって咲くのがアンスリウムの花にあたる。高さは30~60cm程と育てやすいサイズである。育て方も比較的簡単といわれており、初心者にもおすすめな観葉植物とされている。
アンスリウムは、サトイモ科に分類される観葉植物で、原産国は熱帯アメリカや西インド諸島だとされている。アンスリウムの大きな特徴は、仏炎苞というハート型の部分が花びらのように赤やピンク、白色などキレイに色付くことだ。この仏炎苞は5~10月と長期にわたって楽しむことができるため、その点も人気の理由の一つとなっている。仏炎苞は花ではなく葉の一種で、そこから立ち上がった棒のような部分(肉穂花序)に集まって咲くのがアンスリウムの花にあたる。高さは30~60cm程と育てやすいサイズである。育て方も比較的簡単といわれており、初心者にもおすすめな観葉植物とされている。
2. 初心者でもできるアンスリウムの育て方

緑の葉に花のようにキレイな色付きをみせる仏炎苞が魅力的なアンスリウム。オシャレで南国のような雰囲気から部屋のインテリアとしても人気を集めている。そんなアンスリウムの育て方は知りたい方も多くいるはず。ここでは、初心者でもできるアンスリウムの育て方を解説する。育て方のポイントはどれも簡単であるため、参考にしてほしい。
水やりの仕方
アンスリウムは、湿度の高い環境を好むため、水切れには注意しなければならない。しかし、季節によって水やりの仕方は異なる。ここでは、季節ごとの水やりの仕方を説明する。
・春~秋
アンスリウムが生長期にあたる季節である。土が乾いたら、たっぷりの水を与えるようにしよう。
・冬
冬はアンスリウムの生長が遅くなるため、土が乾いてもすぐに水を与えるのはよくない。土が乾いてから2~3日経過後に水やりを行うとよいだろう。
・葉の水やり
一年を通して、葉にも水を与えるとよい。与え方は、1日1回霧吹きを使って葉に水を吹きかけるだけである。こうすることで、葉のツヤが保たれると同時に害虫予防にもなる。
・春~秋
アンスリウムが生長期にあたる季節である。土が乾いたら、たっぷりの水を与えるようにしよう。
・冬
冬はアンスリウムの生長が遅くなるため、土が乾いてもすぐに水を与えるのはよくない。土が乾いてから2~3日経過後に水やりを行うとよいだろう。
・葉の水やり
一年を通して、葉にも水を与えるとよい。与え方は、1日1回霧吹きを使って葉に水を吹きかけるだけである。こうすることで、葉のツヤが保たれると同時に害虫予防にもなる。
肥料の与え方
アンスリウムは、生長期に肥料を適正量与えることで、仏炎苞を含めた花付きがよくなる。肥料を与えてもよい時期は、春~秋の間だ。与える量は肥料によって異なるため、説明書での確認が重要である。冬に与えると肥料焼けをしてしまうため与えないようにしよう。
置き場所
アンスリウムの育て方で重要な点は「強い日差しに当てないこと」である。アンスリウムはもともと木漏れ日などが当たる場所で生育していたものだ。そのため、直射日光の当たらない明るい日陰に置くとよいだろう。
室内で育てる場合は、日の当たる部屋のレースカーテンを引いた窓越しに置くとよい。屋外で育てている場合は、温度によっても置き場所を変えなければならない。真夏の30度を超える日や冬の12度以下の日は、室内へ移動が必要だ。冬場は5度以下で枯れてくるため、室内を10度以上に保つとよいだろう。
室内で育てる場合は、日の当たる部屋のレースカーテンを引いた窓越しに置くとよい。屋外で育てている場合は、温度によっても置き場所を変えなければならない。真夏の30度を超える日や冬の12度以下の日は、室内へ移動が必要だ。冬場は5度以下で枯れてくるため、室内を10度以上に保つとよいだろう。
3. アンスリウムの育て方:剪定や植え替え方法

アンスリウムの育て方は、初心者でも難しくはない。しかし、アンスリウムの育て方には先ほど紹介したことのほかにも、剪定や植え替えなど生長に合わせて行わなければならないことがある。ここでは、アンスリウムの育て方で大切な剪定や植え替え方法を解説する。
剪定
剪定といっても、アンスリウムの樹形が乱れることは少ないため、傷んだ葉をハサミで切る程度でOKだ。剪定時に出る樹液が付くと手がかぶれてしまう可能性があるため、手袋をして行おう。また、花がら摘みも一緒に行うとよい。花がら摘みとは、色あせた花や仏炎苞が付いている茎を根元から切ることだ。花がら摘みを行うことで、新しい花が付きやすくなるといわれている。
植え替え
アンスリウムは、2~3年に1度のペースで植え替えをする必要がある。植え替えをせずにいると、根詰まりを起こし根腐れの原因となってしまうのだ。場合によっては、1年程度で根詰まりを起こすこともあるため、注意が必要である。
根詰まりのサインは以下の2つだ。
根詰まりのサインは以下の2つだ。
- 水はけの悪さ
- 鉢底から根が出ている
上記が見られたら、根詰まりを起こしている可能性が高いため、植え替えを行おう。植え替えに必要な道具と方法は以下の通りだ。
必要なもの
必要なもの
- 鉢
- 鉢底ネット
- 鉢底石
- 土
方法
- 新しい鉢に鉢底ネットを敷く
- 1の上に鉢底石を2~3cm敷く
- 3の上から土を1/4程度入れる
- 古い鉢からアンスリウムの株を抜く
- 4の根に付いている土を大体落とす
- 新しい鉢にアンスリウムを置く
- 土を加えて植え付け、水をたっぷりあげる
4. アンスリウムの育て方の注意点

アンスリウムの正しい育て方を心がけていても、花が付かなかったり、害虫の被害にあったりとトラブルが生じることもあるだろう。そんな時、どうすればよいのか分からない方もいるかもしれない。ここでは、アンスリウムの育て方の注意点を解説していく。トラブルへの対処方法が分からない方は要チェックだ。
花が咲かない
アンスリウムの花が咲かないと困っている方は、まず育て方に問題はないか再度確認してみよう。以下は花が咲かない方が、やってしまいがちな育て方である。
- アンスリウムを暗い場所に置いている
- 根詰まりを起こしたままになっている
- 肥料を与えすぎた覚えがある
上記に当てはまる方は、アンスリウムにとって最適な環境になるように改善を図ろう。
育て方に問題がなければ、他の原因を考えなくてはならない。花が咲かない原因として、花が目立たない品種を育てているという可能性もある。アンスリウムにはさまざまな種類があり、なかには花が目立たないものもある。自身のイメージしているアンスリウムを育てられるように、購入前にはしっかり確認することが重要だ。
育て方に問題がなければ、他の原因を考えなくてはならない。花が咲かない原因として、花が目立たない品種を育てているという可能性もある。アンスリウムにはさまざまな種類があり、なかには花が目立たないものもある。自身のイメージしているアンスリウムを育てられるように、購入前にはしっかり確認することが重要だ。
病気になることもある
アンスリウムは、立ち枯れ病という病気にかかることがある。これは、土の中にカビが発生し、そのカビが株を弱らせ最終的に枯らしてしまうというものだ。この病気になると、株・土ともに全て処分しなければならないため十分に注意しよう。土の中にカビが発生する原因には、土の水はけの悪さや水の与えすぎが考えらえる。先ほど説明した水やりのポイントを押さえて、適切な量を与えることが予防につながる。
害虫が発生することもある
アンスリウムには、害虫が発生することもある。発生しやすい害虫は以下の3種類だ。
- ハダニ
- アブラムシ
- カイガラムシ
これらの害虫は、アンスリウムの栄養を吸収するため、アンスリウムが枯れる原因となってしまう。見つけたら早めに駆除を行おう。ハダニ・アブラムシは殺虫剤、カイガラムシは歯ブラシでこすり落とすとよい。
結論
アンスリウムは、ハート形の仏炎苞がカラフルな色付きを見せることで、人気の観葉植物となっている。病気や害虫被害などにあう可能性もあるが、育て方のポイントとトラブルへの対処方法をしっかり押さえていれば、アンスリウムは簡単に育てられるだろう。自宅でアンスリウムを育てて、南国風の明るい雰囲気を取り入れてみてはいかがだろうか。