1. ヘルメットの捨て方気にしたことはある?

ヘルメットの捨て方はどれが正しいか、気になったことはないだろうか?普段は意識しなくてもいざ不要になったら、そのままゴミとして出してよいのか、粗大ゴミなどの手続きが必要なのか迷うかもしれない。よい機会なので、ヘルメットの捨て方について考えてみよう。
ヘルメットの捨て方とは?
不要になったヘルメットの処分を検討している方は、捨て方について正しく把握しておくことが大切だ。キレイな状態のヘルメットだったり価値が高いヘルメットだったりしたときは、フリマアプリで売却するといった方法もある。だが古くなったり破損したりしてヘルメットとしての機能を十分に果たせないときは、捨てるという方がほとんどだろう。その場合、自治体のゴミとして出す方法と、バイク用品店で引き取ってもらうなどの方法がある。状態がよければ、バイク用品販売店でも無料引き取りではなく買い取ってもらえる可能性がある。とくに注意したいのは、自治体のゴミとして出すケースだ。次で詳しく解説するので確認しておこう。
2. ヘルメットの捨て方は自治体によって異なる場合も

ヘルメットとひと口に言っても、サイズや素材がいろいろある。捨て方も自治体によって異なるため、正しい方法を事前に確認しておくことが大切だ。とくに引っ越してきた方などは、以前住んでいた自治体と異なる可能性がある。ルール違反をしないように、必ず調べておこう。
千葉県千葉市
千葉市ではヘルメットを収集していない。市で適切な処理ができないというのがその理由だ。したがって千葉市におけるヘルメットの正しい捨て方は、購入店や各メーカー、あるいは千葉市が許可した処理業者などへ依頼することとなる。うっかり可燃ゴミや不燃ゴミなどに出さないように気をつけよう。
東京都品川区
品川区におけるヘルメットの捨て方は「可燃ゴミ」が正解だ。ただし材質により収集方法が異なると付記されている。念のため事前に確認しておくと安心だろう。
東京都練馬区
練馬区では半キャップが「不燃ゴミ」、フルフェイスが「粗大ゴミ(有料)」という捨て方になっている。粗大ゴミは申込制なので、処分を決めたら早めに問い合せよう。
神奈川県川崎市
川崎市におけるヘルメットの捨て方は「普通ゴミ」となっている。普通ゴミとは空き缶・ペットボトル・空きびん・使用済み乾電池・ミックスペーパー・プラスチック製容器包装・小物金属・粗大ゴミ以外のゴミを指す。なお川崎市では、ゴミ分別アプリを配信している。迷ったときはアプリを活用するとよいだろう。
神奈川県横浜市
横浜市では、ヘルメットおよびヘルメット用カバー、シールドなどすべて「可燃ゴミ」に分類されている。ただし、カバーが布製だった場合は可燃ゴミではなく「古布」になるので注意しよう。
京都府京都市
京都市ではヘルメットは「大型ゴミ(有料)」に分類されている。手数料については、京都市のホームページに掲載されているので確認してほしい。なお、大型ゴミを砕いたり分解したりして可燃ゴミなどに出すといった捨て方はNGだ。
3. ヘルメットの捨て方とあわせて知っておきたい豆知識

ヘルメットには正しい捨て方があり、かつ自治体によって捨て方が異なる場合があるとお分かりいただけただろう。最後に、ヘルメットに関するちょっとした豆知識も紹介する。
寿命は3年が目安
安全基準などにもよるが、たとえばSGマークが付いているヘルメットの場合、寿命は3年とされている。見た目は劣化していなくても、ヘルメットとしての機能をしっかり果たせない可能性があるため、3年を過ぎたら買い換えを検討しよう。
実はリサイクルできる
捨て方について解説を進めてきたが、実はヘルメットはリサイクルできるのをご存知だろうか?ただ処分するのではなく、リサイクルに出すことで環境保護に貢献できる可能性がある。なおリサイクルについては「一般社団法人 日本ヘルメット工業会」が取り組んでいる。直接依頼するというよりは、同団体に登録している販売店などにリサイクルをしたいと申し出て引き取ってもらう方法がよいだろう。
結論
ヘルメットは自治体ごとに捨て方が異なる。事前にお住まいの自治体のホームページなどで確認しておこう。またヘルメットには寿命がある。古くなったヘルメットは安全上のリスクがあるため、買い換えやリサイクルに出すことも検討しよう。