1. 蛇口の浄水器の種類

蛇口に取り付ける浄水器は大きく分けて3つある。それぞれの特徴を知って、用途や予算によって選ぼう。
蛇口直結型
蛇口の先に直接取り付ける浄水器だ。コンパクトで安価なものが多く、付け外しが簡単なので引っ越しが多い人や賃貸に住んでいる人にもおすすめだ。
しかしコンパクトな分フィルター容量も小さいため、カートリッジの交換サイクルが短い傾向がある。また蛇口の先に取り付けるため、使用している蛇口によっては浄水器が取り付けられなかったり、蛇口とシンクの距離が近づいて使いにくくなる可能性がある。
しかしコンパクトな分フィルター容量も小さいため、カートリッジの交換サイクルが短い傾向がある。また蛇口の先に取り付けるため、使用している蛇口によっては浄水器が取り付けられなかったり、蛇口とシンクの距離が近づいて使いにくくなる可能性がある。
ビルトイン(アンダーシンク)型
蛇口と浄水器が一体になっているタイプだ。カートリッジをシンク下に設置するため、浄水器を置くことでキッチンが狭くなることや、シンクのデザイン性が損なわれることを心配する人にもおすすめだ。
蛇口の内部にカートリッジを仕込む一体型浄水器もあるが、いずれにしても設置工事が必要なため導入コストは高くなる。
蛇口の内部にカートリッジを仕込む一体型浄水器もあるが、いずれにしても設置工事が必要なため導入コストは高くなる。
据え置き型
蛇口と浄水器をホースで繋いで使用する。サイズが大きいものが多く、シンクの周辺に備え付けるため、狭いキッチンでは導入しにくい。
しかしサイズが大きい分フィルター容量も大きいため、カートリッジの交換頻度が少ない、浄水能力が高いといったメリットがある。
しかしサイズが大きい分フィルター容量も大きいため、カートリッジの交換頻度が少ない、浄水能力が高いといったメリットがある。
蛇口に取り付けるのが難しい人にはポット型浄水器
何らかの理由で蛇口に浄水器を取り付けられない人には、ポット型浄水器がおすすめだ。
ポットの中にカートリッジが入っていて、水を入れておけば浄水できる。使用する分だけ浄水でき、冷蔵庫での保管も可能だ。
ポットの中にカートリッジが入っていて、水を入れておけば浄水できる。使用する分だけ浄水でき、冷蔵庫での保管も可能だ。
2. 蛇口の浄水器のろ材の種類

蛇口の浄水器は、商品やメーカーによって水から不純物を取り除くために使用されているろ材が異なる。浄水器のろ材は複数を組み合わせていることが多いが、ろ材によって蛇口の水から除去できる物質が異なる。
活性炭
蛇口の浄水器のろ材として一般的に使われている。表面にある無数の細かい穴が、カビ臭などの不純物を除去して残留塩素を分解する。
中空糸
中空糸はナイロンなどで作られた糸で、名前の通り中がストローのように空洞になっている。中空糸の外側にも細菌を通さないほどの小さな穴が無数に開いているため、カビや鉄さびなどの粒子状の不純物を除去する。
不織布
ポリエステルなどの繊維を編まずに絡ませて布状にしたもの。粒状物質などの不純物の塊が除去できる。フィルターとして使用するよりも、ほかのろ材の抑え布や、ろ材に通す前処理として使われることが多い。
3. 蛇口の浄水器の選び方

いろいろな種類がある蛇口の浄水器だが、選ぶときはどんな点に注目すればよいのだろうか?選ぶポイントを紹介する。
使用目的や設置スペースを考える
蛇口の浄水器の種類によって、不純物の除去力や一度に水を洗浄できる量が異なる。毎日の料理などで多くの水を使いたい場合や、より多くの不純物除去を求める場合は、容量が大きい据え置き型がおすすめだ。
しかしキッチンが狭い場合や引っ越しが多い場合などは、場所を取らないビルトインや取り付けが簡単な蛇口直結型がよいだろう。蛇口の浄水器に求める性能や、設置スペースも考えて検討しよう。
しかしキッチンが狭い場合や引っ越しが多い場合などは、場所を取らないビルトインや取り付けが簡単な蛇口直結型がよいだろう。蛇口の浄水器に求める性能や、設置スペースも考えて検討しよう。
カートリッジで選ぶ
使用しているカートリッジによって除去できる不純物や交換時期が異なる。どの不純物がどれくらい除去できるのか、どのくらいの期間で交換するのかを確認しよう。
蛇口直結型浄水器はカートリッジを2~3カ月で交換するものが多い一方、据え置き型浄水器なら1~2年と長いものが多い。交換の手間やランニングコストも考慮して選ぼう。
蛇口直結型浄水器はカートリッジを2~3カ月で交換するものが多い一方、据え置き型浄水器なら1~2年と長いものが多い。交換の手間やランニングコストも考慮して選ぼう。
4. 蛇口の浄水器の使用時の注意点

蛇口の水をキレイにしてくれる浄水器だが、正しく使わないと不純物が除去できないどころか、カビや雑菌が繁殖する可能性があるので注意しよう。
カートリッジの交換時期を守る
交換時期を過ぎたカートリッジを使用していると、不純物の除去ができないだけでなく、目詰まりが起きて水の出が悪くなったり、カビや雑菌が繁殖しやすくなったりする。浄水器の故障の原因となる可能性もあるため、交換時期は必ず守ろう。
蛇口の浄水器の中にはカートリッジの交換時期を教えてくれるものもある。
蛇口の浄水器の中にはカートリッジの交換時期を教えてくれるものもある。
定期的にお手入れをする
蛇口の浄水器は除去しきれなかった不純物や、洗い物のはね水などによって汚れる。そのまま放置すると浄水器に黒ずみやぬめりが付着することもあるため、定期的なお手入れが必要不可欠だ。
結論
蛇口の浄水器の設置方法は大きく分けて3つある。求める浄水性能や設置場所を考えて選ぼう。そして設置コストだけでなく、カートリッジにかかるランニングコストも確認しておこう。また蛇口の浄水器はカートリッジ交換と定期的なお手入れが欠かせない。使用していくうえでの利便性も考えて選ぼう。