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洗濯機の電気代っていくら?ドラム式と縦型、電気代節約のコツも解説

洗濯機の電気代っていくら?ドラム式と縦型、電気代節約のコツも解説

投稿者:ライター 渡辺恵司 (わたなべけいじ)

鉛筆アイコン 2021年8月25日

洗濯機は毎日のように使うというご家庭も多いだろう。だからこそ、電気代は気になるところだ。ドラム式と縦型の電気代の目安や計算方法を解説するとともに、洗濯機の電気代を少しでも節約するためにできることをお伝えする。

  

1. 電気代は洗濯機のタイプで変わってくる

洗濯機の電気代はメーカーや機種、それに洗濯機のタイプなどによって変わってくる。

洗濯機のタイプで倍以上の差が出ることも

洗濯機には「ドラム式」「縦型」があるが、電気代を計算するときはさらに細分化する必要がある。「乾燥機能付き」と「乾燥機能なし」、さらに前者は「ヒーター乾燥」「ヒートポンプ乾燥」といった具合だ。

詳しい電気代の目安は後述するが、一般的には【洗濯のみ】がもっとも電気代が安く、乾燥機能を使った場合は【ヒートポンプ乾燥】【ヒーター乾燥】の順に電気代が安い。

お伝えしたように、メーカーや機種などで異なるため必ずしもこうではないかもしれないが、一般的に電気代が安い順に並べるとこうなる。当然ながら乾燥機能を使えば、洗濯のみよりも電気代は高くなる。だがその乾燥機能にも2パターンあり、ヒーター乾燥の場合ヒートポンプ乾燥の倍以上、電気代がかかることもある。

メーカーや機種のみならず、洗濯機のタイプや乾燥方式によって電気代が変わるということも覚えておこう。

電気代の計算方法

洗濯機1回あたりの電気代は【消費電力量(kWh)と1時間あたりの電気代の目安単価(円)】で計算できる。また消費電力量は【消費電力(W)×運転時間(h)】で求めることができる。以降、本稿では【消費電力量(kWh)×27円】で電気代を計算していく。27円は、全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している「電気代の目安単価」だ。より詳しい電気代を計算したいときは、契約している電力会社のプランを確認してほしい。

覚えておいてほしいポイントも

お使いの洗濯機の消費電力を調べる際、1点覚えておいてほしいポイントがある。取扱説明書やメーカーのホームページなどに記載されている消費電力はカタログベースであり、実際の消費電力とは異なる場合があるという点だ。洗濯機は運転中の消費電力が一定ではないため、電気代には誤差が生じるおそれがある。

2. ドラム式&縦型別洗濯機の電気代の目安

洗濯機の電気代の目安を見ていこう。まずはパナソニック製のななめドラム洗濯乾燥機「NA-VX900AL」で電気代を計算する。なお繰り返しになるが、メーカーや機種などによって異なるため、あくまで目安と捉えていただきたい。

電気代の目安【ドラム式洗濯機】

  • 洗濯のみ:約0.068kWh×27円=約1.836円
  • 洗濯+標準乾燥:約0.89kWh×27円=約24.03円
  • 洗濯+省エネ乾燥:約0.62kWh×27円=約16.74円
洗濯のみなら1回約2円以下と電気代が安いことが分かる。普段は外に干して、天気が悪い日は乾燥機などと使い分けるといいだろう。

続いて、縦型洗濯機の電気代の目安を。同じくパナソニック製の洗濯乾燥機「NA-FW100K7」を例に計算をする。

電気代の目安【縦型洗濯機】

  • 洗濯のみ:約0.06kWh×27円=1.62円
  • 洗濯+乾燥(20℃のとき):約2.29kWh×27円=61.83円
このように縦型洗濯機の場合、乾燥機能を使うと電気代が一気に高くなる傾向にある。あくまで例であり乾燥方式にもよるが、縦型洗濯機をお使いなら乾燥機能はできる限り控えたほうが、電気代の節約にはなるだろう。

3. 洗濯機の電気代を節約するコツ

洗濯機は運転時間やメニューが決まっているため「劇的に電気代を抑えられる」という方法は残念ながらない。強いていえば乾燥機能を使わないことだが、なかなかそうはいかないだろう。そこで最後に、洗濯機の電気代を少しでも抑えるためにできることをお伝えする。

電気代節約のコツ

  • 大物や水を吸って重くなりそうな洗濯物は「下」に(縦型の場合)
  • 「スピード」「お急ぎ」といった時短コースを活用する
  • まとめ洗いをする(ただし洗濯物の量は詰め込みすぎない)
重いものを回転させるには、それだけのパワーが要る。縦型洗濯機の場合はとくに、重い(重くなりそうな)洗濯物は下に入れよう。また、ひどい汚れなどは別だが日々の軽い汚れ程度なら時短コースで落とせるものも多い。すすぎが減れば水道代の節約にもなるため、時短コースの活用も検討しよう。

まとめ洗いは洗濯機を使う回数自体が減らせるので、その分電気代の節約になる。ただし、一気に詰め込むと今度は重い洗濯物を回すことになるためパワーが必要になる。洗濯物は、洗濯機の容量の8割程度に留めておこう。

結論

洗濯機の電気代は「洗濯のみ」がもっとも安い。乾燥機能を使う場合は、ヒートポンプかヒーターかで電気代が大きく変わってしまうことがあるため気をつけよう。古い洗濯機をお使いなら、思い切って省エネ性の高い新製品に買い替えてしまうのもおすすめだ。
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  • 公開日:

    2020年7月19日

  • 更新日:

    2021年8月25日

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