目次
- 1. 自転車のブレーキ修理をお店に依頼した場合の料金
- 2. 自転車のブレーキが効きづらいときの修理方法
- 3. 自転車のブレーキ音がうるさいときの修理方法
- 4. 自転車のブレーキワイヤーが切れたときの修理方法
- 5. 自転車のブレーキ修理はプロに依頼するのがベスト
- ブレーキ調整:500円程度
- ブレーキワイヤーの交換:1,000〜1,300円程度
- ブレーキレバーの交換:1,500〜3,000円程度
- ブレーキシューの交換:500〜1,500円程度 など
- ブレーキ調整:1,000〜1,300円程度
- ブレーキワイヤーの交換:1,300〜5,000円程度
- ブレーキレバーの交換:2,000〜5,000円程度
- ブレーキシューの交換:1,500〜2,000円程度
- デュアルコントロールレバーの交換:9,000〜15,000円程度 など
- ブレーキレバーを上げる
- ボルトを緩めて古いブレーキシューごと台座を外す
- 新品のブレーキシューを取り付ける
- ブレーキシューの位置を調整したらボルトで固定する
- ブレーキワイヤーを固定しているボルトを緩める
- キャリパーからブレーキワイヤーを外してインナーワイヤーを抜く
- 外した逆の手順で新しいブレーキワイヤーを通す
- ハンドルを動かしながらブレーキワイヤーの長さを調整する
- ブレーキの効きを確認したらボルトで仮止めする
- ブレーキワイヤーを強く引いて長さを調整したら本締めする
- 余分なブレーキワイヤーを切ってセンターにインナーキャップをかぶせる
- ペンチを使用して根元の部分を潰しておく
1. 自転車のブレーキ修理をお店に依頼した場合の料金

自転車のブレーキといった構造に詳しくない方は、速やかに街なかの自転車販売店・修理店に相談しよう。異変を感じたまま乗り続けるのは、安全面でもおすすめできない。実際にブレーキ修理を自転車店にお願いした場合、料金はいくらくらいになるのだろうか?
自転車店で請け負ってくれるブレーキ修理の種類とは?
自転車店ではブレーキに発生するほとんどのトラブルについて対応してもらえる。具体的には、たとえばブレーキ調整といった軽いものからワイヤー交換、レバーやシュー、ケーブルやパッドの交換、ハンドブレーキの交換といった修理に対応してくれるはずだ。
ただしお店によりどこまで請け負ってくれるかは異なるため、事前に電話などで問い合わせておくと安心だろう。
自転車のブレーキ修理の料金目安|シティサイクルの場合
自転車のブレーキ修理の料金目安|スポーツ車の場合
パーツ代などが別途必要になることも
上記はあくまでざっくりとした目安であり、料金設定は自転車店で異なる。パーツを交換する際はそのパーツ代もかかるほか、特殊な構造の自転車だったときは別途費用がプラスされることもある。修理内容や詳しい料金は先に確認しておこう。
2. 自転車のブレーキが効きづらいときの修理方法

ここからは、自分で自転車のブレーキ周りのトラブルを修理する方法を紹介する。まずは、自転車のブレーキが効きにくくなったときの対処方法からだ。ブレーキの効きが悪くなる原因はいろいろあるが、ここではごく簡単にできるブレーキレバーとブレーキワイヤーの修理方法(調整方法)を解説する。
ブレーキレバーに注油する
ブレーキレバーが固いと感じたり戻らなくなったりしたときは、注油をして様子を見よう。そのまま放置すると自転車の安全運転に支障が出て危険なので速やかに修理することだ。
ブレーキレバーを握ったとき、こすれる部分に数滴だけ注油するのがポイントである。ほかの部分に垂らしたり必要以上に注油したりすると、滑ったり不具合を招いたりする要因となるため注意してほしい。
ブレーキワイヤーを調整する
ブレーキワイヤーは使っているうちに伸びることがある。その場合、ブレーキワイヤーを調整することで解消できる可能性がある。
まずはブレーキレバーとブレーキワイヤーの間にある、アジャスターボルトとナットを回して緩める。外側のアジャスターボルトで長さを調整したら、内側のナットを締めて固定しよう。ブレーキレバーを握ったときに丁度よい長さになるよう調節するのがポイントだ。アジャスターボルトとナットが手で回らないときはペンチを使おう。
3. 自転車のブレーキ音がうるさいときの修理方法

自転車のブレーキを握るとキーキーうるさいことがある。こちらも放置するとブレーキが効かなくなるおそれがあるため、やはり速やかに修理をすることが大切だ。
原因は主に「ブレーキシュー」
自転車のブレーキシューとは、摩擦でホイールの回転を止めるためのパーツだ。ゴムでできているため、ブレーキをかけるたびに摩耗する。シューがすり減ったりカスがリムに蓄積したりするとキーキーとしたうるさい音が鳴るようになってしまう。修理というよりもブレーキシューを交換することで異音が止む。
ブレーキシューを自分で交換する方法
上記はシティサイクル(ママチャリ)やロードバイクに使用されることが多い「キャリパーブレーキ」の交換手順だ。メーカーや自転車によって適したブレーキシューが異なるので、互換性の確認を忘れないようにしよう。また道具は「六角レンチ」を用意しておこう。
なおブレーキシューの修理(交換)方法もブレーキの種類で異なる。シューを取り付ける正しい順番や向きは必ず確認しておくことが大切だ。リムより外側に出ないように注意し、ピッタリ合うように調節するのがポイントである。
【ブレーキシューチューナーを使うのもおすすめ】
位置調整がうまくいかないときは、正しい位置がわかる「ブレーキシューチューナー」を活用するとよい。作業が終わったら実際にブレーキをかけてみて、違和感がないか確認しよう。なお異音が鳴る原因はひとつではない。ブレーキシューに異常がなければ自転車店に持ち込んで点検・修理を依頼しよう。
4. 自転車のブレーキワイヤーが切れたときの修理方法

自転車のブレーキワイヤーが錆びたり切れかけたりしているときも、走行中のトラブルを防ぐため早めに修理・交換をしよう。一般的な自転車のブレーキワイヤーの交換手順を解説する。
ブレーキワイヤーの交換方法
ワイヤーカバー(アウターワイヤー)を同時に修理する場合は適切な長さに切る必要がある。手順2でブレーキワイヤーを取り外した際、自転車のワイヤーカバーの長さを確認しておこう。
5. 自転車のブレーキ修理はプロに依頼するのがベスト

知識や技術、経験が豊富な方であれば自転車のブレーキを自分で修理することもできるかもしれない。だが自転車のブレーキは身の安全に直結するもっとも重要なパーツといってもよいだろう。自分がケガをするだけでなく、ブレーキが効かないことにより第三者を傷つけてしまうことも想定される。費用はかかるが、それにより確実に安全走行ができるようになるのであれば、やはりブレーキ修理を自転車店のプロにおまかせしたほうがよいだろう。
結論
自転車のブレーキトラブルは命に関わることもあるため、絶対に放置はNGだ。少しでも異常を感じたら、まずは自分で点検してみよう。自分で修理するための知識や技術、経験などをお持ちでない方、少しでも不安がある方は、そのまま乗り続けず速やかに自転車店に依頼しよう。