目次
1. 防犯カメラのWi-Fi対応モデルの利点とは

まずは、Wi-Fi対応の防犯カメラの利点から見ていこう。
Wi-Fi対応の防犯カメラの利点
- 配線が難しい場所でも設置しやすい
- 配線が少なく済むためスッキリする
- クラウドに保存できるため記録装置を導入するコストが省ける など
こうしたポイントは、Wi-Fi対応の防犯カメラの利点だろう。配線を新設するのが難しい場所でもWi-Fiさえつながれば設置できる。電源を取る必要がある防犯カメラも多いが、その場合でも電源さえ確保できればそれ以外の配線は不要だ。ご家庭の環境や電源の位置にもよるが、壁に穴をあけることなく設置できればその分低コストで済むだろう。
また録画したデータはクラウド上に保存できるため、記録装置を別途購入する必要がない。クラウドは、見たい部分だけを切り取ってPCに落とせるなど利便性が高いのが特徴のサービスだ。利用料は毎月かかるかもしれないが、記録装置を購入した場合も定期的なメンテナンスや保守管理が必要になる。そこにかかる費用や手間、記録装置の設置スペースなどを考えれば、Wi-Fi対応の防犯カメラでクラウドに保存したほうが管理しやすいのではないだろうか。
また録画したデータはクラウド上に保存できるため、記録装置を別途購入する必要がない。クラウドは、見たい部分だけを切り取ってPCに落とせるなど利便性が高いのが特徴のサービスだ。利用料は毎月かかるかもしれないが、記録装置を購入した場合も定期的なメンテナンスや保守管理が必要になる。そこにかかる費用や手間、記録装置の設置スペースなどを考えれば、Wi-Fi対応の防犯カメラでクラウドに保存したほうが管理しやすいのではないだろうか。
2. 防犯カメラのWi-Fi対応モデルには欠点もある

一方で、Wi-Fi対応の防犯カメラには欠点もある。
Wi-Fi対応の防犯カメラの欠点
- 通信状況などによって途切れることがある
- Wi-Fiが届く場所でなければ設置できない
- ご家庭のネットワーク回線が圧迫されることがある
- ほかの電化製品と電波干渉を起こすことがある など
Wi-Fi対応の防犯カメラの欠点は、主に電波に関するものだ。ご家庭のネットワークが途切れれば映像も途切れてしまう。それに、たとえ壁1枚隔てているだけでも、Wi-Fiが届かなければ設置したところで録画ができない。複数台の防犯カメラを導入した場合、ご家庭のネットワークが圧迫されたり、設置場所によってはほかの電化製品と電波干渉を起こしたりすることもある。Wi-Fi対応の防犯カメラを導入するなら、先に設置したい場所を決めてから、その場所の電波状況などをチェックしておくことが大切だ。
3. 防犯カメラをWi-Fi対応モデルにする際の注意点

もうひとつ、Wi-Fi対応の防犯カメラを導入する前に知っておきたい注意点がある。それは外部からの電波妨害だ。
Wi-Fi対応の防犯カメラの注意点
Wi-Fi対応の防犯カメラは、撮影したデータを電波に変換して伝送する。そのため、万が一伝送中に電波を傍受されれば映像を見られてしまうおそれがある。
また「Wi-Fiジャマー」と呼ばれる電波妨害装置も販売されている。本来、試験などのカンニング防止や精密機器の保護といった目的で使用される機器であり、悪用は決して許されないものだ。だが知識のある侵入者がWi-Fiジャマーを使ったとしたら、防犯カメラには映像が残らないおそれがある。
Wi-Fi対応の防犯カメラを導入する際はこうしたリスクがあることも頭に入れておき、窓やドアなどへ二重・三重の防犯対策を講じることをおすすめしたい。
また「Wi-Fiジャマー」と呼ばれる電波妨害装置も販売されている。本来、試験などのカンニング防止や精密機器の保護といった目的で使用される機器であり、悪用は決して許されないものだ。だが知識のある侵入者がWi-Fiジャマーを使ったとしたら、防犯カメラには映像が残らないおそれがある。
Wi-Fi対応の防犯カメラを導入する際はこうしたリスクがあることも頭に入れておき、窓やドアなどへ二重・三重の防犯対策を講じることをおすすめしたい。
4. 防犯カメラのWi-Fi対応モデルはじっくり検討しよう

お伝えしたように、Wi-Fi対応の防犯カメラはクラウド上でデータを保存できたり、手軽に設置できたりといった利点がある。だがその一方で、Wi-Fi対応の防犯カメラの性能や機能は電波に影響を受けやすく、場合によっては電波妨害を受けるおそれもあるといった欠点も存在する。
手軽だからという理由だけでWi-Fi対応の防犯カメラを導入してしまうと、思わぬ失敗を招くおそれがあるため気をつけよう。利点と欠点、そして注意点を踏まえたうえでじっくり検討し、導入するかどうか判断してほしい。
手軽だからという理由だけでWi-Fi対応の防犯カメラを導入してしまうと、思わぬ失敗を招くおそれがあるため気をつけよう。利点と欠点、そして注意点を踏まえたうえでじっくり検討し、導入するかどうか判断してほしい。
結論
Wi-Fi対応の防犯カメラを導入する際は、先に設置場所をある程度決めて電波状況を確認しておくことをおすすめする。屋外に設置する予定なら、防塵や防水といった機能もチェックしておくと安心だろう。Wi-Fi対応の防犯カメラには利点も欠点もあるので、さまざまな観点からじっくり検討することが大切だ。