目次
- 1. 抱き枕の効果1|リラックス
- 2. 抱き枕の効果2|腰痛の改善
- 3. 抱き枕の効果3|いびきの予防
- 4. 抱き枕の効果4|むくみの解消
- 5. 抱き枕の効果5|睡眠の質の改善
- 6. 抱き枕の選び方
- 7. 大人の男性にもおすすめの抱き枕3選
- 8. 睡眠に悩みを抱えている方は抱き枕の効果を試してみては?
- ストレートタイプ
- ロングタイプ
- L字タイプ
- U字タイプ
- 流線タイプ
- バナナタイプ など
- ポリエステル綿
- 低反発ウレタン
- 極小ビーズ
- 羽毛 など
1. 抱き枕の効果1|リラックス

さっそく抱き枕の効果について詳しく解説していこう。まずは「リラックス効果」からだ。
抱きつくことで得られる「幸福感」
抱きつくという「行為」は、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンを分泌させる。幸福感が得られたりストレスや不安が軽減されたりするという、よい効果をもたらすホルモンだ。恋人とスキンシップを取っているときに出やすいといわれているが、抱き枕でも分泌されるという。幸福感や不安の軽減がリラックスにつながるというわけだ。
胎児の頃のような姿勢になれることによる「安心感」
抱き枕で眠ると横向きで丸まった姿勢になる。これは胎児と同じような姿勢であるため、まるで母親のお腹の中にいるときのような「安心感」が得られるといわれている。抱きつく際に得られる幸福感、胎児のような姿勢によって得られる安心感などから、リラックスできると考えられている。
ストレスが軽減され心拍数も落ち着くことによる「リラックス効果」
抱き枕で眠ると、ストレスを受けたときに分泌される「コルチゾール」という物質の分泌が軽減され、心拍数も減少する(落ち着く)ことが分かっている。幸福感や安心感、そしてこうした作用が心身をリラックスさせてくれるのだ。
2. 抱き枕の効果2|腰痛の改善

デスクワークや立ち仕事などで長時間同じ姿勢を続けていると、腰に負担がかかり腰痛を発症することがある。腰痛改善には腰に負担の少ない「横向き寝」が推奨されているのをご存知だろうか?横向き寝はほかの姿勢に比べ70〜80%も腰への負担が軽減されるという。この横向き寝をする際にも抱き枕が大きな効果を発揮してくれる。
正しい姿勢で横向き寝をすることによる「腰痛の改善効果」
たとえ横向き寝でも身体がねじれてしまっては腰痛改善効果が半減してしまう。横向き寝をしているのに腰痛が改善しないという方は、ぜひ一度抱き枕を試してみてほしい。抱き枕で眠ると横向き寝になるが、その間、抱きついていることで正しい姿勢に保ちやすいといわれているためだ。睡眠中に身体がねじれてしまうのを防ぐことができれば、腰痛改善にもつながっていくはずだ。
3. 抱き枕の効果3|いびきの予防
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家族からいびきがうるさいと指摘されたり、自身のいびきで目覚めたりすることがあるといった方も、ぜひ一度抱き枕を使ってみてほしい。
安定した姿勢で横向き寝をすることによる「いびき予防効果」
いびきは仰向けで寝ているときに起こることが多い。喉の筋肉が緩んだり舌が喉に落ちこんだりして気道が狭くなり、そこを空気が通ることでいびきが発生する。こうしたことから、いびきの予防には横向き寝が効果的とされている。だが仰向けで寝ることに慣れている方は横向き寝に違和感があり、いつの間にか仰向けに戻ってしまうこともある。
そんなとき抱き枕を使えば、先ほどの腰痛改善効果でも説明したように横向き寝で安定した姿勢を保ちやすくなる。幸福感や安心感なども相まって、継続して横向き寝ができるようになれば、いびきの予防効果も期待できるというわけだ。
4. 抱き枕の効果4|むくみの解消

立ち仕事やデスクワークで同じ姿勢を取っていると、腰痛だけでなく足もむくみやすくなる。悪化すると下肢静脈瘤を招いたり血栓ができたりするおそれがあるため、油断は禁物だ。実はそんなむくみにお悩みの方にも、抱き枕はおすすめなのである。
足をのせて寝ることによる「むくみの解消効果」
抱き枕は抱いて眠るだけでなく、足をのせて眠るといった使い方もできる。足が心臓よりも高い位置になるため足のむくみ解消に一役買ってくれる可能性がある。もちろん、むくみはそれだけで解消するわけではないが、ひとつの手段として抱き枕で寝てみるのも手だろう。
5. 抱き枕の効果5|睡眠の質の改善

抱き枕には睡眠の質を向上させる効果もあるとされている。朝の目覚めが悪い、寝ているはずなのに眠いなど睡眠の質に不安を抱えている方は、この機会に抱き枕を使ってみてはいかがだろうか?
睡眠中の姿勢が安定することによる速やかな「入眠効果」
深い睡眠に入るには「就寝後30分は動かない」ことが重要とされている。だが安定した姿勢でないと体が違和感を覚え、自然と寝返りをうってしまうだろう。何度も説明させていただいたが、睡眠中安定した姿勢を保つために役立つのが抱き枕である。抱き枕を使って睡眠中の姿勢が安定すれば、深い睡眠に入りやすくなる。すなわち睡眠の質の改善効果が期待できるというわけだ。
セロトニンの分泌による「安眠効果」
抱き枕に抱きつくと「セロトニン」と呼ばれるホルモンが分泌されやすくなるという。セロトニンはいわゆる「幸せホルモン」と呼ばれ、精神を安定させる効果がある。セロトニンの分泌が促されることにより安眠できれば、睡眠の質を向上させられるだろう。
6. 抱き枕の選び方

抱き枕は現在、各メーカーからさまざまな商品が発売されている。いざ選ぼうとしても迷ってしまうことがあるだろう。抱き枕を選ぶときのポイントをまとめたので参考にしてほしい。
抱き枕の形状やサイズ
抱き枕にもいろいろな種類があるが、代表的なものはこのようなタイプだ。ストレートは文字通り直線的な形状をしており、ロングタイプは自分の身長やそれ以上にもなる長いストレートタイプのものである。L字やU字はそのまま、抱き枕がそういう形になっているものを指す。湾曲している流線タイプ、バナナのように反っているタイプなどもある。自分の寝姿勢にフィットする形状のものを上手に選ぶのがポイントだ。
肌触りや中材の素材
カバーや中材の素材により、肌触りや寝心地が変わってくる。主にこうした素材が使われていることが多いが、ネット通販などでは実際に試せないのが痛いところだ。返品可能な商品であればよいが、そうでないときは実店舗で似たような素材のものを触り比べてみるとよいだろう。簡単に特徴を挙げるとすれば、ポリエステル綿や羽毛は「ふんわり感」低反発ウレタンは包み込まれるような「柔らかさ」極小ビーズは自分の動きや重心にあわせて変化する「もっちり感」があるといったところだ。
お手入れのしやすさも重要
ヒトは寝ている間にコップ1杯程度の汗をかくといわれている。そのすべてが、というわけではないが多少なりとも抱き枕にも吸収されるはずだ。それにホコリや皮脂、フケ、ダニの繁殖といったことも想定しておかなければならない。洗濯機で丸洗いできるなど、お手入れのしやすさも考慮しよう。
7. 大人の男性にもおすすめの抱き枕3選

おすすめの抱き枕を3選紹介しよう。
ロフテー「ボディピロー(抱き枕)綿側地」
「抱き枕のパイオニア」を謳うロフテーの超ロングセラー商品だ。体圧分散構造により、快適な睡眠が得られるという。
ニトリ「U型 ボリューム抱き枕」
ニトリでは大きなU字型をした抱き枕が人気だ。横向き寝をすると呼吸がしやすい姿勢に保たれるため、いびき対策にも効果が期待できる。
キング枕「王様の抱き枕 Lサイズ」
中材に極小ビーズを95%使用した、もっちり感が気持ちいい抱き枕だ。タツノオトシゴのような形状でフィットしやすいのも特徴。
8. 睡眠に悩みを抱えている方は抱き枕の効果を試してみては?

抱き枕はさまざまな効果が期待できる魔法のアイテムだ。もちろん、腰痛やいびき、むくみなどは根本から原因を断つことが大切だが、抱き枕で少しでも軽減されるのであれば利用してみるのも手ではないだろうか。睡眠に何らかの悩みを抱えている方はぜひ、抱き枕の使用を検討してみてほしい。
結論
抱き枕によって得られる幸福感や安心感は魅力だろう。腰痛やいびき、あるいは不眠といった悩みを抱えていない方にも、こうした抱き枕の効果はうれしいはずだ。最近では男性用も数多く登場している。ぜひ自分にフィットする抱き枕を探してみよう。