1. 手作りスリッパの作り方【布・デニム編】

最初は、布とデニム生地を使ったスリッパの作り方を紹介する。デニムは厚みもあり丈夫な生地のため、底に使えばしっかりとした履き心地のスリッパができるだろう。以下の作り方を参考にして、リサイクル生地でスリッパ作りにチャレンジしよう。
用意するもの
デニム生地、タオル、綿や麻などの表生地、バイアステープ
作り方
- 底部分の型紙を作り、表生地にしるしを付ける。周りに2cmほど余裕を持たせてカットする
- 下からデニム生地、タオル2枚、表生地となるように重ね、1.5cm間隔でミシンをかける
- ミシンかけした生地を型紙通りにカットし底部分が完成
- 次に、足の甲の型紙を作り、表生地とタオルを型紙に合わせて4枚ずつカットする
- 表生地の間にタオルを2枚はさみ縫い合わせたら、両端にバイアステープを付けて甲部分が完成
- 先ほど作ったスリッパの底部分に甲の部分を縫い付ける。最後に底部分のフチにもバイアステープを付ける
2. 手作りスリッパの作り方【もこもこ編】

次は、キルト綿を使ったスリッパの作り方を紹介する。この作り方では、かかとがあるもこもこスリッパが作成できる。かかとの高さがありくるぶしまで包まれるタイプのスリッパは、通常のスリッパよりも脱げにくく暖かいのでおすすめだ。
用意するもの
表面の布、裏面の布、キルト綿
作り方
かかとがあるスリッパは、底と側面の2つの型紙を使用する。型紙に合わせて表面と裏面(内側)の生地をそれぞれカットし「表面パーツ」「裏面パーツ」を作成。最後にパーツを繋ぎ合わせて完成という流れだ。
- 型紙に合わせて布をカットする
- 【表面パーツ】カットした表面の布の「底部分」と「側面部分」を縫い付けて1つのパーツにする
- 裏面パーツ】カットした裏面の布の「底部分」と「側面部分」を縫い付けて1つのパーツにする
- 表面パーツだけひっくり返し、返し口を残した状態で足が入る部分を縫い付ける。
- 返し口から表面パーツと裏面パーツをひっくり返し、かがり縫いで閉じたら完成
3. 手作りスリッパの作り方【布ぞうり編】

この作り方でできる布ぞうりとは、名前の通り布で編んだスリッパのことだ。裂き布や古布を使った布ぞうりの作り方を紹介する。
用意するもの
裂き布や古布、紐、洗濯ばさみ、紐を固定するための器具(足指、ハンガー、フックなど固定できるもの)
作り方
- 足指または器具などを使い、紐を固定する場所を作る
- 紐が輪っかになるように結び、8の字をかくように器具にかける。交差する部分を洗濯ばさみで留める
- 手前側がつま先部分となる。つま先から布を編みこんでいき、底部分を完成させる
- 糸処理をして、鼻緒を付けたら完成
スリッパの底部分の編み方は通常のぞうりとほぼ変わらない。布ぞうりタイプのスリッパの作り方は参考動画が多く存在するため、動画を見ながら一緒に編み進めることをおすすめする。
4. 手作りスリッパの作り方【新聞紙編】

最後は、掃除や緊急時に役立つ新聞紙を使ったスリッパの作り方を紹介する。この即席スリッパの作り方を覚えていれば、災害時など靴下もスリッパもない時にも足を保護できる。
用意するもの
新聞紙2枚
作り方
- 1枚の新聞紙を半分に折り、輪になるほうを手前に置く
- 右の端を真ん中の線に合わせるように1度たたむ。そのままもう一度左へたたむ
- たたんだ部分が手前になるように横向きに回転させ、その向きのまま裏返す
- 横向きになった新聞紙がだいたい3分の1ずつになるように、左右の端を真ん中へ向けてたたむ
- この時、左側の端は右側の端の隙間に差し込む
- 四隅の角を内側に折ったら完成
結論
今回はさまざまな素材で作るスリッパの作り方について紹介した。市販のものより安く作れること、自分好みのデザインが選べることがスリッパを手作りするメリットだ。スリッパの型紙はさまざまなサイトで公開されているので、気に入ったデザインのものを使おう。おうち時間が増えている今だからこそ、今回紹介した方法を参考に、スリッパ作りに挑戦してもらいたい。