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踏み台をDIYで作ってみよう!必要な材料や道具から詳しい作り方まで

踏み台をDIYで作ってみよう!必要な材料や道具から詳しい作り方まで

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2021年9月22日

高い位置にあるものを取るときには踏み台が便利だ。自分でも簡単にDIYすることができるが、作り方を間違えると壊れやすくなる。この記事では木製の踏み台をDIYで作るための作り方を紹介しよう。高い位置で作業をしたり玄関の上がり下りを楽にしたり、さまざまな用途で使用できるので、ぜひ自分の手で作ってみてほしい。

  

1. 踏み台のDIYに必要な材料

まずは必要な材料について紹介する。それぞれ詳しく解説するので、踏み台をDIYする前にそろえておこう。

木材

踏み台をDIYするための木材を用意する。作りたい踏み台のサイズに合ったものを選ぶのがポイントだ。この記事で作る踏み台に必要な木材の寸法は以下の通りで、ホームセンターでも揃えられる。

・天板:240mmx13mmx910mm
・2×4材(脚用・補助材):88mmx38mmx910mm 2本

2×材(ツーバイ材)は寸法が規格化された木材である。2×4(ツーバイフォー)材は実寸で38mmx89mm、2×2(ツーバイツー)材は38mmx38mmだ。カンナがけが不要で加工しやすく、規格化された寸法の木材を利用することでカットの手間を減らせる。

適した板材がない場合は2枚の板を組み合わせて天板にしてもよいだろう。また、踏み台を屋外で使うなら、防腐剤を塗るか、防腐処理が施された木材を選んでほしい。

木ネジ

木材の組み立てには木工用の木ネジを使用する。締め付けるほど奥に入っていくため、密着してガタつきを防止することが可能だ。ネジの長さは板厚の2倍強、または板厚+20mmほど必要である。頭が平らでフラットに仕上がる皿木ネジがおすすめだ。

木工パテ

木材の穴埋めやひび割れの補修に使用するアイテムだ。踏み台を組み立てたあと、木ネジを打ち込んだ穴に入れることでキレイに仕上がる。

室内用塗料を塗ってもよい

自分の好みに合わせてアレンジできるのがDIYの魅力だ。踏み台に室内用塗料を塗ればオリジナリティがアップし、オシャレな仕上がりになるだろう。使う部屋のインテリアに合った色を選ぶのがポイントだ。

2. 踏み台のDIYに必要な道具

踏み台をDIYするときは必要な道具を揃えておこう。詳しい用途と併せて一つずつ説明する。

電動ドライバドリル

木材を木ネジで固定するとき、下穴を開けるときに使用する。充電式のものはコードレスなので使いやすく、アタッチメントを取り替えることで研磨に使えるものもある。

ノコギリ

木材を適した大きさにカットできる。DIYにかかる時間を減らしたいのであれば、ホームセンターのカットサービスがおすすめだ。また、店舗によっては備え付きの電動ノコギリを利用できるケースもある。

紙やすり

紙やすりは木材の表面を削るためのアイテムだ。踏み台の仕上げに使用し、角を磨くことで手触りがよくなり安全性がアップする。「#」に続く数を番手といい、数字が小さいと目が粗くなり大きいと細かくなる。粗いものは凸凹をなくしたり角を削るために使い、細かいものは表面を滑らかに仕上げることができるので、目的に応じて選ぼう。紙やすりを専用工具のサンダーに取り付けて使えば、より簡単に木材を磨ける。

曲尺(かねじゃく)と鉛筆

L字型に曲がった金属製のものさしで、木材をカットする前の寸法取りをするときに役立つ。一般的な定規と違って直角を正確に出せるのがメリットだ。寸法取りをしたら鉛筆を使ってカットする線を描こう。

軍手

踏み台をDIYするときは木のトゲなどから手を守るために軍手をはめる。滑り止めがついたタイプなら、作業の途中に手が滑る心配がより少ないだろう。

3. 基本的な踏み台のDIY方法

紹介した材料と道具を使った木製の踏み台(幅450mm×奥行240mm×高さ150mm)のDIY方法を紹介しよう。手順を詳しく紹介するのでぜひ試してみてほしい。

まずは木材をカットする

まずは木材に鉛筆を使って印をつけ寸法取りを行う。基準となる一辺を決めてから順番に寸法取りをするのがポイントだ。2×材の規格寸法を利用して以下の長さにカットしていこう。

・天板:240mm×450mm ×1
・脚(2×4材):135mm ×4
・補助板(2×4材):105mm ×2
          315mm ×2

ノコギリを使うときは木材を手でしっかりと押さえながら切るのがポイントだ。机に挟んで固定する、クランプ(万力)という工具を使うと両手が使えるのでより楽に作業できる。

踏み台を組み立てる

カットした木材を組み立てて踏み台を作る。実際に木ネジで組み立てる前に木材を当ててみて、寸法があっているかどうか確かめよう。

1.105mm・315mmの補助材で長方形の枠を作る。枠の外形が391(38+315+38)mm×105mmになるよう、105mmの木材を外側に使う。
2.枠の外側四隅に脚を取り付ける。
3.脚つきの枠に天板を乗せて固定する。

木ネジを上手に使うコツは下穴を開けておくことだ。木材が割れにくく、失敗のリスクも減る。組み立てが終わったら木ネジの穴に木工パテを入れて穴を塞いでおこう。パテが乾いたら紙やすりでこすり、カットのときのバリや角をとって滑らかに仕上げるとよい。

完成したあとは手でゆらして確認する。尖っている部分やガタつきがあった場合は、紙やすりを使って調整してほしい。

DIYキットがおすすめ

もっと手軽に踏み台を作りたいなら専用のDIYキットがおすすめだ。必要な材料は揃っているため、あとは組み立てるだけで完成する。

木材のカットといった工程も不要で、初心者でも失敗することなくDIYが楽しめるだろう。使う木材や完成したときのサイズは商品によって違うため、比較してから選んでほしい。

結論

自分で手作りした踏み台には愛着がわく。寸法が規格化されている2×材を取り入れれば、失敗のリスクを減らせるだろう。基本の作り方をマスターしたら自分なりにアレンジするのもおすすめだ。使いやすいサイズを追求したり、おしゃれにペイントしたりと、さまざまな方法を試してほしい。また、手軽に作りたいなら踏み台のDIYキットを使ってもよいだろう。
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  • 公開日:

    2020年8月19日

  • 更新日:

    2021年9月22日

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