1. DVDトールケースの種類とサイズ

DVDのケースの中でも一般的なのが、背の高いその名もトールケースだ。同じトールケースでも「アマレー」「ワーナー」といった種類があり、それぞれサイズが異なる。
アマレータイプのサイズ
一般的な映画DVDやプレステ2のソフトなどが入っているケースがアマレータイプだ。サイズは幅約136mm、深さ(厚さ)約14mm、高さ約190mmである。薄型になると深さ(厚さ)は約7mmが一般的だ。なお「約」を付けたのは、業者によって幅135.8mmであったり高さ191mmであったりと、やや表記の仕方が異なるケースがあるためだ。以下、約はすべて省略するが同様に捉えていただきたい。
ワーナータイプのサイズ
DVDのほかPCソフトなどに使われることが多く、アマレーよりも若干幅広なのがワーナータイプである。サイズは幅141mm、深さ(厚さ)14mm、高さ190mmだ。
2. トール以外のDVDケースの種類とサイズ

トールケース以外にもDVDを収納できるケースはいくつかある。CDなどにも使われるPケースやPPケースだ。せっかくなので、こちらもサイズを覚えておこう。
Pケースのサイズ
幅142mm、深さ(厚さ)10mm、高さ124mmのPケースは、市販されている一般的なCDに用いられている。もちろん、ディスクのサイズが合えばDVDでも入れられる。ちなみにスリム用などもあり、幅や高さは変わらないものの深さ(厚さ)が8mmや7mm、5mmなどと薄くなっている。より多くのDVDを棚などに収納したい方は、薄いものを選ぶとよいだろう。
PPケースのサイズ
Pケースが硬質プラスチック素材であるのに対し、軟質のポリプロピレン素材で作られているのがPPケースで、Pケースと比べると割れにくく軽いという特徴がある。こちらもDVDを収納するのに適したケースだ。そんなPPケースのサイズは幅142mm、深さ(厚さ)10mm、高さ124mmのほか、深さ(厚さ)5mmや4.2mmといった種類がある。
3. DVDケースに入れるジャケットのサイズは?

ここまでDVDのケースの種類とサイズをお伝えしてきたが、最後はDVDの「ジャケット」のサイズを解説しよう。当然だがケースのサイズに合わせる必要があるため、お手製のジャケットを印刷するときや、市販のDVDのケースから移し替える際などは注意が必要だ。
トールケース(アマレータイプ)のジャケットのサイズ
一般的な深さ15mmのケースだった場合、ジャケットのサイズは展開した状態で幅273mm、高さ182mmとなる。幅は、背表紙部分が14mm、表紙と裏表紙がそれぞれ129.5mmという内訳だ。
トールケース(ワーナータイプ)のジャケットのサイズ
アマレーと比べてやや幅広とお伝えしたが、ジャケットもその分幅広に作る必要がある。高さは182mmと変わらないものの、幅は286mmになる。背表紙は同じく14mmだ。
トールケース(スリムタイプ)のジャケットのサイズ
アマレーやワーナーと比べて深さ(厚さ)が薄くなる。その分、横幅が短くなるため覚えておこう。深さ(厚さ)7mmのスリムケースだった場合、高さは同じく182mmだが、幅が268mmで背表紙部分が7mmなどとなる。
Pケースのジャケットのサイズ
Pケースは表ジャケットと裏ジャケットを別々に入れる。まずは表ジャケットから見ていくと幅120mm、高さ120mmというのが一般的だ。一方の裏ジャケットは背表紙なども含まれるためサイズが若干異なる。幅150mm、高さ118mmあたりが目安になってくるだろう。
結論
お伝えしてきたようにDVDのケースにはいろいろな種類があり、それぞれサイズが異なる。意外と種類が多く難しく感じるかもしれないが、事前にきちんとケースのサイズを確認さえしておけば、ジャケットのサイズが合わないといった失敗を防ぐことができるはずだ。