1. マスキングテープを使えば賃貸でも壁紙を変えられる?
マスキングテープとは、たとえば塗装の際などに塗りたくない部分を保護するために使うテープのことだ。最終的には剥がすことになるため、粘着力が弱く糊などが残りにくいように作られている。この特徴を生かせば、壁紙を変えられるというわけだ。
マスキングテープを使って壁紙を変えてみよう
既設の壁紙の上にマスキングテープを貼り、そこへ両面テープを重ねて貼る。最後に好きな壁紙を貼り付ければあっという間に完成する。マスキングテープを剥がせば両面テープと壁紙も一緒に剥がれ、元の壁紙が現れる。これなら手軽に壁紙をアレンジできるだろう。具体的な流れは次の通りだ。
マスキングテープを使って壁紙を変える方法
マスキングテープを、壁の上端と下端、さらに端から30cmほどの間隔で縦に貼っていこう。両面テープは、マスキングテープからはみ出さないように重ねて貼るのがポイントだ。このあとすぐに両面テープをめくってしまうのはNGなので覚えておこう。まずは壁紙を画鋲などで仮止めし、サイズを合わせることが先になる。このとき、余る部分をカッターでカットしておくことも忘れないようにしよう。
壁紙のサイズを整えたら、端の両面テープのみをめくり壁紙の端を貼り付ける。貼り終えたら仮止め用の画鋲などを外して、壁紙を端に向かってクルクルと巻いていこう。あとは縦のライン1本ずつ、両面テープをめくって壁紙をシワにならないように伸ばしながら貼っていくだけだ。やや難易度が高いため、一気にやるよりもゆっくり少しずつ丁寧に作業に当たろう。
壁紙のサイズを整えたら、端の両面テープのみをめくり壁紙の端を貼り付ける。貼り終えたら仮止め用の画鋲などを外して、壁紙を端に向かってクルクルと巻いていこう。あとは縦のライン1本ずつ、両面テープをめくって壁紙をシワにならないように伸ばしながら貼っていくだけだ。やや難易度が高いため、一気にやるよりもゆっくり少しずつ丁寧に作業に当たろう。
賃貸物件の場合は慎重に判断したほうがよいケースも
確かにマスキングテープは粘着力が弱く糊のあとも残りにくいが、賃貸物件の場合は慎重に判断したほうがよいだろう。元の壁紙を絶対に傷つけない、糊のあとが残らないとは言い切れないからだ。元の壁紙の素材などによっては剥がすときに失敗する可能性もある。元の壁紙がすでに劣化しており、剥がれやすくなっている場合も注意が必要だ。万が一壁紙を破損・汚損した場合、修繕費用を支払わなければならないこともある。
まずは目立たない部分で、マスキングテープがキレイに剥がれるか確認しておく方法もあるが、それで破損した場合でも、修繕費用を負担しなければならない可能性がある。不要なトラブルを避けるためにも、不安なときは決して無理はしないでいただきたい。
まずは目立たない部分で、マスキングテープがキレイに剥がれるか確認しておく方法もあるが、それで破損した場合でも、修繕費用を負担しなければならない可能性がある。不要なトラブルを避けるためにも、不安なときは決して無理はしないでいただきたい。
2. 失敗しそうという方は壁紙ふうのマスキングテープを
マスキングテープと両面テープを使った壁紙アレンジは難しそう、失敗しそうという方には壁紙「ふう」のマスキングテープを使った方法がおすすめだ。
壁紙ふうのマスキングテープとは?
すでに壁紙ふうにデザインされており、そのまま貼るだけで壁紙をアレンジできるというマスキングテープが販売されている。ペイントウッド、タイル、幾何学、レンガなどさまざまなデザインがある。両面テープを使って壁紙そのものを貼るのは難易度が高いが、これなら既設の壁紙の上にマスキングテープを貼るだけなので、より手軽に壁紙をアレンジできるだろう。壁紙以外にも、窓やテーブル、階段、収納棚の扉などアイデア次第でいろいろな場所に貼れる商品も多い。気になる方はぜひチェックしてみよう。
3. 壁紙用から壁紙ふうまで!おすすめのマスキングテープ
壁紙用(両面テープと壁紙を重ねて貼る用)のマスキングテープと、壁紙ふうのマスキングテープのおすすめを最後に紹介する。
WALPA「壁紙用マスキングテープ」
まずは壁紙用マスキングテープだ。弱粘着で壁紙を傷つけにくい。幅5cmで長さは18mとたっぷりあるのもうれしい。
ニトムズ「インテリアマスキングテープ」
幅5cm、長さ8mのマスキングテープ。壁紙を部分的にアレンジしたいときに適したサイズで、デザインが豊富にある。
カモ井「mt CASA FLEECE」
同じく貼るだけで壁紙をアレンジできるマスキングテープ。23cmと幅広なので広範囲なアレンジに向いている。個性的なデザインが多い。
商品情報
- 商品名:MT CASA FLEECE タイル・ヴィンテージ
- Amazon商品ページはこちら
結論
マスキングテープを使えば、既設の壁紙を剥がすことなくアレンジできる。貼るだけで雰囲気を変えられる手軽なマスキングテープも販売されているので、ぜひチェックしてみよう。賃貸物件にお住まいの方は、破損や汚損のリスクを踏まえて慎重に判断してほしい。