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うがい薬に風邪予防の効果はない?正しい使い方やタイミングを解説!

うがい薬に風邪予防の効果はない?正しい使い方やタイミングを解説!

投稿者:ライター 藤田幸恵 (ふじたゆきえ)

2020年8月 5日

風邪やインフルエンザを予防するために、うがい薬を使ってうがいをしている方も多いだろう。だが実は、うがい薬は風邪予防にあまり効果がなく、他の目的で使用するほうが適切なのだ。そこで、うがい薬の本当の効果やより効果的な使い方について解説する。

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1. うがい薬は風邪予防に効果がないの?

「うがい薬の風邪予防に対する効果は低い」という説を聞いたことがあるだろうか?今まで一生懸命風邪やインフルエンザ予防のためにうがい薬を使っていた方は、効果が低いと聞いてショックを受けるかもしれない。

だが、京都大学の研究グループが行ったうがいについての実験において、ヨード液うがい薬を使用した集団よりも、うがい薬なしで水うがいした集団のほうが風邪をひかなかったという結果が出ているのだ。

京都大学の研究グループが発表したレポート(※1)によると、うがいをしない場合に比べて、水うがいをした集団の発症確率は40%低下した。一方、ヨード液うがいをした集団はうがいをしなかった集団よりも12%の低下しか認められなかった。このため、ヨード液うがいには意味のある抑制効果は低いと考えられる。

2. うがい薬の本当の効果とは?

うがい薬の風邪予防に対する効果は低いが、別のことに効果がある。うがい薬の本当の効果を解説する。

うがい薬の本当の効果

うがい薬は、「口腔内やのどの殺菌・消毒、口臭除去」が必要なときに使うと効果的だ。うがい薬の成分であるポビドンヨードは、ウイルスや細菌を殺菌できるからである。

具体的に何に効くの?

うがい薬は殺菌効果があるため、すでにウイルスなどに感染しているときに、治癒を早めたり他人への感染拡大を防いだりという目的で使用するとよい。具体的には、咽頭炎・扁桃炎・口内炎・口臭除去・口腔内の消毒に効果的だ。

3. うがい薬の効果的な使い方やタイミング

うがい薬の効果をあげるために、気をつけたいことがある。効果的な使い方や使うタイミングを解説する。

効果的な使い方

うがいをする前には、手洗いをしっかりしよう。効果を高めるために、うがい薬を使用する前は、水うがいをして口腔内をキレイにする。

うがい薬を使うタイミング

喉がイガイガするときや人の多い場所から帰宅したときなどに、うがい薬を使ってうがいをする方が多いだろう。それ以外にうがい薬を使う適切なタイミングは、食事や喫煙のあと、口臭が気になるときなどだ。

4. うがい薬の効果が低くなる間違った使い方

せっかくうがい薬を使っていても、間違った使い方をしていたら十分な効果は得られないだろう。やってしまう方が多い、間違った使い方の代表例を紹介する。

目分量で薄める

うがい薬の容器には使用量を示す目盛りが付いているが、大雑把にうがい薬と水を混ぜて使用する方も多い。計量うがい薬の原液を薄めて使用するタイプは、正しい濃度にすることで効果が出る。製品によって用量は異なるため、説明書きを読んで正しい用量を守ろう。

作り置きをする

毎回うがい薬を薄めるのが面倒であっても、作り置きをしてはいけない。うがいする前に薄めて、早めに使おう。

うがい薬を飲む

うがい薬を飲むことで、放射線の影響を減少させたり癌に効果があったりという、偽の情報が出たことがある。だが、うがい薬にはそういった効果はなく、服用に関しては安全性も担保されていない。誤って少量飲んでしまっても問題はないが、基本的にはうがい薬を飲んではいけない。

結論

うがい薬を効果的に使用する方法について解説してきた。うがい薬は風邪の予防にはそれほど効果がないが、ウイルスや細菌の殺菌・消毒効果はある。喉の調子が悪かったり口臭が気になったりしたときは、積極的にうがい薬を使用することをおすすめする。

(参考文献)
※1出典 京都大学環境安全保健機構「水うがいで風邪の発症が4割減少」
http://www.hoken.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2015/03/gargle2007.pdf
  

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