1. ねじゆるみ止め接着剤とは?
そもそも、ねじゆるみ止め接着剤とはどんなものなのだろうか。ここでは、ねじゆるみ止め接着剤がどんなものかを解説する。メリットや種類を知る前に、まずはねじゆるみ止め接着剤がどんなものかを知ってほしい。
ねじゆるみ止め接着剤は嫌気性接着剤である。空気が遮断されることで固まる性質があり、文字通りの接着剤だ。ねじを固定する役割がある。
ねじのタイプ別に簡単な使い方を解説するので参考にしてほしい。
ねじゆるみ止め接着剤は嫌気性接着剤である。空気が遮断されることで固まる性質があり、文字通りの接着剤だ。ねじを固定する役割がある。
ねじのタイプ別に簡単な使い方を解説するので参考にしてほしい。
貫通穴の場合
ねじ穴が貫通している場合、貫通先の根本にねじゆるみ止め接着剤を塗布して使う。
袋穴の場合
ねじの穴が袋状になっている場合は、あらかじめ穴にねじゆるみ止め接着剤を流し込んでからネジを締めて使う。
後浸透散布法
組み付け型のねじの場合、ナットとねじの隙間を埋めるようにしてねじゆるみ止め接着剤を塗布して使う。
2. ねじゆるみ止め接着剤のメリット
では、ねじゆるみ止め接着剤を使う利点にはどんなものがあるだろう。ここでは、ねじゆるみ止め接着剤を使うメリットを解説する。ねじゆるみ止め接着剤のメリットを知って、家具やDIYなどのねじ部分に取り入れてほしい。
密着するため振動によるゆるみや腐食を予防できる
ねじとの接合部分にねじゆるみ止め接着剤を使うと、接着剤がねじに密着する。したがって振動が伝わりにくくなり、ねじがゆるむのを予防する効果がある。また、ねじに空気が触れなくなるので、ねじの腐食を防ぐこともできるのだ。ゆるんで跳び出てきたねじの部分に何かを引っかけてしまう心配がなく、ペットや子どもがねじを直接いじることができないので安全面でもメリットがある。
3. ねじゆるみ止め接着剤の種類
ねじゆるみ止め接着剤にはどんな種類があるのか。ここでは、ねじゆるみ止め接着剤の種類や特徴を解説する。それぞれの種類の特徴を理解して、適したねじゆるみ止め接着剤を使ってほしい。
強度の種類
- 低強度のねじゆるみ止め接着剤(取り外す必要がある場合・小ねじなどに使用)
- 中強度のねじゆるみ止め接着剤(取り外す必要がある場合)
- 高強度のねじゆるみ止め接着剤(永久的に取り外さない場合)
粘度の種類と硬化時間
- 低粘度のねじゆるみ止め接着剤(15分程度)
- 中粘度のねじゆるみ止め接着剤(10分〜30分程度)
- 高粘度のねじゆるみ止め接着剤(15分〜40分)
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4. ねじゆるみ止め接着剤の選び方
ねじゆるみ止め接着剤にはさまざまな種類があるので、どのようにして選べばよいのだろうか。ここでは、ねじゆるみ止め接着剤の選び方を解説する。ねじゆるみ止め接着剤の選び方を知って、適したねじゆるみ止め接着剤を購入しよう。
ねじや埋め込む材質によって選ぶ
ねじゆるみ止め接着剤は、ねじや埋め込む材質によって選ぶことをおすすめする。金属やプラスチックなど、ねじゆるみ止め接着剤によって接着できる材料が違うのだ。ねじゆるみ止め接着剤を購入する前に、自身の使用したい箇所の材質が適切であるか確認して選んでほしい。
取り外しやすさで選ぶ
ねじゆるみ止め接着剤を選ぶ際には、取り外す際のことを考えて選ぶのも重要なポイントだ。手動で工具を用いて手軽に取り外せる接着剤や、熱を加えた状態で工具を使って取り外す接着剤などさまざまだ。取り外しに手間や時間がかかりにくいものを選ぶとよいだろう。
結論
ねじゆるみ止め接着剤にはさまざまな種類がある。この記事で解説したねじゆるみ止め接着剤の選び方を参考にして、選んでみてはいかがだろうか?ねじゆるみ止め接着剤を活用して、ねじがゆるんだり腐食したりしないようにあらかじめ対策を打っておこう!