1. メジャーを使った正しい測り方

正しく測るための基礎知識を紹介する。メジャーの種類と正しい測り方を覚えれば、正確な長さがわかるだろう。
メジャーの種類
メジャーは大きく2つの種類に分かれており、それぞれ適した用途が異なる。1つ目は布やビニール製の柔らかいテープメジャー、2つ目は金属製でバネによる引き戻し機能がついているコンベックスだ。また、巻き取れるタイプのメジャーは全て巻き尺と呼ぶ。
テープメジャーは巻きつけて使用できるため、曲線を測ることが多い裁縫や採寸に適している。伸ばしたときに形を保持できるコンベックスは、家具など直線の測定に向いているのが特徴だ。
テープメジャーは巻きつけて使用できるため、曲線を測ることが多い裁縫や採寸に適している。伸ばしたときに形を保持できるコンベックスは、家具など直線の測定に向いているのが特徴だ。
メジャーの測り方
0基点を測りたいものの端に当ててメジャーを伸ばすのが基本の使い方だ。コンベックスは爪の部分が0基点になっているので、測定したいものに引っかけるか押し当てよう。
テープメジャーの場合は0のメモリが記載している部分が0基点になる。先端が0基点であるタイプと途中に0基点があるタイプがあるので、あらかじめ確認しておくのがポイントだ。
あとは測りたいものにそって伸ばしてメモリを読み取ろう。ねじれたり曲がったりしないように気をつけて測定する。1人だと難しいなら、0基点を押さえてもらうなど誰かに手伝ってもらうとよいだろう。
テープメジャーの場合は0のメモリが記載している部分が0基点になる。先端が0基点であるタイプと途中に0基点があるタイプがあるので、あらかじめ確認しておくのがポイントだ。
あとは測りたいものにそって伸ばしてメモリを読み取ろう。ねじれたり曲がったりしないように気をつけて測定する。1人だと難しいなら、0基点を押さえてもらうなど誰かに手伝ってもらうとよいだろう。
2. メジャーがないとき身近な物を使った測り方

メジャーが用意できない場合は他のアイテムで代用が可能だ。測るのにおすすめな3つのアイテムと測り方について紹介する。
スマホアプリ
計測機能があるスマホアプリを使った測り方だ。アプリを起動してカメラで対象を写したら、測りたい部分をタップしよう。カメラの画面に入らないものは測れないが、小さなものは正確に測れる。
1000円札
お財布に入っている1000円札をメジャーの代わりに使用する。1000円札の寸法は150mm×76mmなので、横の長さ(150mm)を利用すればわかりやすい。また、5000円札は156mm×76mm、1万円札は160mm×76mmなので、こちらも覚えておくとよいだろう。
A4サイズの紙
A4サイズの寸法は210mm×297mmだ。メジャーの代わりに測りたい部分にあてれば大まかな長さが測れるだろう。A4サイズの紙を複数用意して並べるとわかりやすく、半分に折れば細かい部分の長さも測りやすい。
3. メジャーがないとき手を使った測り方

メジャーや代わりになるアイテムが手元にない場合は、手を使った測り方を試してみよう。簡単に実践できる手や指を使った方法を紹介する。
手のサイズを把握する
自分の手のサイズを測っておけばメジャーの代わりになる。測定したい対象に手をそえていけば、おおまかな長さがわかるだろう。
あらかじめ定規やメジャーを使用して手の正確な長さを測っておくのがポイントだ。測り方に必要なのは自分の手だけなので、いろいろなシーンで役立てられる。
あらかじめ定規やメジャーを使用して手の正確な長さを測っておくのがポイントだ。測り方に必要なのは自分の手だけなので、いろいろなシーンで役立てられる。
どこの長さがよいの?
中指の先端から手首までの長さを測っておくとわかりやすい。より小さなものを測りたいなら、指の長さを知っておくとよいだろう。白い部分を含まない爪の長さを測れば、食材を切るときの目印になる。
また、日本では昔から「一束(ひとつか)」という単位が使われており、これは親指を除く指4本で握りこぶしを作ったときの幅を指す。男女共通で8cmほどとされているので、覚えておくと便利だ。
また、日本では昔から「一束(ひとつか)」という単位が使われており、これは親指を除く指4本で握りこぶしを作ったときの幅を指す。男女共通で8cmほどとされているので、覚えておくと便利だ。
4. メジャーがないとき歩幅を使った測り方

距離を測りたいときにはメジャーの代わりに歩幅を活用してほしい。歩測についての基礎知識と歩幅の測り方を学んでおけば、すぐに実践できる。
歩測で距離がわかる
歩いて一定の距離を測ることを「歩測」という。メジャーの長さが足りない距離の測定にも対応できる測り方だ。
1歩の歩幅を確認して歩数を数えて掛け算をすれば、大まかな距離を割り出せる。10歩や50歩で何メートルになるかあらかじめ計算しておくと、目安になるのでおすすめだ。
1歩の歩幅を確認して歩数を数えて掛け算をすれば、大まかな距離を割り出せる。10歩や50歩で何メートルになるかあらかじめ計算しておくと、目安になるのでおすすめだ。
1歩の歩幅を割り出そう
歩測を行うには正確な歩幅を調べる必要がある。一般的な歩幅の目安は「身長×0.45」とされているが、メジャーを使って測ったほうが正確だ。
歩幅とは片足のつま先からもう片方のつま先までの長さを指す。10歩歩いたときの合計距離を歩いた歩数で割るのが正確な測り方だ。何度か試して正確な歩幅を割り出しておくとよいだろう。
歩幅とは片足のつま先からもう片方のつま先までの長さを指す。10歩歩いたときの合計距離を歩いた歩数で割るのが正確な測り方だ。何度か試して正確な歩幅を割り出しておくとよいだろう。
結論
長さを測るメジャーはさまざまなシーンで活用できる。メジャーの種類や使い方を確認して、正確な長さを測ってほしい。また、メジャーが用意できない場合でも、他のアイテムで代用することが可能だ。手のサイズや歩幅を知っておけば、好きなときに大まかな長さを測れるだろう。