1. 椅子の足置きが必要な理由とは?
着席時に足裏が床につかない場合や、足が疲れやすいと感じる方は、「足置き」を使うのがおすすめだ。デスクの下に足置きがあると疲れたときにサッと足を置けるほか、正しい姿勢も実現しやすくなる。
そもそも正しい姿勢とは?
正しい姿勢で座るポイントの1つは、膝下が床と直角になっていることだ。着席時に太ももの上部が床に水平になり、膝下が床と直角になるといいだろう。椅子に座ったときにこの姿勢がとれない方は、足置きを使うことで正しい姿勢に近づけたい。
正しくない姿勢ではどんな問題が起きやすい?
座ったときにつま先が床につかない、かかとが浮くなどの場合は椅子が高すぎる。椅子が高くて足裏全体が床につかない場合、下半身の血行が悪くなりやすい。足の血行が悪くなると足が疲れるだけでなく、冷えやむくみにもつながるおそれがあるので注意しよう。
2. 椅子の足置きの種類や選び方
椅子の足置きにはいくつかの種類がある。それぞれ使うのに適した場所があるため、どこで使いたいか、持ち運びたいかなどを基準に選ぶといいだろう。
据え置きタイプ
デスクの下などに置いて使うのに適した足置き。クッション素材でできているものや角度調節ができるものなど、さまざまな素材や機能がある。
チェアタイプ(オットマン)
「オットマン」とは椅子用の足置きとして使うスツールのことだ。デザイン性が高く、リビングなどでも使いやすい。ソファなどの椅子とセットになっている場合も多い。
折りたたみタイプ
旅行や出張でも使えるよう、コンパクトに折りたたみできて持ち運びしやすい足置き。空気を入れて使用するエアークッションタイプなどもある。
吊り下げタイプ
飛行機や新幹線の足元に吊り下げて使えるタイプ。ハンモックのように紐で固定して使う。
3. 椅子の足置きのおすすめ3選
ここでは椅子の足置きを探している方向けに、おすすめの足置きを3つ紹介しよう。
サンワサプライ「フットレスト 100-FR013」
据え置きタイプの足置きとしても使えるうえ、折りたたみも可能なアイテム。ゆるやかな傾斜がついているため足を置きやすく、中に靴などを収納できるのもメリットだ。
和楽「和楽オットマン」
オットマンタイプのオシャレな足置き。18色もの豊富なカラーバリエーションがあり、インテリアに合った足置きがほしい方にも向いている。椅子としても使える。
ドリーム「どこでも足座楽」
折りたたみ可能で、簡単に持ち運べる椅子の足置き。B5ほどのサイズでコンパクトなため、バッグの中に入れてもかさばりにくい。バスや新幹線で使うのもおすすめだ。
4. 椅子の足置きを手作りしてみよう
最後に、牛乳パックを使って椅子の足置きを作る方法を解説する。用意するものは以下の通りだ。
- 牛乳パック24個
- ガムテープ
- 仮留め用のテープ
- はさみ
- 補強用のダンボールや新聞紙(なくても可)
1.牛乳パックで三角柱を作る
まずは牛乳パックで三角柱を作る。洗って乾かした牛乳パックをはさみで切り開いたら、それぞれの面の上部と底の部分が三角になるよう切り、四角い面の1つが内側にくるよう折ろう。
2.テープで仮留めする
全体をテープなどで仮留めしておく。体重のある方が使うなど椅子の足置きとして丈夫にしたい場合は、牛乳パックの中に丸めた新聞紙を詰めるといいだろう。
3.組み合わせて六角形にする
三角柱の牛乳パックが24個できたら、六角柱になるよう組み合わせる。形が整ったらテープなどで仮留めしよう。
4.ガムテープで留める
全体をガムテープでグルグル巻き、形が崩れないようしっかりまとめる。
5.ダンボールなどで補強してもOK
椅子の足置きをさらに丈夫にしたい場合は、上部や底に六角形に切り抜いたダンボールを貼るなどして補強するのもおすすめだ。
結論
椅子に座っているときに足裏が床につかない場合は、足置きを使ったほうが疲れにくい。足置きの選び方や種類、おすすめ商品を紹介してきたので、自分に合ったタイプを選ぶといいだろう。手作りする方法も難しくないので、牛乳パックがたくさんある方はぜひチャレンジしてほしい。