1. そもそもパンク修理キットとは?

まずはパンク修理キットの基本から確認しておこう。急なパンクに備えるために、必要な知識を学んでほしい。
パンク修理キットとは?
パンク修理キットとは車のタイヤがパンクしたときに使用する道具だ。修理するための道具が一式揃っており、穴を塞いで応急処置を行える。
エアの漏れを抑える修理剤と、空気圧を調整できるコンプレッサーがセットになっているタイプが多い。軽度のパンクであればディーラーやカー用品店まで自分で運転することが可能だ。
エアの漏れを抑える修理剤と、空気圧を調整できるコンプレッサーがセットになっているタイプが多い。軽度のパンクであればディーラーやカー用品店まで自分で運転することが可能だ。
標準装備されている車が多い
最近では交換用のスペアタイアの代わりに、パンク修理キットを装備している車は多い。市販の商品を購入しなくても標準装備さているので、まずは確認してみよう。
トランク側面の裏やカーゴルーム床下などに格納されている。格納場所がわからないときは、車の説明書で調べるかメーカーに問い合わせをしよう。いざというときすぐ使えるように、場所を確かめておくのがポイントだ。
トランク側面の裏やカーゴルーム床下などに格納されている。格納場所がわからないときは、車の説明書で調べるかメーカーに問い合わせをしよう。いざというときすぐ使えるように、場所を確かめておくのがポイントだ。
2. 車用のパンク修理キットの選び方

車用のパンク修理キットは市販品も購入できる。選び方のポイントを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
車専用の商品を選ぶ
パンク修理キットには自転車用と自動車用が存在する。使用するパンク修理キットや修理方法が異なるので注意が必要だ。穴に貼るだけのパッチタイプは自転車専用なので、車のパンクには使用できない。
シーラントタイプとニードルタイプ
シーラントタイプとニードルタイプの違いをチェックする。シーラントタイプタイプは修理剤を注入して内側から直す修理方法だ。
ニードルタイプは外側から修理する方法で専用のニードルを使用する。ニードルタイプは修理の手順が複雑なので、初心者なら手軽なシーラントタイプを選ぶとよいだろう。
ニードルタイプは外側から修理する方法で専用のニードルを使用する。ニードルタイプは修理の手順が複雑なので、初心者なら手軽なシーラントタイプを選ぶとよいだろう。
シーラントタイプのパンク修理キットの選び方
シーラントタイプのパンク修理キットを使用するなら、同時に空気を入れられるタイプがおすすめだ。空気圧を調整する道具を別に用意する必要がなく、パンク修理キットだけで修理ができる。
また、修理の手間を軽減したいなら水溶性タイプがよいだろう。水で修理剤を洗い流せる商品なら、後処理にかかる時間を短縮できる。
また、修理の手間を軽減したいなら水溶性タイプがよいだろう。水で修理剤を洗い流せる商品なら、後処理にかかる時間を短縮できる。
3. パンク修理キットの正しい使い方

車に標準装備をされているパンク修理キットの使い方を説明する。詳しい手順を知っておけば、実際にパンクしたときも素早く修理できるだろう。
- 安全な場所に移動して車を停止させる
- コンプレッサーから空気圧排気キャップとホース、電源プラグを取り出す
- コンプレッサーのホースを修理剤のボトルにねじ込む
- ボトルをコンプレッサーに固定する
- 修理剤ボトルについてある速度制限シールを剥がして運転者から見える場所に貼る
- タイヤのバルブにあるキャップを外す
- ボトルから伸びるホースをバルブにねじ込む
- コンプレッサーをオフにして電源プラグを電源ソケットに差し込む
- 車のキースイッチをオンにする
- コンプレッサーをオンにして空気圧をあげる
- 指定空気圧まであがったらコンプレッサーのスイッチをオフにする
- 電源プラグを電源ソケットから抜いたらホースをタイヤのバルブから外す
- バルブに外したキャップを取り付ける
- すぐに5kmほど走行し、コンプレッサーをバルブにつないで空気圧を確認する
パンク修理キットの使い方はメーカーや車種によって異なるので、説明書で確認しておこう。指定空気圧は運転席ドアにある空気圧ラベルで確認できる。パンク修理キットの空気圧計を確認しながら調整してほしい。
4. パンク修理キットを使うときの注意点

パンク修理キットを使用するときに確認したい注意点は4つだ。あらかじめ確認しておくことで、さまざまなトラブルを防げる。
あくまで応急処置
パンク修理キットではタイヤのパンクを完全に修復することはできないため、そのまま乗り続けるのは危険だ。あくまで応急処置なので、なるべく早くディーラーやカー用品店でタイヤを交換してもらおう。
タイヤの交換が必要
シーラントタイプのパンク修理キットを使う場合、内部に修理剤を流し込むことになる。基本的には一度使うと、ディーラーやカー用品店でもタイヤの修理はできないため交換が必要だ。もし同じタイヤを使用したいなら、ロードサービスを呼んでそのままの状態で修理に出してほしい。
修理剤には有効期限がある
修理剤には有効期限があり、過ぎると使用できなくなる。修理したいときに使用期限が切れている場合は使用を諦めよう。パンク修理キットをいつでも使えるようにするためには、修理剤を定期的に交換する必要がある。
釘やネジは抜かない
釘やネジが原因のパンクの場合は抜かないことが重要だ。抜いてしまうと修理が難しくなるので、そのままの状態でパンク修理キットを使おう。
修理できないこともある
大きな亀裂だったりタイヤの横部分やホイールの破損だったりすると、応急処置セットでは修理ができない。また、タイヤ1本分の修理にしか使用できないため、2本以上パンクしたときはロードサービスの利用を検討しよう。
結論
パンク修理キットの使い方を知っておけば、いざというときに役に立つ。標準装備されている車は多いので、どこに格納されているか確認してみよう。ただし、パンク修理キットはあくまでも応急処置だ。長時間運転すると危険なので、なるべく早くディーラーやカー用品店に持ち込もう。