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『発炎筒』の安全な使い方とは?種類や注意点などの基礎知識まとめ

『発炎筒』の安全な使い方とは?種類や注意点などの基礎知識まとめ

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

2020年8月26日

発炎筒は安全の確保や事故防止のために必要なアイテムだ。しかし、正しい使い方を知らないと、急な事故やトラブルが発生したときに適切に使えない。この記事では発炎筒の基礎知識と正しい使い方について説明する。発煙筒との違いや種類、注意点と併せて紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。

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1. 発煙筒とは?発炎筒との使い方の違いを理解しておこう

発炎筒と発煙筒はどちらも同じ読み方で「はつえんとう」になる。しかし、使用する用途は違うため、それぞれの特徴や使い方などの基礎知識を学んでおこう。

発炎筒は火で危険を知らせる

発炎筒は正式名称を「自動車用緊急保安炎筒」といい、炎の明かりによって危険を知らせる役割がある。高速道路での緊急停車や踏切での脱輪など、非常事態が発生したときに火をつけて他の車に警告するのが正しい使い方だ。

「道路運送車両法の保安基準(※1)」では装備が義務付けられている。発炎筒を装備していないと車検には通らないので、自動車には必ず備えておこう。

発煙筒は弾幕や信号用

発煙筒は煙を発生させる道具だ。点火することで大量の煙がでるため、煙幕や信号用として使われるケースが多い。また、山岳事故や海難事故など救助を求めたり、色をつけて演出として使ったりすることもある。

煙で視界を遮ることになるため、発炎筒の代わりに使用するのは非常に危険だ。使い方と用途を間違わないように、発煙筒と発炎筒の違いを確認しておこう。

2. 発炎筒の使い方を学ぶ前に種類を知っておこう

発炎筒には一般的なタイプとLEDタイプがある。それぞれメリットとデメリットがあるので、特徴と使い方を確認しておくことが重要だ。

一般的な発炎筒

一般的な発炎筒は強い火によって危険を知らせるためとても明るい。昼間や遠くから見てもわかりやすく、広い範囲に異変を知らせることが可能だ。

ただし、一般的な発炎筒の最低燃焼時間は5分なので燃え尽きると使えなくなる。引火や火傷のリスクもあるため、使い方には注意が必要だ。

LEDタイプの発炎筒

LEDタイプの発炎筒はスイッチを押すだけで明かりが灯る。一般的な発炎筒と違って長時間使用でき、電池を入れ替えれば何度も繰り返して使うことが可能だ。火を使用しないため使い方が簡単で、女性やお子さんでも安全に使える。

ただし、一般的な発炎筒と比べると明るさは劣る。明るい昼間だとLEDタイプの発炎筒は見えにくいため、安全面を考えるなら一般的な発炎筒とLEDタイプの発炎筒を両方用意しておくのがおすすめだ。

3. 発炎筒の正しい使い方

発炎筒の使用方法と設置位置について解説する。故障や事故などの自動車のトラブルが発生したときのために、ぜひ使い方を学んでほしい。

発炎筒の使い方

発炎筒は助手席や運転席の足元に固定されていることが多いので、あらかじめ場所を確認しておこう。基本的な使い方は以下の通りだ。

1.発炎筒のキャップを外して本体を取り出す
2.発炎筒の先端をキャップの擦り板でこする
3.置いたり手で持ったりして周囲に危険を知らせる

火を使うため取り扱いや持つ位置には気をつけよう。最低燃焼時間は5分ほどなので、その間に安全な場所に移動して電話で救助を要請したり、緊急停止を示す三角表示板を置いたりといった対処を行ってほしい。

発炎筒の設置位置

発炎筒を置いて使用する場合は正しい位置に設置する必要がある。停車した自動車の50mくらい後ろが目安で、見通しが悪い道路や天候が悪いときはもう少し後方に設置するのが正しい使い方だ。

火災などのリスクを減らすためにも、周囲に燃えやすい物がないか十分に確認しておこう。また、トンネルのように煙がこもるような場所だと発炎筒は使用できない。

4. 発炎筒の使い方に関する注意点

発炎筒の使い方に関する注意点をチェックしよう。2つのポイントを確認することで、緊急時のトラブルを防ぐことが可能だ。

有効期限を確認

まず発炎筒の使い方で注意する点は、有効期限を確認することだ。JIS規格では発炎筒の有効期限は4年とされている。過ぎていると使用できない可能性があるので、定期的なチェックと交換が必要だ。湿気たり破損したりしている場合も新しい発炎筒に買い換えたほうがよい。

LEDタイプの発炎筒には有効期限はないので期限切れの心配はない。ただし、電池が切れると使えなくなるため、予備の電池を備えておくとよいだろう。

安全の確保が最優先

発炎筒の使い方で一番重要なのは身の安全を確保することだ。状況や場所によってはすぐに発炎筒を使用できないこともあるので、自分や同乗者の安全確認を優先しよう。

発炎筒を使ったら車が通る道路を避けて、ガードレールの外側などの安全な場所に移動する。燃料漏れがある事故の場合は引火の可能性があるので、発炎筒は使えないことも頭に入れておこう。

結論

発炎筒の装備は道路運送車両法で義務付けられている。正しい使い方や注意点を学んでおけば、いざというとき冷静に対処できるだろう。点火の方法や設置する位置を学んで、命を守るための最適な使い方を確認してほしい。一般的なタイプとLEDタイプの違いや注意点など、基本的な知識と併せてチェックしておくと安心だ。
(参考文献)
※1出典:国土交通省「道路運送車両の保安基準」
https://www.mlit.go.jp/jidosha/jidosha_fr7_000007.html

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