1. 椅子の修理が必要なケース

椅子の修理はどのようなケースで必要になるのだろうか?代表的な椅子の不具合を紹介する。
座面や背もたれ損傷
革や布で張られている椅子の場合、座面や背もたれの損傷や破れはよく起きる。毎日使っている椅子は、内部のウレタンスポンジが傷んで座面が硬くなる。座面が損傷すると座り心地が悪くなったり、座っている人の脚や腰の不調につながったりすることもある。修理すると、見た目も座り心地も改善するだろう。
脚のぐらつき
経年劣化により、椅子の脚がぐらつくことも多い。椅子の脚をネジで固定している場合、使っているうちにネジが緩んでいることがある。ネジを締め直してもぐらつきが直らないなら、ネジ自体にダメージがあると推測されるので、点検と修理が必要だ。
2. 椅子の修理を業者に依頼した場合の料金

椅子の修理を業者に依頼するときの料金の相場を紹介する。まず、どのような椅子の修理でも、料金は「加工費」・「材料費」・「配送料」の3つの項目から算出される。配送料は、依頼する業者までの距離や椅子の大きさによって異なる。
座面や背もたれの張替え
座面や背もたれの張替えの場合、6千~1万4千円が加工費の相場である。加工費は椅子のタイプによって変わってくる。座面だけを張替える場合は安く済むが、背もたれも一体になっているタイプは高価だ。加工費にプラスして、張替え生地やウレタンスポンジといった材料費が必要になる。
脚のぐらつきの修理
脚のぐらつきを修理する場合、7千~2万円が加工費の相場になる。脚のぐらつきは、修理する際に椅子をすべて解体する必要があるので加工費が高額だ。
3. 椅子の修理を自分でするには?

椅子の修理は、工具や材料を揃えれば自分で行うことも可能だ。椅子の修理をDIYするメリットについても解説する。
椅子の修理をDIYするメリットとは?
椅子の修理をDIYするメリットは2つある。
1つ目のメリットは、修理代を安く済ませられることだ。椅子の修理は手間がかかるので、業者に依頼すると新品の椅子を購入するよりも高くなることがある。だが、自分で行えば材料費だけで修理ができる。
2つ目のメリットは、自分で修理することでオリジナルの椅子を作れることだ。好みの生地を購入して座面を張替えれば、新品の椅子とは違った味わいの一品になる。
1つ目のメリットは、修理代を安く済ませられることだ。椅子の修理は手間がかかるので、業者に依頼すると新品の椅子を購入するよりも高くなることがある。だが、自分で行えば材料費だけで修理ができる。
2つ目のメリットは、自分で修理することでオリジナルの椅子を作れることだ。好みの生地を購入して座面を張替えれば、新品の椅子とは違った味わいの一品になる。
椅子の修理に必要な工具や材料
椅子の修理に必要な工具や材料は次の通りだ。ホームセンターやネットショップで販売されているので、チェックしてみよう。
座面の張替えを行うなら、次の工具や材料が必要だ。
・タッカーセット
・金槌
・ドライバー
・裁ちばさみ
・油性マジック
・ペンチ
・張替え生地
・ウレタン
椅子のぐらつきを修理するなら、次の工具を用意しよう。
・ドライバー
・ハタガネやクランプなど固定に使う工具
・接着用ボンド
座面の張替えを行うなら、次の工具や材料が必要だ。
・タッカーセット
・金槌
・ドライバー
・裁ちばさみ
・油性マジック
・ペンチ
・張替え生地
・ウレタン
椅子のぐらつきを修理するなら、次の工具を用意しよう。
・ドライバー
・ハタガネやクランプなど固定に使う工具
・接着用ボンド
4. 椅子の修理を自分でする方法

椅子の修理を自分で行う方法を紹介する。
座面の張替えを行う方法
座面の張替えは、次の手順で行う。
1.椅子を倒して、座面を固定しているネジを緩め、座面を外す。取り除いたネジは最後組み立てに必要なので、まとめて保管する。
2.古い生地を座面から剥がす。ドライバーをタッカー芯の下に差し込み、芯を持ち上げながら外していく。
3.座面の生地が剥がれたら、中身の板だけを残す。座面板をウレタンの上に置いて、油性マジックで周囲をなぞって型取りをする。
4.新しい生地の上に座面板を置き、ウレタンと同様に油性マジックで周囲をなぞって型取りする。型取りが終わったら、型取りした線よりも10cm大きな円を外側に描く。
5.ウレタンと生地を裁ちばさみでカットしていく。生地は外側の円に沿って裁つ。
6.生地の中央にウレタン座面を置き、生地を引っ張りながらタッカーで留めていく。
7.座面の周囲にタッカー留めができたら、余分な生地は切り落とす。タッカー針を金槌で叩いて、飛び出ているタッカー針がないかチェックする。
8.椅子本体に座面を固定する。
1.椅子を倒して、座面を固定しているネジを緩め、座面を外す。取り除いたネジは最後組み立てに必要なので、まとめて保管する。
2.古い生地を座面から剥がす。ドライバーをタッカー芯の下に差し込み、芯を持ち上げながら外していく。
3.座面の生地が剥がれたら、中身の板だけを残す。座面板をウレタンの上に置いて、油性マジックで周囲をなぞって型取りをする。
4.新しい生地の上に座面板を置き、ウレタンと同様に油性マジックで周囲をなぞって型取りする。型取りが終わったら、型取りした線よりも10cm大きな円を外側に描く。
5.ウレタンと生地を裁ちばさみでカットしていく。生地は外側の円に沿って裁つ。
6.生地の中央にウレタン座面を置き、生地を引っ張りながらタッカーで留めていく。
7.座面の周囲にタッカー留めができたら、余分な生地は切り落とす。タッカー針を金槌で叩いて、飛び出ているタッカー針がないかチェックする。
8.椅子本体に座面を固定する。
ぐらつきを修理する方法
ぐらつきの修理は、次の手順で行う。
1.椅子のぐらついている箇所を確認し、ドライバーでネジを締める。
2.ネジを締めても改善しない場合は、ぐらついている箇所に接着用ボンドを流し込む。
3.ハタガネやクランプなどでしっかり固定して、約1日放置して乾燥させる。
1.椅子のぐらついている箇所を確認し、ドライバーでネジを締める。
2.ネジを締めても改善しない場合は、ぐらついている箇所に接着用ボンドを流し込む。
3.ハタガネやクランプなどでしっかり固定して、約1日放置して乾燥させる。
結論
椅子の修理について、業者に依頼するときの相場やDIYで修理する方法を解説してきた。長く使っていると、椅子は経年劣化によってさまざまな不具合が出ることがある。買い替えるのは簡単だが、愛着のある椅子なら修理して使い続けるのがおすすめだ。簡単な修理ならDIYできるので、一度試してみてはいかがだろうか?