1. ベッドの配置が重要な理由

ベッドは、部屋に収まればいいというものではない。ベッドの配置は快適な生活を送るためにも重要だ。
睡眠にまつわる悩みはベッドの配置にあるかも
眠りが浅かったり、寝る時間はたっぷりなのに疲れがとれなかったり、朝スッキリ起きられなかったりと、睡眠にまつわる悩みは日中の活動に影響するので深刻だ。
原因はいろいろあるかもしれないが、ベッドの配置に原因がある場合も少なくない。たとえば、ベッドの配置を窓際にすると季節によっては寒く感じることもある。外の音が気になって目が覚めてしまうこともあるだろう。
原因はいろいろあるかもしれないが、ベッドの配置に原因がある場合も少なくない。たとえば、ベッドの配置を窓際にすると季節によっては寒く感じることもある。外の音が気になって目が覚めてしまうこともあるだろう。
快適に過ごすために
ベッドの配置によっては、動線がさえぎられて部屋全体が使いにくいといったケースもある。たとえば、せっかくベランダがあるのにベッドが邪魔をして出にくい、掃除がしにくいなどだ。ベッドは大きなスペースをとる家具だ。部屋全体のバランスを考えて配置しよう。
2. ベッドを上手に配置するためのポイント

ベッドを配置するには、いろいろな要素を考えたうえで配置することが大切だ。どのようなポイントを押さえておけばいいのか紹介する。
頭の位置が窓やドアに向かない配置にする
頭の位置を窓の方に向けて寝ると、朝の目覚めがいいと思われがちだ。しかし、寒い時期は、窓からの冷気や隙間風などが直接顔に当たってしまう。
また、頭をドアに向けて寝ると、他の家族の足音や扉の開閉などの音が気になりやすくなる。外の音ができるだけ耳に入らないようにするためにもドアから離れた場所に配置しよう。
また、頭をドアに向けて寝ると、他の家族の足音や扉の開閉などの音が気になりやすくなる。外の音ができるだけ耳に入らないようにするためにもドアから離れた場所に配置しよう。
ベッド周りのスペースを確保して配置する
部屋のスペースを確保するため、ついベッドを壁やほかの家具にピッタリと付けてしまいがちだ。しかし、ベッドメイキングや掃除がしづらくなってしまう。壁から10㎝は離して配置しよう。
動線を考えて配置する
ベッドを置くことで、動線がさえぎられることがないか確認しよう。たとえば、クローゼットに洋服を収納するときにベッドが邪魔にならないか、ベッドがコンセントをふさいでしまわないかなどだ。日常の行動がベッドによって妨げられないかをシミュレーションしよう。
3. 部屋のサイズに合ったベッドを配置しよう

ベッドを配置するときに考えなくてはならないのが、部屋の広さとベッドの大きさのバランスだ。部屋の広さに応じたベッドの選び方を紹介しよう。
部屋のサイズとベッドサイズを知ろう
まず、部屋のサイズとベッドサイズを知っておかなければ、イメージしにくいだろう。
通常、賃貸住宅では〇〇畳という表記をしていることが多い。地域や物件によって多少の違いはあるが、一畳は180cm×90cmだ。6畳で270cm×360cm、8畳で360cm×360cm、10畳で360cm×450cmとなる。
標準的なベッドサイズは奥行195cmは共通で、幅がシングルなら100cm、セミダブルで120cm、ダブルで140cm、クイーンで160cm、キングで180cmとなる。
通常、賃貸住宅では〇〇畳という表記をしていることが多い。地域や物件によって多少の違いはあるが、一畳は180cm×90cmだ。6畳で270cm×360cm、8畳で360cm×360cm、10畳で360cm×450cmとなる。
標準的なベッドサイズは奥行195cmは共通で、幅がシングルなら100cm、セミダブルで120cm、ダブルで140cm、クイーンで160cm、キングで180cmとなる。
6畳の場合
6畳の場合のベッドサイズは、シングルベッドがおすすめだ。そのほかにもコンパクトなチェストやデスク、テレビといった家具・家電なども置ける。
寝室のみの利用なら、クイーンサイズを置いても、動線を確保しながら配置することができる。
寝室のみの利用なら、クイーンサイズを置いても、動線を確保しながら配置することができる。
8畳の場合
8畳の場合のベッドサイズは、シングル、セミダブルがおすすめだ。このサイズなら、ベッドのほかに大きめな家具もゆったりと配置できる。ベッドを端に寄せ、ソファなどで間仕切りすることで、寝る空間と活動する空間を分けるレイアウトも可能だ。
10畳の場合
寝室に10畳の広さがあれば、キングサイズのベッドを配置しても余裕がある。10畳のワンルームの場合には、ベッドとの間に大きな棚などを置いて仕切っておくと、それぞれ独立した部屋のようになり、オンとオフを分けたメリハリのある生活が可能になる。
4. 参考にしたいベッドの配置例

ベッドの配置は、部屋の形状や大きさなどによって変える必要がある。快適に過ごせるベッドの配置例を紹介しよう。
細長い部屋は仕切って配置
同じ6畳でも、正方形に近い部屋の形状であれば、ベッドの配置もやりやすい。しかし、細長い形状の部屋は配置に悩む。
ポイントは、動線を確保しながらベッドを短辺方向に置けるかどうかだ。短辺方向に置ければ、そこにソファなどの仕切りを設けて寝るスペースと生活スペースに区切りをつけることができる。
ポイントは、動線を確保しながらベッドを短辺方向に置けるかどうかだ。短辺方向に置ければ、そこにソファなどの仕切りを設けて寝るスペースと生活スペースに区切りをつけることができる。
大きなベッドはあえて中央に配置する
クイーンやキングサイズのベッドを配置する場合、壁につけずにあえて中央に配置する。ベッドの存在感を強調して、ベッドサイドテーブルなども小ぶりなものを置くといいだろう。
まるでホテルのベッドルームのようなラグジュアリー感が味わえる配置となる。
まるでホテルのベッドルームのようなラグジュアリー感が味わえる配置となる。
ローベッドの配置で狭い空間も広々
6畳くらいの狭い部屋にセミダブルサイズのベッドを置くとかなり狭く感じてしまう。しかし、同じサイズでもローベッドなら、上の空間が広がるため圧迫感がなくなって広く感じる。周りに置く家具もできるだけ低いものを配置しよう。
結論
ベッドの配置は、質のよい睡眠のために重要なポイントとなる。ベッドは大きな家具で存在感があるので、部屋のレイアウトを決めるときには、まず最初にベッドの配置から決めるとやりやすい。部屋の広さに合わせたベッド選びも大切だ。ベッドルームは心地よい睡眠がとれることを最優先に配置を考えよう。