1. ゴミ箱を屋外に設置する利点とは?
一般的にゴミ箱は、リビングや洗面所、トイレやキッチンなど「ゴミが発生しやすい場所」に置かれている。これらは比較的小さいゴミ箱であることが多く、一杯になったらゴミの日まで大きなゴミ箱へ入れるなどしてストックすることになる。本稿で紹介する屋外用のゴミ箱とは、溜まったゴミをストックしておくためのものだ。まずは、屋外にゴミ箱を設置する利点から見ていこう。
生活感がなくなりスッキリする
大きなゴミ箱は存在感があると同時に生活感も出てしまう。ストック用を屋外に設置することで、生活感が軽減され見た目にもスッキリする。
家の中に生ゴミなどの臭いがこもらなくなる
ゴミ箱を家の中に置いておくと、どうしても生ゴミなどの臭いが気になってしまう。屋外へ移してしまえば、臭いに悩まされることもなくなるだろう。
ハエやゴキブリなどの害虫が減る
夏場などはとくに、ゴミ箱にたかるハエやゴキブリといった害虫が厄介だ。屋外へ設置することで、家の中に害虫が寄り付くのを減らせる可能性がある。
子どもやペットが倒してしまう心配がない
ゴミ箱を屋外へ設置すれば、小さな子どもやペットが走り回るなどしてぶつかり、生ゴミが散乱してしまうといったトラブルの心配もなくなる。
ガーデニングなど屋外作業で出たゴミを入れやすい
草刈りや家庭菜園のお手入れなどで出たゴミは、意外と処分に困るものだ。だが屋外にゴミ箱があれば、そのまま捨てられるので溜めずに済む。
2. ゴミ箱を屋外に設置する際の注意点
さまざまな利点がある一方で、ゴミ箱を屋外に設置する際の注意点もある。うっかり対策を忘れるとご近所トラブルにも発展しかねないため、しっかり心得ておこう。
臭いが漏れないようにする
家の中から生ゴミ臭が消えたとしても、生ゴミそのものが消えたわけではない。屋外のゴミ箱の中で腐るなどし、臭いが周囲へ漏れてしまうことが考えられる。不快な臭いはご近所トラブルの元だ。ふたがしっかり閉まるゴミ箱を使うとともに、生ゴミは水気をよく切るなどして対策しよう。
害虫・害獣対策は万全にしておく
屋外のほうが害虫や害獣(カラスやネズミなど)が寄り付きやすい。漁られて周囲にゴミが散乱してしまえば、さらに害虫や害獣が寄ってくるだけでなく、臭いが広がってご近所トラブルになりかねない。中身が見えないゴミ箱にする、防虫スプレーやネットを使う、ふたをロックするなどして、害虫・害獣対策を万全にしておこう。
強風で吹き飛ばされないように対策する
強風でゴミ箱が吹き飛ばされて中身が散乱したり、お隣へ飛来して迷惑をかけたりする可能性もゼロではない。ゴミ箱は重量のあるものや固定できるものを使う、強風の日はふたの上にブロックやレンガを載せるなど、強風対策も忘れずに講じよう。
3. 屋外用のゴミ箱を選ぶときのポイント
いざ探し始めてみると、屋外用のゴミ箱が意外と多いことに気づくだろう。失敗しないためにも、選ぶときのポイントをまとめたので参考にしてほしい。
使い勝手のよさを重視するなら「機能性」に注目
大容量のゴミ箱でも、キャスター付きであれば楽に移動できて便利だ。小さめのゴミ箱なら持ち手付きでもよいだろう。また投入口が広く大きなゴミが捨てやすいもの、分別できるよう中に仕切りが付いているものなどもおすすめだ。そのほか、ふたがロックできるなどしっかり閉まるタイプなら、害虫や強風対策にもなる。
「素材」は見た目や価格だけでなく耐久性にも関わる
屋外用のゴミ箱には「ステンレス製」「ポリプロピレン製」「木製」などがある。雨風や紫外線にさらされる場所であれば、耐久性のあるステンレス製がおすすめだ。ただしほかの素材と比べてやや高く、重量があるものが多い。同じ金属でもう少し安価なものを、というのであればスチール製、アルミ製などがよいだろう。
耐久性よりも価格や軽さを重視したいのであれば、ポリプロピレン製で絞り込むのも手だ。デザインが豊富なので探す楽しさもあるだろう。そのほか、雨が当たらない屋根の下などに置くのであれば、レトロ感のあるオシャレな木製のゴミ箱も選択肢に入ってくる。
耐久性よりも価格や軽さを重視したいのであれば、ポリプロピレン製で絞り込むのも手だ。デザインが豊富なので探す楽しさもあるだろう。そのほか、雨が当たらない屋根の下などに置くのであれば、レトロ感のあるオシャレな木製のゴミ箱も選択肢に入ってくる。
「容量」は45リットルを基準に考えると選びやすい
容量は、屋外用のゴミ箱選びで悩むポイントのひとつだろう。45リットルを基準に、70リットルや90リットルなどゴミの量で選んでいこう。大きなゴミ箱ひとつでもよいが、45リットルを複数並べて分別する方法もある。また中には200リットルを超える大容量のものもあるが、その分スペースが必要になる。迷うときは先に設置場所を決めて、スペースに合ったゴミ箱を選ぶという方法もおすすめだ。
人目に付く場所なら「デザイン」にもこだわりたい
ベランダや庭などで、人目に付きやすい場所に設置するならデザインにもこだわりたいところだろう。好みの問題になるのでどれがよいというわけではないが、ベランダや庭の雰囲気を壊さないデザインのものを選ぼう。
4. 屋外におすすめのゴミ箱3選
各メーカーからさまざまな屋外用のゴミ箱が発売されている。最後におすすめを3つほど紹介するので、決めかねている方はぜひ参考にしてみてほしい。
リッチェル「屋外ストッカー N220C」
220リットルと大容量の屋外用ゴミ箱だ。素材はポリプロピレンで約6.1kgと軽量、園芸用品などの収納にも使える。ふたが上部に大きくタイプで、壁にぴったり密着させるように設置できる。なお同シリーズの「W220C」は、ゴミが分別できる仕様になっている。
商品情報
- 商品名:リッチェル 屋外ストッカー N220C
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遠藤ワークス「ZAM鋼板ゴミステーション」
高級外壁材にも使われているという、日差しや錆に強く劣化しにくいZAM鋼板製のゴミ箱だ。屋外に最適な素材ではないだろうか。雨が入りにくいよう防水板も付いている。122〜285リットルまで4サイズから選べる。日本製の大容量のものをお探しの方におすすめだ。
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商品情報
- 商品名:遠藤ワークス ZAM鋼板ゴミステーション
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スパイス「SPICE OF LIFE PALE×PAIL ふた付きゴミ箱」
ペールカラー(淡い色)がオシャレな、ポリエチレン製のゴミ箱だ。デザイン性を重視したい方におすすめする。容量60リットルで、カラーバリエーションが豊富なので複数そろえれば分別も色でできる。運びやすいよう、持ち手に合皮カバーが付いているのもうれしい。
商品情報
- 商品名:SPICE OF LIFE(スパイス) ごみ箱 ふた付き PALE×PAIL
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結論
ゴミ箱を屋外に設置するときは、自宅だけでなくご近所への配慮も忘れないようにしよう。臭いや害虫・害獣、強風対策などは必須だ。失敗しないためにも、容量や値段だけでなく素材やデザイン、耐久性や使い勝手などいろいろな視点から探していこう。