1. 三脚の賢い選び方【安定性】

三脚の選び方として、最も重要視しなければならないのが安全性だ。三脚の安全性を確認するポイントはどこだろう。
耐荷重をチェックしよう
三脚の耐荷重とは、カメラなどの機材を支えられる重量の上限のことを意味する。三脚は、各メーカーによって耐荷重がまちまちだ。三脚の選び方として、上に乗せるカメラやレンズの重量を確認しておくことが必要だ。
三脚の耐荷重の目安としては、少なくとも乗せる機材の重さプラス0.5~1kgの余裕を持たせた方が安心だ。
三脚の耐荷重の目安としては、少なくとも乗せる機材の重さプラス0.5~1kgの余裕を持たせた方が安心だ。
パイプ径をチェックしよう
安全な三脚の選び方として、パイプ径も重要になる。パイプ径とは、三脚の脚の太さのことだ。三脚の脚の太さが太いほど安定性が増す。ただし、そのぶん重くなるため持ち運びという点ではマイナスポイントとなる。
初心者におすすめのパイプ径は、2.5mmだ。これくらいのパイプ径なら、一眼レフに望遠レンズを装着しても安定感がある。またそれほど重くなく、持ち運びも便利だ。
初心者におすすめのパイプ径は、2.5mmだ。これくらいのパイプ径なら、一眼レフに望遠レンズを装着しても安定感がある。またそれほど重くなく、持ち運びも便利だ。
2. 三脚の賢い選び方【段数】

折りたたんで運べる三脚は、脚を伸ばすときに「つなぎ目」がある。この数が段数で、3段と4段が主流になっている。使い方によって選び方が違ってくる。
安定性と操作性なら3段
3段の三脚は、4段の三脚に比べると一番下の脚が太くなるので、安定性が増す。さらに、三脚を立てるときに収納するときに締めたり、緩めたりする動きが1回少ないという点で、素早く操作することができる。安定性と操作性を重視した選び方なら、3段の脚立がおすすめだ。
持ち運びやすさなら4段
4段の三脚は、3段の三脚に比べるとよりコンパクトになり、持ち運びがしやすくなる。山歩きに三脚を持ち歩く場合や公共の交通機関を使って移動する場合などはカメラバックにスッポリと収納することができる。持ち運びやすさを重視した選び方なら、4段の脚立がおすすめだ。
3. 三脚の賢い選び方【素材】

三脚の素材には、大きく分けて「アルミ製」と「カーボン製」がある。三脚の選び方として、それぞれの素材の特徴を知っておこう。
アルミ製三脚の特徴
アルミ製の三脚は、低価格なので初心者にはおすすめだ。本体自体も軽く、持ち運びにも便利だ。
一方で、低価格のアルミ製三脚は耐荷重が低い場合も多いので、選び方としては価格だけでなく耐荷重もチェックする必要がある。また、カーボン製に比べると安定性や振動の影響を受けやすいというマイナス点もある。
一方で、低価格のアルミ製三脚は耐荷重が低い場合も多いので、選び方としては価格だけでなく耐荷重もチェックする必要がある。また、カーボン製に比べると安定性や振動の影響を受けやすいというマイナス点もある。
カーボン製三脚の特徴
カーボン製はアルミ製よりも軽く、振動が伝わりにくいためブレも発生しにくい。安定感の高い三脚といえるだろう。
カメラの愛好家たちに人気のカーボン製三脚だが、アルミ製三脚に比べると価格が高い。どちらにしようか迷うところだが、おすすめの選び方としては、まずアルミ製三脚から始めてみよう。そして、2台目の三脚をカーボン製にしてみてはどうだろう。
カメラの愛好家たちに人気のカーボン製三脚だが、アルミ製三脚に比べると価格が高い。どちらにしようか迷うところだが、おすすめの選び方としては、まずアルミ製三脚から始めてみよう。そして、2台目の三脚をカーボン製にしてみてはどうだろう。
4. 三脚の賢い選び方【雲台】

雲台は「うんだい」と読む。雲台は三脚にはなくてはならないパーツだ。雲台には、いろいろな種類があるが、一眼レフカメラで使用する雲台は「3WAY雲台」と「自由雲台」が主流になっている。雲台の選び方にもそれぞれポイントがある。
3WAY雲台 の特徴
3WAY雲台は三脚の上で「水平」「垂直」「斜め」の3方向にそれぞれ個別に回転できるのが特徴だ。固定ネジが3つ装着されており、通常の使い方としては、1つのネジを緩め、ほかの2つのネジは固定してアングルを調整する。
雲台の選び方として、3WAY雲台は風景撮影や物撮りなど、時間をかけてじっくりとレイアウトやアングルを決める撮影におすすめだ。
雲台の選び方として、3WAY雲台は風景撮影や物撮りなど、時間をかけてじっくりとレイアウトやアングルを決める撮影におすすめだ。
自由雲台の特徴
自由雲台は、内部にある球状の調節機構を動かすため別名「ボール雲台」とも呼ばれる。。三脚の上で「水平」「垂直」「斜め」すべてを1つのダイヤルで操作することができる。そのため、3WAY雲台に比べて素早くカメラを固定して撮影することが可能だ。カメラのアングルを自由に動かせるところが特徴といえる。
雲台の選び方として、自由雲台は運動会など動きのある写真を撮るときや頻繁にカメラの位置を変えて撮影したいときにおすすめだ。
雲台の選び方として、自由雲台は運動会など動きのある写真を撮るときや頻繁にカメラの位置を変えて撮影したいときにおすすめだ。
結論
三脚は、満足のいく写真を撮るために欠かせないアイテムだ。カメラショップに行くと、初心者向けからプロ級まで品数の多さに驚いてしまう。三脚の選び方は奥の深いものだが、とくに初心者は「安定性」「段数」「素材」「雲台」の4つのポイントを重点的にチェックすると失敗は少なくなるだろう。自分に合った三脚で思い出に残る写真を撮ろう。