1. ICカードをスマホケースに入れたままだとエラーになる?

ICカードをスマホケースに入れっぱなしにしていたら通信できなくなった・エラーが出るようになったという経験はないだろうか?これはICカードが磁気不良を起こしてしまったことが原因と考えられる。
ICカードの磁気不良とは?
多くのICカードには、磁気ストライプというパーツが搭載されている。このパーツにはカードの情報を読み取る役割があるため、故障してしまうとカードが使えなくなる。なんらかのトラブルにより磁気ストライプが使えなくなることを磁気不良と呼ぶ。
磁気不良が起こる原因
ICカードで磁気不良が起こる主な原因は「強い磁気との接触」と「物理的な破損」である。ICカードは磁気が強いもの(スマホや家電、磁石など)に近付くことで、磁気不良を起こしやすい。また、傷や摩擦などの物理的なダメージによって磁気ストライプが破損した場合も磁気不良が起こることがある。
スマホケースへ入れっぱなしに注意!
ICカードを、スマホケースへ長期間入れたままにするのは避けた方がいい。理由として、スマホには磁気を発する部品が使用されていること、商品によっては磁石を使ったケースもあること、長期間放置するとケースに張り付く可能性があることなどが挙げられる。ICカードに磁気ストライプが付いている場合は、スマホケースでの保管方法に注意しよう。
2. ICカードとスマホの干渉防止法

荷物をコンパクトにまとめたい方や、ICカードの出し入れをスムーズにしたい方にとって、スマホとICカードを一緒に持っておくのはとても効率的な保管方法である。次は、ICカードとスマホの磁気干渉を防止する方法を紹介する。磁気干渉を防止すれば、ICカードとスマホの両方を安全に保管できるだろう。
磁気対策アイテムを使う
磁気不良を防ぐためには磁気を遮断するのがベストだ。現在、磁気を遮断するための「磁気対策アイテム」が販売されている。最もメジャーなのはICカードと同じサイズのシートタイプだ。スマホとICカードの間に磁気対策シートをはさめば、磁気干渉を遮断できる。そのほかにも、ICカード全体を入れて使用するケースタイプもある。
3. スマホにICカードを貼り付ける方法

手帳タイプのスマホケースはかさばるため使いたくないが、スマホとICカードは一緒に持ち歩きたい。そんな方におすすめなのが、シールタイプのICカードケースだ。この商品はカードケースの背面がシールになっており、そのまま直接スマホに貼り付けられる。ケースよりもスリムな上に、貼るだけでカード分の収納力がアップするので便利だろう。シールタイプのICカードケースを選ぶ際には、磁気不良を防ぐために、電波干渉防止シートが付いたものを探そう。
4. スマホアプリでICカードの読み取り可能

スマホとICカードを一緒に保管するもう1つのメリットが管理の簡略化だ。スマホアプリの中にはICカードを読み取ることで残高や履歴が確認できるものが多くある。ICカードとスマホを一緒に持っておけば、カードを出す前にアプリで残高確認ができるため残高不足で決済ができないなどのトラブルが防げるだろう。
結論
今回はスマホと一緒にICカードを保管するメリットや注意点などについて紹介した。最近では、ICカードの普及が進み、カードポケットが付いたスマホケースも多くなっている。一方、スマホケースによっては磁気不良の対策がされてないものがあるのも事実である。スマホやケースからの磁気によりICカードが使えなくなることがないように、ICカードの保管方法を工夫しよう。