1. テレビ裏の配線を整理するメリット
なぜテレビ裏の配線整理が必要なのか、具体的な理由について説明する。2つのメリットを確認してから実践しよう。
キレイに見える
ゴチャゴチャと絡まった配線は見た目が悪い。配線の数が増えるほど散らかりやすくなり、テレビ裏に隠すのが難しくなるだろう。また、配線の接続が悪いとき、どこにつながっているのかも確認しにくくなる。スッキリと整理すればキレイに見え、どこにどの配線がつながっているのかわかりやすくなるだろう。
掃除しやすい
テレビ裏の配線が多いと掃除がしにくい。表面だけ掃除をしても、下にたまったホコリやゴミが残って少しずつ蓄積される。ゴミや汚れを取るために配線を引っ張れば、抜けたり傷んだりする可能性があるだろう。ホコリを吸い込むとアレルギーの原因にもなり健康に悪影響だ。テレビ裏の配線をスッキリと整理して、掃除しやすい状態を保とう。
2. テレビ裏の配線の上手なまとめ方
テレビ裏の配線をまとめると絡まりにくくなり、スッキリと整理しやすくなる。簡単に実践できる3つのまとめ方について説明する。
面ファスナー(マジックテープ)
面ファスナー(マジックテープ)を使ってテレビ裏の配線をまとめる方法だ。100均でも手軽に購入でき、取り付けや取り外しもしやすい。つながっている場所でいくつかの束に分けながら、数カ所をまとめていこう。
ワイヤーネットとフック
テレビ台の裏にワイヤーネットを取り付けてから、S字フックをかければ完成だ。ワイヤーネットの設置には粘着タイプのフックを使おう。
長い配線をクルクルとゆるく巻いたあとはS字フックに引っかける。ワイヤーネットに配線をそのまま通したり、フック付きの収納バスケットをかけて電源タップを入れたり、さまざまな使い方ができる。
長い配線をクルクルとゆるく巻いたあとはS字フックに引っかける。ワイヤーネットに配線をそのまま通したり、フック付きの収納バスケットをかけて電源タップを入れたり、さまざまな使い方ができる。
結束バンド
結束バンドでテレビ裏の配線をまとめるアイデアだ。大容量タイプを用意しておけば、配線の数が増えても手軽に使用できる。カラフルな結束バンドもあるので、色分けでわかりやすく分類してもよいだろう。
3. テレビ裏の配線を隠す収納アイデア術
テレビ裏の配線は隠すことで見た目がキレイになる。ケーブルボックスと断熱シートを使ったアイデアについて、それぞれ解説しよう。
ケーブルボックス
ケーブルボックスを使用すれば、テレビ裏の配線や電源タップがまとめて収納できる。フタが付いているので中身を隠すことができ、ホコリ対策としてもおすすめだ。サイズやデザインはいろいろあるので、置きたいスペースやインテリアに合わせて選ぼう。テレビの背面に固定できるタイプのケーブルボックスなら、正面から見える心配がない。
断熱シート
断熱シートを壁側に置いて後ろにテレビ裏の配線を隠すアイデアだ。裏がウレタン素材の断熱シートを選び、使いやすいサイズにカットする。そのままだと見た目が悪いのでリメイクシートを貼り付けるのがポイントだ。インテリアに合わせてリメイクシートを選べば、オシャレな仕上がりになるだろう。
4. テレビ裏の配線を束ねる際の注意点
テレビ裏の配線を束ねるときには注意点を確認しておく必要がある。トラブルや事故を防ぐためにも、必ずチェックしてほしい。
キツく束ねない
テレビ裏の配線をキツく束ねたり巻いたりすると、傷んで発熱する危険性がある。家具の下に敷くのも同じ理由で避けてほしい。また、消費電力が多い配線は束ねること自体が危険なので、あらかじめ説明書で確認しておこう。
ホコリ
テレビ裏の配線周りは常に清潔に保つことが重要だ。電源プラグにホコリや汚れが付着すると、トラッキングが発生して発火する恐れがある。キレイに束ねて整理したあとも、定期的な掃除を忘れないようにしてほしい。
タコ足配線
いろいろな機器が集中するテレビ裏で、電源タップを使用している方は多いだろう。束ねたときにひとつの電源タップに配線が集中するとタコ足配線になる。過電流による火災の原因にもなるので、使わない配線はコンセントから抜くといった工夫が必要だ。
結論
テレビ裏の配線を整理すれば見た目がスッキリとキレイになる。面ファスナー(マジックテープ)や結束バンドでまとめたり、ケーブルボックスで隠したりと、紹介したアイデアを役立ててほしい。ただし、テレビ裏の配線の束ね方を間違えると火災や事故の原因になる。キツく束ねない、ホコリをためないといった注意点を必ず守ろう。