このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
秋分の日とは何をする日?天文学的に決められているって本当?

秋分の日とは何をする日?天文学的に決められているって本当?

投稿者:ライター 松本マユ (まつもとまゆ)

2020年9月20日

国民の祝日である「秋分の日」の日付は、その年によって変動している。実は秋分の日の日付には、天文学に基づいた特殊な決め方があるのだ。この記事では秋分の日とはどのような日なのかを探り、彼岸との関係やするべきことなどを解説する。最近はシルバーウィークの1日として捉えられることの多い秋分の日だが、今一度本来の意味を学んでみよう。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 秋分の日の決め方とは?

2020年の秋分の日は9月22日だ。しかしこの日付は毎年同じではない。実は秋分の日は天文学に基づいて決められているため、日付がその年によって変動するのだ。

そもそも秋分の日とは?

太陽の通り道を「黄道」、地球を中心として取り巻く球体を「天球」と呼ぶ。また地球の赤道を天球まで延長したものを「天の赤道」と呼んでいる。この黄道と天の赤道が交わる点のことを秋分点・春分点と呼び、太陽が秋分点を通過する瞬間を秋分、春分点を通過する瞬間を春分と呼んでいる。この秋分を含む日が秋分の日、春分を含む日が春分の日とされているのだ。

秋分の日はどうやって決められている?

秋分の日の日付は、国立天文台が作成する「暦象年表(れきしょうねんぴょう)」によって閣議で決定される。暦象年表とは国民の祝日のほか、二十四節気や月の満ち欠け、各地の日の出入りなどの天文学的事項を記したものだ。
このうち二十四節気とは、1年を24等分して季節の節目となる日に名称をつけたものを指す。秋分の日とは、二十四節気のひとつである「秋分」に入る日だ。太陽が真東から昇って真西に沈む日で、昼と夜の長さがほぼ同じになるといわれている。

2. 秋分の日の意味とは?

私たちが生きている世界を「此岸(しがん)」、亡くなった方々がいる世界を「彼岸(ひがん)」と呼ぶのは聞いたことがあるだろう。仏教では此岸は東に、彼岸は西に位置すると考えられている。
秋分の日とは太陽が真東から昇って真西に沈む日であるため、此岸と彼岸がもっとも近くなる日とされる。そのため秋分の日は「秋のお彼岸」として、先祖を敬い感謝の気持ちを表す日だと捉えられるようになった。
国民の祝日を定めている内閣府のホームページ(※1)にも、秋分の日は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と紹介されている。

3. 秋分の日とは何をする日なの?

秋のお彼岸は秋分の日を中日とし、その前後3日間を合わせて合計7日間ある。秋分の日を含む秋のお彼岸とは、先祖に感謝の気持ちを伝えるためお墓参りをしたり、仏壇に手を合わせたりする日だ。
お寺で開かれる「彼岸会(ひがんえ)」に行くという方もいるだろう。

秋分の日におすすめのお供え物は?

日本では古来より、小豆に邪気を払う力があると伝えられており、おはぎがお彼岸の行事食となった。秋のお彼岸では、お墓や仏壇におはぎをお供えする風習があるので、おはぎを購入したり手作りしたりするのもいいだろう。

4. 秋分の日と春分の日の違いとは?

秋分の日と春分の日には、黄道と天の赤道が交わる点を太陽が通過する日という共通点がある。太陽が真東から昇って真西に沈むという点も同じだ。しかし秋分の日と春分の日には違いもある。

意味合いの違い

秋分の日とは先祖を敬って感謝の気持ちを表す日とされているが、実は春分の日にはそういった意味合いが少ない。むしろ春分の日は春の訪れを祝う日という意味が強く、内閣府のホームページ(※1)にも「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日と紹介されている。

天文学的な違い

さらに春分の日には、天文学的な面からも秋分の日と異なる点がある。太陽が秋分点を通過する日である秋分の日は、太陽が南半球から北半球へ移動する。秋分の日以降は冬に向かい、太陽が出ている時間が短くなる。
一方、太陽が春分点を通る春分の日は、太陽が北半球から南半球へと移動していく。その日を境に徐々に日照時間が長くなっていくのも異なる点といえるだろう。

結論

秋分の日の近くには敬老の日もあり、シルバーウィークとして大型連休になることも多い。気候の涼しい秋はお出かけに適した時期だが、今一度秋分の日の由来や意味について思いをはせ、先祖を敬い感謝の気持ちを伝える日にするのもよいのではないだろうか。
(参考文献)
※1出典:内閣府「「国民の祝日」について」
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ