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浄水器のポット型とは?上手な選び方からお手入れ方法まで詳しく解説

浄水器のポット型とは?上手な選び方からお手入れ方法まで詳しく解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2021年12月 6日

手軽に安全な水を手に入れられるポット型浄水器。しかし、「浄水器は聞いたことがあるが、ポット型浄水器とは一体どういうものなんだろう」と考える方も多いだろう。そこでこの記事では、ポット型浄水器の概要と選び方の基準、さらには保存方法や正しいお手入れ方法も解説する。

  

1. ポット型浄水器とは?

ポット型浄水器とは、水道水を入れるだけで水を浄化してくれるポットを指す。ポット型浄水器内にあるフィルターが不純物を取り除いてくれる仕組みだ。据え置き型のように設置の手間がかからず、手軽に安全な水を飲める。ペットボトルの水を購入するより経済的なのも、人気の理由のひとつだ。

また、ポット型浄水器の効果は商品によって多少異なる。カビ臭などの除去対象物質12項目を除去するものや、重金属やアルミニウムまで除去するものがある。

2. ポット型浄水器の上手な選び方

ポット型浄水器は豊富な種類がある。ポット型浄水器の購入を初めて考えている方は「どれを選べばいいのだろう」と悩むことだろう。そこでここでは、ポット型浄水器の上手な選び方を紹介する。

フィルターの種類

家庭用品品質表示法で定められている浄水器の除去対象物質は13種類だ。しかし、フィルターによって特徴や除去する物質の種類、数は異なる。自分に合ったフィルターが使われているポット型浄水器を選ぼう。

・活性炭
炭などを加熱処理して作られた活性炭は、吸着効果に優れている。無数の細かい穴が開いており、この穴に水が通ることでカルキ臭やカビを吸着してくれる仕組みだ。中には、雑菌の繁殖を防ぐような加工がされている活性炭もある。カートリッジの交換期間が短いが、比較的安価なので初期費用をおさえたい方におすすめだ。

・中空糸膜(ちゅうくうしまく)
中空糸膜は、細かい穴が開いた繊維をマカロニやストローのような形状にして、水をろ過する面積を広くしたフィルターである。カルキ臭やカビを除去してくれるだけでなく、赤サビや雑菌まで除去してくれる効果がある。水道水のサビ臭さが気になる方におすすめだ。フィルターが細かい分、目が詰まりやすいため、定期的なお手入れは欠かせない。

・逆浸透膜(RO膜)
アメリカで開発された逆浸透膜は、水に圧力をかけながらろ過する仕組みである。フィルターの中では最も除去率が高く、放射性物質や重金属なども除去できる。ただし、除去率が優れているがゆえに、ミネラル分まで除去してしまうこと、ろ過速度が遅いというデメリットもあるので気をつけたい。

・二重フィルター
浄水能力を重視するのなら二重フィルターを検討しよう。それぞれの効果を得られるのが魅力だ。一般的には活性炭と中空糸膜の組み合わせが多い。豊富なラインナップがあるので、自分が気になる効果のものを選べる。

ろ過速度

ポット型浄水器は浄水する時間が必要である。水を使おうと思っても、浄水に時間がかかってしまうとストレスに感じることもあるだろう。そのため、ろ過速度もチェックすべきだ。不純物の除去能力が高いポット型浄水器は、ろ過に時間がかかるものが多い傾向がある。1Lを浄水するのに3分ほどかかるものから20分以上かかるものがあるので、水の消費量や生活スタイルに合わせてろ過速度を選ぼう。

サイズ

ポット型浄水器のサイズは、数百mLほどの小さいサイズから3Lほどの大きいサイズまで幅広い。サイズを確認して購入しないと「すぐ飲みきってしまう」「冷蔵庫のスペースを取りすぎる」という問題が発生する。

一人暮らしの場合は、1Lほどのサイズがよいだろう。冷蔵庫のスペースを取りすぎることもなく、比較的軽いためスムーズに取り出せる。だたし、サイズが小さい分、何度もろ過する必要がある。また、家族で使用したり、浄化した水を料理にも使ったりする場合は、2Lや3Lほどの大きいサイズがおすすめだ。重さがあるので出し入れに困ることもあるが、頻繁に浄水する手間がなくなる。

形状

持ちやすさを重視するなら取っ手付きのタイプ、ドアポケットに収納したいならスリムタイプ、野菜室などに寝かせて収納したいなら横置きもできるタイプなど、収納場所や使いやすさに合わせて形状を選ぼう。ふたを外して水を注ぐのが面倒な方は、そのまま片手で注げるタイプもおすすめだ。取っ手付きのタイプは取っ手がある分、幅を取るので、収納場所を考える際は気をつけたい。

また、洗いやすさを重視するならパーツが分解できるか、構造がシンプルであるかも同時にチェックしよう。細かい部分まで洗えて元の状態に戻すのも簡単なので、お手入れも苦にならない。

カートリッジのランニングコスト

カートリッジがどれくらい使えるかでランニングコストも変わる。2か月に1回交換するものもあれば、4か月から半年に1回のペースで交換するものもある。ポット型浄水器本体の値段よりも、ランニングコストの方がトータルでかかる費用に影響するため、購入の際には確認するのを忘れないようにしよう。交換時期を過ぎたものを使い続けるのは、不衛生であり不純物を取り除く効果が下がるので、避けるべきだ。カートリッジの交換を忘れそうな場合は、交換メモリ付きのポット型浄水器を選ぶのもひとつの方法である。

3. ポット型浄水器の保存方法

ポット型浄水器は冷蔵庫などの涼しい場所で保存しよう。浄化された水は、塩素を含まないため雑菌が繁殖しやすくなる。常温で保存するとポット型浄水器内の温度が上がるため、さらに雑菌が繁殖しやすい。メーカーによっては常温保存できるタイプもあるが、冷蔵庫での保存が望ましい。また、ポット型浄水器内の水はその日のうちに飲みきってしまおう。

4. ポット型浄水器の正しいお手入れ方法

ポット型浄水器は、すべてのパーツを取り外した後、食器用洗剤と清潔なスポンジを使って洗おう。デコボコした部分に汚れが残りやすいため特に念入りに洗い、洗剤はよく洗い流す。ポット型浄水器内のカートリッジは洗剤を使ってはいけないので、水で洗おう。お手入れの頻度は2日に1回程度が理想的である。また、クレンザーなどの研磨剤が入っている洗剤や、たわしなどの硬いもので洗わないように気をつけたい。傷や変色、割れの恐れがあるからだ。食洗機も使ってはいけない。メーカーによってポット型浄水器の詳しいお手入れ方法は異なるため、取扱説明書をよく確認しよう。

結論

ポット型浄水器は水道水を入れるだけで簡単に浄水してくれるため、手軽に安全な水が飲める。経済的にも優しい。豊富な種類が販売されているので、生活スタイルや水の消費量、重視すべきポイントに合わせて最適なポット型浄水器を選ぼう。また、ポット型浄水器は冷蔵庫で保存し、お手入れの際は食器用洗剤とスポンジで優しく洗うことも大切である。
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  • 公開日:

    2020年9月13日

  • 更新日:

    2021年12月 6日

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