目次
1. 日本から海外へエアメールを送るときの書き方

日本から海外(英語圏)に送るときの書き方を説明しよう。切手の位置など基本的なルールと併せてまとめた。
宛名や相手の住所は封筒の右下に書く
- To
- 宛名(略称 名前 名字)
- アパートやマンションの建物名・部屋の番号、住所番号、街路名
- 都市名、地方名、州名、郵便番号
- 国名(大文字で記載する)
宛先や住所を書くのは封筒を4分割した右下だ。数字は段数(行数)なのでこの順番通りに横書きする。差出人よりも少し大きめに書くことを意識しよう。国名を大文字で記載することで国際郵便ということを表す。
差出人の氏名や住所は封筒の左上に書く
- From
- 差出人名(名前 名字)
- アパートやマンションの建物名・部屋の番号、番地、丁目・町村名
- 市区名、都道府県名、郵便番号
- 国名(大文字で記載する)
差出人は封筒を4分割したときの左上に書くとよい。この時、宛先よりも少し小さく書くことを意識して記載する。全体のバランスを意識しながら書くのがポイントだ。
封筒の左下に「AIR MAIL」などと分かりやすく記載する
エアメールとわかるように封筒の左下に「VIA AIR MAIL」と記載する。この時、黒か青のペンで少し大きめに書くとよい。ただし、エアメール用の封筒なら記載は不要だ。ちなみに、グリーティングカードならさらに「Greeting Card」と記入する。
切手は封筒の右上に貼る
切手の位置は封筒の右上だ。切手を2枚貼るときは縦もしくは横に、間を開けず並べよう。
受取人の敬称は正しく記載する
- Mr.(男性)
- Miss(未婚女性)
- Mrs.(既婚女性)
- Ms.(既婚か未婚か不明な場合)
- Mr.&Mrs.+夫のフルネーム(夫婦宛の場合)
英語圏では宛名の前にMr.などと敬称を付けるが、これは日本の「様」に該当するものである。さまざまな敬称があるので、エアメールを送る際は使い分け方を確認しておこう。
送り先の国の言語を使用するのが基本
上記で紹介したのは英語圏の例だ。送り先の国の言語を使用して、宛名や住所などを記載するのが基本。たとえば、フランス宛であれば、英語の「VIA AIR MAIL」ではなくフランス語の「PAR AVION」で書く。
2. 海外から日本へエアメールを送るときの書き方は?

では海外から日本にエアメールを送るときは、どう書くのだろうか。宛先や住所などの書き方を紹介する。
基本的な書き方は日本から海外へ送るときと同じ
海外から日本宛にエアメールを送る場合の書き方は、先に紹介した日本から海外に宛てたエアメールの書き方とほぼ同じである。違うのは、宛先を日本語で記載してもよいという点だ。
日本で郵便を出す時と同じように、郵便番号、住所、宛名の順に書く。国名以外はローマ字で表記するときと逆の順番だ。切手の貼る位置は海外に送るときと同じ右上。敬称には「様」を使おう。
日本で郵便を出す時と同じように、郵便番号、住所、宛名の順に書く。国名以外はローマ字で表記するときと逆の順番だ。切手の貼る位置は海外に送るときと同じ右上。敬称には「様」を使おう。
ただし国名やエアメールであることの記載は忘れずに
宛名の下に英語表記(大文字)で「JAPAN」と書くことを忘れずにしてほしい。また、左下に記載する「AIRMAIL」の下にも大きくJAPANと書くとよいだろう。
これは、エアメールが他国の国内郵便に紛れて迷子になってしまわないようにするためである。漢字で書くと中国に配送されることがあるので、英語のアルファベットでJAPANと記載することが重要だ。
これは、エアメールが他国の国内郵便に紛れて迷子になってしまわないようにするためである。漢字で書くと中国に配送されることがあるので、英語のアルファベットでJAPANと記載することが重要だ。
3. エアメールの宛先が企業の場合の書き方

エアメールを企業宛に送るときの書き方を紹介しよう。細かい書き方は個人宛と異なるので、あらかじめ確認しておいてほしい。
宛先や送り先の住所は右下に
- 宛名(役職)
- 会社名、部署名(担当者が不明な場合は、担当者様という意味の「Attention:部署名」と記載する)
- 住所番号、街路名
- 都市名、地方名、州名、郵便番号
- 国名(大文字で記載する)
個人宛のエアメールと同じく宛先は中央から右下にかけて、差出人よりも少し大きめに書く。
差出人の氏名や住所は左上に
- 差出人名
- 会社名
- 番地、丁目・町村名
- 市区名、都道府県名、郵便番号
- 国名(大文字で記載する)
個人宛のエアメールと同じく差出人は左上に記載する。宛先や送り先より少し小さめに記入するのが、書き方のポイントだ。
「AIR MAIL」といった記載も忘れずに
エアメールとわかるよう、左下に「VIA AIR MAIL」と記載。黒か青のペンで少し大きめに書くなど、基本的なルールは個人に送るときと変わらない。
4. 日本からエアメールを送る際の料金と各国への到着日数の目安

日本からエアメールを送るとき、気になるのが料金だ。各国への料金と到着日数の目安を紹介する。
エアメールは定形郵便物と定形外郵便物に分かれる
エアメールは「定形郵便物」と「定形外郵便物」があり、それぞれ料金が異なる。自分で量ってから送るか、郵便局の窓口で計量してもらおう。定形外郵便の規格は「長辺 14~23.5cm」「短辺9~12cm」「厚さ1cm」「重さ50g」までだ。これをオーバーすると定形外郵便になる。
定形外郵便の規格は「最長辺60cm」「長さ+幅+高さ=90cm」「重さ2kg」までだ。巻物体の場合は重さの規格は同じで、「直径×2+長さ=104cm」までとなっている。なお、追加料金はかかるが、「書留」「受取通知」「保険付」のオプションが利用可能だ。
定形外郵便の規格は「最長辺60cm」「長さ+幅+高さ=90cm」「重さ2kg」までだ。巻物体の場合は重さの規格は同じで、「直径×2+長さ=104cm」までとなっている。なお、追加料金はかかるが、「書留」「受取通知」「保険付」のオプションが利用可能だ。
東京からイギリスまでの料金と到着日数の目安
- 定形郵便物(50g):190円、4日
- 定形外郵便(2kg):3,410円、4日
東京からアメリカ(ニューヨーク)までの料金と到着日数の目安
- 定形郵便物(50g):190円、7日
- 定形外郵便(2kg):3,410円、7日
東京からフランスまでの料金と到着日数の目安
- 定形郵便物(50g):190円、7日
- 定形外郵便(2kg):3,410円、7日
東京からドイツまでの料金と到着日数の目安
- 定形郵便物(50g):190円、5日
- 定形外郵便(2kg):3,410円、5日
東京から台湾・中国(上海)・韓国(ソウル)までの料金と到着日数の目安
台湾
・定形郵便物(50g):160円、4日
・定形外郵便(2kg):2,150円、4日
中国(上海)
・定形郵便物(50g):160円、7日
・定形外郵便(2kg):2,150円、7日
韓国(ソウル)
・定形郵便物(50g):160円、7日
・定形外郵便(2kg):2,150円、7日
・定形郵便物(50g):160円、4日
・定形外郵便(2kg):2,150円、4日
中国(上海)
・定形郵便物(50g):160円、7日
・定形外郵便(2kg):2,150円、7日
韓国(ソウル)
・定形郵便物(50g):160円、7日
・定形外郵便(2kg):2,150円、7日
5. エアメールに使う封筒はなんでもよい?

エアメールを送るときに使う封筒に、決まりはあるのだろうか。書き方と併せて封筒の選び方をチェックしておこう。
封筒に決まりはないが一般的な洋封筒がおすすめ
使用する封筒に決まりはないが洋封筒が適している。宛名や住所、差出人の氏名なども横書きなので、日本の茶封筒のような縦長の封筒だと書きにくい。縁に赤と青が入ったエアメール用の封筒、もしくは一般的な洋封筒がおすすめだ。
6. エアメールは差出人と宛名の位置などが異なる!正しい書き方をマスターしよう

エアメールの書き方は日本国内の郵便物と異なる。宛名や相手の住所、差出人を書く位置と、書く順番を確認してから書こう。宛名や相手の住所は封筒の右下、差出人の氏名や住所は封筒の左上だ。
国際郵便とわかるように、国名を大文字で書くのも忘れずに。エアメール用の封筒を使用しない場合は、封筒の左下に「VIA AIR MAIL」と記載しよう。基本的なルールを覚えて、正しい書き方をマスターしてほしい。
国際郵便とわかるように、国名を大文字で書くのも忘れずに。エアメール用の封筒を使用しない場合は、封筒の左下に「VIA AIR MAIL」と記載しよう。基本的なルールを覚えて、正しい書き方をマスターしてほしい。
結論
日本から海外にエアメールを送る場合、相手の国の言語を使用する。英語圏に送るときは、宛名や住所は日本と逆の順番で書くのが基本だ。「VIA AIR MAIL」と記載したり、敬称を使い分けたりといった、書き方のルールを確認しておこう。各国へエアメールを送るときの料金とかかる日数の目安も紹介したので、こちらもぜひ参考にしてほしい。