1. スピーカーの配置の重要性
スピーカーにはいろいろな種類や大きさがある。また、高価なスピーカーからロープライスのスピーカーまでいろいろだ。しかし、スピーカーの配置が適切でなければ、せっかく高価なスピーカーを購入しても「宝の持ちぐされ」となってしまうことをご存じだろうか。
音はとてもデリケート
音は、空気振動によって私たちの耳に届く。日常生活でも、聞く位置や距離などの違いで、音の聞こえ方が全く異なることを私たちは経験的に知っている。
スピーカーの位置も同じだ。配置する位置によって聞こえ方は大きく変わる。せっかく高機能のスピーカーを使って音楽を聴いているのに、音の質がイマイチだと感じている場合、もしかするとスピーカーの配置に問題があるのかもしれない。
スピーカーの配置は、スピーカーの性能の次に大切な要素だといわれている。自分好みのサウンドを楽しむために、必要最低限の配置ポイントは覚えておこう。
スピーカーの位置も同じだ。配置する位置によって聞こえ方は大きく変わる。せっかく高機能のスピーカーを使って音楽を聴いているのに、音の質がイマイチだと感じている場合、もしかするとスピーカーの配置に問題があるのかもしれない。
スピーカーの配置は、スピーカーの性能の次に大切な要素だといわれている。自分好みのサウンドを楽しむために、必要最低限の配置ポイントは覚えておこう。
2. スピーカーの配置のポイント【自分とスピーカーの位置関係】
スピーカーの配置は、聴く側のポジションと大きな関係性がある。この位置関係をしっかりと確立することで、良質のサウンドを楽しむことができる。
スピーカーの配置は正三角形か二等辺三角形
スピーカーが左右2台の場合の配置は、自分を三角形の頂点として、それぞれ底辺の左右に配置するのがベストだ。できれば正三角形、部屋の奥行などを考慮して二等辺三角形でもOKだ。
左右どちらかにズレてしまうと、音のバランスが崩れてしまう。スピーカーからの距離もおよそ2.7mが理想とされている。
左右どちらかにズレてしまうと、音のバランスが崩れてしまう。スピーカーからの距離もおよそ2.7mが理想とされている。
耳の高さに合わせる
スピーカーの高さは、実際に自分が座って聞くときの耳の高さに合わせる。スピーカーユニットが1つであれば、ユニットの中心となる高さに設定する。
低音用のウーハーと高音用のツイーターの2WAYまたは、それ以上の数のユニットであれば、高音用のツイーターに耳の位置を合わせる。まずは、高音がしっかりと聞こえるように耳の高さに合わせたスピーカーの配置を決めよう。
低音用のウーハーと高音用のツイーターの2WAYまたは、それ以上の数のユニットであれば、高音用のツイーターに耳の位置を合わせる。まずは、高音がしっかりと聞こえるように耳の高さに合わせたスピーカーの配置を決めよう。
3. スピーカーの配置のポイント【壁や角には置かない】
音は、空気振動によって私たちの耳に届く。とくにスピーカーから出る低音は壁などに影響を受けやすい。壁を意識した配置を心がけるようにしよう。
低音をコントロールするためには壁から離して配置する
スピーカーから出る音は、壁が近くにあると反射して音が増幅されてしまう。さらに部屋の角はより増幅されてしまうため、本来の音を楽しむことができなくなってしまう。
配置するときの注意点として、スピーカーの背後左右の壁から、理想は50cm以上、少なくとも30cmは離して配置するようにしよう。
配置するときの注意点として、スピーカーの背後左右の壁から、理想は50cm以上、少なくとも30cmは離して配置するようにしよう。
4. スピーカーの配置のポイント【振動から遮断する】
スピーカーからクリアな音を楽しむためには、振動は大敵だ。スピーカーの配置によって振動から遮断することができる。
スピーカー台を置く
スピーカー台の役割は、スピーカーを台に配置するだけではない。スピーカーの振動を遮断する役割がある。スピーカーを直接テーブルや床に配置してしまうと、スピーカーから出る音に共鳴して振動してしまう。できるだけ直置きをせずに、スピーカー台を設置したい。
スピーカー台は、木製か金属製が主流だ。重いスピーカー台ほど硬い音がする傾向がある。スピーカー台の素材によって音質も変わってくるので、自分の好みに合わせよう。
スピーカー台は、木製か金属製が主流だ。重いスピーカー台ほど硬い音がする傾向がある。スピーカー台の素材によって音質も変わってくるので、自分の好みに合わせよう。
インシュレーターを置く
スピーカーを配置するときには、インシュレーターと呼ばれる道具を使うことがポイントだ。インシュレーターは、振動が伝わるのを遮断し、共振することを防ぐ働きがある。
専用のインシュレーターが販売されている。しかし、スピーカーの振動を遮断するという目的であれば、わざわざインシュレーターを使わずに、身の回りのもので代用できる。
たとえば、スピーカーの下に左右4枚ずつの10円玉を置くだけ振動を防ぐことができるので、ぜひ試してもらいたい。
専用のインシュレーターが販売されている。しかし、スピーカーの振動を遮断するという目的であれば、わざわざインシュレーターを使わずに、身の回りのもので代用できる。
たとえば、スピーカーの下に左右4枚ずつの10円玉を置くだけ振動を防ぐことができるので、ぜひ試してもらいたい。
結論
スピーカーの配置によって、驚くほどサウンドイメージが変わってしまう。自分の好みのサウンドを楽しむためには、スピーカーの機能だけでなく配置を考えることが大切だ。基本の配置は三角形。スピーカーの高さにも注意しよう。さらに壁や角に対する配置の仕方、振動からの遮断なども考慮しながらよりよいサウンドを楽しもう。