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台風の強さは最大風速によって決まる!強さの段階や大きさの基準とは

台風の強さは最大風速によって決まる!強さの段階や大きさの基準とは

投稿者:ライター 松本マユ (まつもとまゆ)

2020年9月19日

テレビの天気予報やネットニュースでは、台風の強さについて「非常に強い・猛烈な」などと表現されることがある。実は、台風の強さには複数の段階が設けられている。大きさについても同様に基準があり、天気予報ではそれに基づいた表現で称されるのだ。ここでは台風の強さや大きさの基準を解説し、雨量やヘクトパスカルとの関係性、歴代の台風の強さランキングTOP3も紹介する。

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1. 台風の強さや大きさの基準とは?

天気予報ではよく「非常に強い台風」や「猛烈な台風」といった言い回しが見られるが、実はこれ、気象庁が定めた台風の強さの基準にのっとった表現だ。気象庁は台風の強さを、最大風速によって「強い」「非常に強い」「猛烈な」の3段階に分けている。

・強い......最大風速33m/s以上、44m/s未満
・非常に強い......最大風速44m/s以上、54m/s未満
・猛烈な......最大風速54m/s以上

ちなみに、最大風速33m/s未満の台風には表現が定められていない。

台風の大きさの基準は「強風域」の半径

台風には強さのほかに、大きさの段階も定められている。これは風が風速15m/s以上で吹いている範囲(もしくは吹く可能性がある範囲)である強風域の半径を基準にしたもので、「大型」と「超大型」に分けられる。

・大型......強風域の半径が500km以上、800km未満
・超大型......強風域の半径が800km以上

強風域の半径が500km未満の台風には表現が定められていない。

台風には強さと大きさを組み合わせた表現も使われる

この強さと大きさの表現は組み合わせても使われる。たとえば最大風速が33m/s以上かつ44m/s未満で、強風域の半径が500km以上かつ800km未満のときは「大型で強い台風」と表現される。また単に「強い台風」と呼ばれている場合は、最大風速が33m/s以上かつ44m/s未満の一方、強風域の半径が500km未満のときだ。

2. 台風の強さと雨量には関係がない

上で紹介したように、台風の強さは風速と関係がある。しかし、台風の強さと雨量には直接的な関係はない。「強い」と呼ばれる台風の場合どれくらいの強さの風が吹くかわかるものの、そこから雨の量を判断することはできないのだ。

つまり、台風の強さがそれほどでなくても大量の雨が降る場合がある。台風による雨は土砂災害や川の氾濫なども招くため、強さや大きさに関わらず、天気予報や気象庁のホームページなどで雨の降り方についても注目しよう。

3. 台風の強さとヘクトパスカルの関係

台風の強さは最大風速を基準に定められると紹介したが、台風の中心付近の気圧もひとつの指標となる。台風の中心気圧を表す単位としては「ヘクトパスカル(hPa)」が使われ、風の強さが増すほど数値が低くなる。

日本周辺の平均気圧は大体1013ヘクトパスカルだが、台風の中心気圧は950ヘクトパスカル程度で、強い台風だと930~940ヘクトパスカル程度になることもある。最大風速はもちろん、台風の強さを知るには中心気圧を調べるのも目安になるだろう。

4. 歴代の台風の強さランキングTOP3

台風の強さの目安となる中心気圧を指標に、過去に日本を襲った台風の強さを紹介しよう。気象庁が発表している1951年から2020年(台風第2号時点)までの統計をもとに、上陸時の中心気圧が低い順から3つをピックアップした。

1.第二室戸台風(1961年)......上陸時の中心気圧925ヘクトパスカル
2.伊勢湾台風(1959年)......上陸時の中心気圧929ヘクトパスカル
3.台風第13号(1993年)......上陸時の中心気圧930ヘクトパスカル

1961年 第二室戸台風

1961年の9月に発生し、高知県の室戸岬で最大風速66.7m/s、最大瞬間風速84.5m/s以上を観測した猛烈な強さの台風。暴風や高潮による被害が大きかったものの、雨の被害は比較的小さかったとされる。

1959年 伊勢湾台風

1959年の9月に発生した台風で、台風による死者・行方不明者の数が史上最大となった。愛知県の渥美半島にある伊良湖で最大風速45.4m/sを観測したほか、暴風域も広かったため被害が大きかった。

1993年 台風第13号

1993年の8月末に発生、9月に上陸した台風。鹿児島県の種子島で29.8m/s、最大瞬間風速59.1m/sを観測し、九州地方を中心に全国で暴風や大雨による住家損壊・浸水などの被害をもたらした。

結論

台風の強さは最大風速を基準に決められるほか、中心気圧の低さもひとつの指標となる。しかし、雨量の多さは台風の強さに直接関係していない。台風による雨は二次災害を招くおそれがあるため、台風の被害をできるだけ防ぐには雨の様子もチェックすることが大切だ。
  

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