- 拡張したい幅や高さに合わせてカラーボックスを購入する
- お使いのベッドに合うように並べる
- ジョイント金具で連結させたら上にすのこを敷く
- すのこをカラーボックスに固定すれば完了
1. ベッドを拡張するメリット
「あと少しベッドが広ければ」「子どもと3人で川の字で眠れるベッドがほしかった」そんな希望を叶えてくれるのがベッドの拡張だ。拡張というとめんどくさい、大変そうといったイメージを持つかもしれないが、蓋を開けてみるとそうでもない。まずはベッドを拡張するメリットについて見ていこう。
必要な分だけ拡張できるため限られたスペースに収められる
ベッドを拡張するといっても、必ずしも「シングル→ダブル」などの規格通りにしなくてよい。たとえば「スペースの問題でシングルしか入れられないが、少し狭いと感じている」という場合、必要な分だけ広げることができる。寝室のスペースに合ったサイズを実現できるというわけだ。
「狭い」というストレスから開放され快適な睡眠が得られる
ベッドを拡張したいと思う方の多くは「狭い」ということが理由ではないだろうか?寝ていても自由に手足を広げられない、少し動くと壁にぶつかってしまうなど、睡眠におけるストレスは心身によい影響を与えない。ベッドを拡張することでストレスがなくなれば、熟睡・安眠・快眠につながるはずだ。
今使っているベッドをそのまま活用できるので経済的でもある
ご存知のとおり、ベッドは意外と高価な寝具だ。サイズアップさせればマットレスなども買い換える必要があるため、トータルでかなりの出費になることも多い。だが拡張するだけであれば今のベッドをそのまま活用できるし、DIYならよりコストを抑えられる。買い換えたり処分したりする費用・手間をかけずに済むのもまたメリットである。
2. 安く&簡単に済ませたい!ベッドの拡張方法5選
実際のところ、どのような方法でベッドを拡張できるのだろうか?アイデアは数多くあるが、ここではとくに簡単な方法を紹介しよう。
スツールを使ってベッドを拡張する
スツール(背もたれや肘掛けがないイス)をお持ちであれば、ベッドに横付けして拡張できる。ただし高さを合わせる必要があるため、低ければダンボールやタオルなどで高さを調節しよう。また木製の硬い座面よりも、クッション性に優れた座面のほうがベッドとして適している。
なお両サイドのパネルを持ち上げるだけで簡易ベッドになるスツールも販売されている。こうしたスツールを使えばより簡単かつ安くベッドを拡張できる。多くの場合、座面の下が収納スペースなので衣類や寝具などの保管場所もしっかり確保できる。
すのこを使ってベッドを拡張する
ローベッドであればすのこを敷くだけでOKだ。シンプルな構造だが強度があるため、大人の体重を支えるにも十分である。すのこを拡張したい大きさに加工してマットレスを敷くだけというシンプルさも魅力である。ベッドと高さを同じにすることだけ心がけよう。
パレットを使ってベッドを拡張する
倉庫などでよく見かけるパレットは素材がさまざまだが、中でも木製のものはベッドの拡張に適している。中古品であれば1枚千円程度で購入できることもある。通気性や強度があり加工もしやすいなど、実はベッドの拡張に役立つアイテムである。
コンクリートブロックを使ってベッドを拡張する
ガーデニングなどで使われるコンクリートブロックを並べて合板を敷き、その上にマットレスをセットすればベッドを拡張できる。ただしマットレスが薄いと硬さを感じるおそれがあるため、厚手のものを選ぶとよいだろう。
オーダーメイドでベッドを拡張する
多少コストや時間はかかるものの、可能であればこちらがおすすめだ。オーダーメイドなら寝室のサイズに合うように拡張できるし、ベッドの高さも合わせられる。スツールのように動いてずれるといった心配もないし、スツールに座りたいときにその都度移動させなければならないといったデメリットも解消できる。
3. 狭いベッドを快適なサイズに拡張!簡単なDIYアイデア
冒頭でもお伝えしたようにベッドの拡張はDIYも可能だ。よりコストを抑えたい方はこちらを検討してみてはいかがだろうか?DIYといっても専門的な工具などは必要ない。
カラーボックスを使って拡張する方法|強度アップのポイントも!
拍子抜け感は否めないが、たったこれだけで簡単にベッドを拡張できる。費用をできる限り抑えてベッドを拡張したい方にはまさにぴったりではないだろうか?ただし「強度」が問題となる。
カラーボックスで拡張したベッドの「強度」に注意!
ただ並べただけではずれるおそれがあるし、大人がのったときに壊れることも考えられる。フレーム部分は比較的強度のあるMDF材であっても、背面は薄いベニヤ板というカラーボックスが多いため注意が必要だ。
強度問題を解消するには「カラーボックス同士を連結させること」「カラーボックスの上に板を敷くこと」そして「板を固定すること」である。これで強度が増し、重さも分散できる。板は、可能であれば通気性に優れたすのこがおすすめだ。
4. 拡張したベッドに合う「マットレス」も自作できる
ここまでベッドを拡張する方法を紹介してきたが、同時にマットレスも拡張しなければ意味がない。規格通りにサイズアップした場合は買い換える手もあるが、微妙に拡張した場合はジャストサイズのマットレスを探すのは困難である。せっかくなので、マットレスのDIYアイデアも紹介しておこう。
拡張したベッドに合うサイズのマットレスを自作する方法
「三つ折りマットレス」「六つ折りマットレス」などを入手してカットする方法が手軽だろう。不要な部分がムダになるという欠点はあるが、元がマットレスなので寝心地などは問題ないはずだ。「つぎ目」が気になる場合は、別途すき間パッドなどを敷くことで感触を和らげられる。あるいは座布団やクッションなどのカバーを用意し、市販のウレタンマットなどの中身を詰め込むといった方法もある。
結論
ベッドは簡単に拡張できる。スツールやカラーボックスなどで簡易的に拡張する方法もあるが、その場合は強度や高さを合わせるといったポイントが重要なので覚えておこう。可能であれば、オーダーメイドでベッドを拡張してもらうことをおすすめする。ベッドを拡張したら、それに合うマットレスのサイズに作り変えることも大切だ。