1. 浄水器と整水器の違いとは?
浄水器は、水道水をフィルターに通して塩素などの不純物を除去する装置だ。おいしい安全な水を手軽に手に入れられるため、浄水器は幅広い人気がある。一方で整水器は、水道水を浄化したのちに、電気分解してアルカリイオン水や酸性水を生成する装置を指す。整水器で生成されたアルカリイオン水はお腹の調子を整える効果があるといわれており、酸性水は殺菌効果があるといわれている。浄水器と整水器は名前が似ているものの、違いは大きい。
2. 浄水器や整水器の上手な選び方
それぞれで異なる特徴を持つ浄水器と整水器だが、自分に合ったものを購入するためには選び方も重要だ。ここでは、浄水器や整水器の上手な選び方を説明する。
設置方式
浄水器は主に以下のような設置方式がある。
・据え置き型
シンク周りに設置するタイプ。大きいサイズのフィルターであるため、交換頻度が低く、ろ過能力が高い。
・アンダーシンク(ビルトイン)型
本体をキッチンの下に設置するタイプなので、キッチンが広く使える。取り付け工事が必要な場合があり、初期費用も高くなりやすい。
・蛇口直結型
蛇口の先に直接取り付けるタイプ。手軽に購入や設置ができるが、フィルターの交換期間は短い。
・ポット型
ポット内部にフィルターが内蔵されており、水道水を注ぐことでろ過されるタイプ。冷蔵庫で保存できるが、一度に浄化できる水の量に制限がある。
なお、整水器の場合は据え置き型浄水器やアンダーシンク型浄水器が主流である。その理由は、浄水を電気分解するための電解槽が必要だからだ。
・据え置き型
シンク周りに設置するタイプ。大きいサイズのフィルターであるため、交換頻度が低く、ろ過能力が高い。
・アンダーシンク(ビルトイン)型
本体をキッチンの下に設置するタイプなので、キッチンが広く使える。取り付け工事が必要な場合があり、初期費用も高くなりやすい。
・蛇口直結型
蛇口の先に直接取り付けるタイプ。手軽に購入や設置ができるが、フィルターの交換期間は短い。
・ポット型
ポット内部にフィルターが内蔵されており、水道水を注ぐことでろ過されるタイプ。冷蔵庫で保存できるが、一度に浄化できる水の量に制限がある。
なお、整水器の場合は据え置き型浄水器やアンダーシンク型浄水器が主流である。その理由は、浄水を電気分解するための電解槽が必要だからだ。
性能
浄水器や整水器で水道水をろ過するために使われるフィルターによって、性能は大きく変わる。
・活性炭
石炭などを加熱処理して作られた活性炭は、無数に開いた細かい穴でカルキ臭やカビなどの不純物を吸着する。比較的安価だが、交換期間が短いので長期的に見るとコストがかかる場合がある。また、ほかのフィルターと組み合わせて使用されることも多い。
・中空糸膜
ストロー状になっている繊維にミクロン単位の細かい穴が無数に開いている中空糸膜は、鉄サビや細菌なども除去できる。穴がとても小さい分、目詰まりしやすい。
・逆浸透膜
中空糸膜よりさらに細かい穴であり、水分子のみを通す逆浸透膜は、不純物の除去能力がとても高い。細菌やカビはもちろん、放射性物質まで除去できるが、ろ過時間が長いものが多い。
また、フィルターは消耗品である。性能を選ぶ際は、ランニングコストや除去物質の種類などを考えるのも重要だ。
・活性炭
石炭などを加熱処理して作られた活性炭は、無数に開いた細かい穴でカルキ臭やカビなどの不純物を吸着する。比較的安価だが、交換期間が短いので長期的に見るとコストがかかる場合がある。また、ほかのフィルターと組み合わせて使用されることも多い。
・中空糸膜
ストロー状になっている繊維にミクロン単位の細かい穴が無数に開いている中空糸膜は、鉄サビや細菌なども除去できる。穴がとても小さい分、目詰まりしやすい。
・逆浸透膜
中空糸膜よりさらに細かい穴であり、水分子のみを通す逆浸透膜は、不純物の除去能力がとても高い。細菌やカビはもちろん、放射性物質まで除去できるが、ろ過時間が長いものが多い。
また、フィルターは消耗品である。性能を選ぶ際は、ランニングコストや除去物質の種類などを考えるのも重要だ。
得られる水の種類
基本的に浄水器では、水道水から残留塩素などを除去した浄水を得られる。しかし、中には水素水やミネラル水を得られるものもある。また、整水器は浄水のほかにアルカリイオン水や酸性水を得られる。おいしくて安全な水を求める方は浄水器、さらに効果が欲しい方は整水器を選ぶとよいだろう。
3. 浄水器や整水器のメリットとデメリット
浄水器と整水器はそれぞれメリットやデメリットがある。これらを知っておくことで、より自分に合ったものを選びやすくなるだろう。
浄水器のメリットとデメリット
浄水器の1番のメリットともいえるのが、塩素などの不純物を取り除いたキレイでおいしい水を生成できることだ。飲み水だけでなく、料理用の水としても使える。また、据え置き型や蛇口直結型など、浄水器は豊富なタイプや形がある。予算やキッチン周りのスペースに合わせて選べるのが嬉しいポイントだ。
しかし、豊富なタイプがある分、ものによって性能に差があるというデメリットがある。塩素やカルキ臭など、必要最低限の不純物のみを除去するものから、放射性物質やカビ、ミネラル成分まで除去するものがあるため、どれを選べばよいか迷うことも多いだろう。殺菌効果がある塩素を除去しているので、浄水は早めに飲み切る必要がある。定期的なお手入れやフィルターの交換も必要だ。
しかし、豊富なタイプがある分、ものによって性能に差があるというデメリットがある。塩素やカルキ臭など、必要最低限の不純物のみを除去するものから、放射性物質やカビ、ミネラル成分まで除去するものがあるため、どれを選べばよいか迷うことも多いだろう。殺菌効果がある塩素を除去しているので、浄水は早めに飲み切る必要がある。定期的なお手入れやフィルターの交換も必要だ。
整水器のメリットとデメリット
整水器は、安全でおいしい浄水だけでなく、アルカリイオン水や酸性水を生成できる。アルカリイオン水は飲み水として、酸性水は洗顔に使うのがおすすめだ。アルカリイオン水は通常、2Lペットボトルで100円から150円程度になるが、整水器を使うと手軽に楽しめる。市販のものを購入するより経済的にも優しい。
しかし、整水器は浄水器より高性能な分、本体価格も高めである。ビルトイン型の場合は設置するための工事も必要になるので、気軽に購入しにくい。また、アルカリイオン水はアルミ製の鍋や食器に使えず、酸性水は銅の素材でできた鍋や食器には使えない。腎臓・肝臓の持病がある方や赤ちゃんにはアルカリイオン水が合わない場合もあるため、使い分けが必須となる。最初に水を浄化しているので、こちらも早めに飲み切るのが望ましく、フィルターの交換も欠かせない。
しかし、整水器は浄水器より高性能な分、本体価格も高めである。ビルトイン型の場合は設置するための工事も必要になるので、気軽に購入しにくい。また、アルカリイオン水はアルミ製の鍋や食器に使えず、酸性水は銅の素材でできた鍋や食器には使えない。腎臓・肝臓の持病がある方や赤ちゃんにはアルカリイオン水が合わない場合もあるため、使い分けが必須となる。最初に水を浄化しているので、こちらも早めに飲み切るのが望ましく、フィルターの交換も欠かせない。
4. 浄水器でもない整水器でもない活水器とは?
浄水器や整水器のほかに、活水器という名前を聞いたことがある方もいるだろう。活水器とは、浄水器や整水器のように水道水から不純物を除去するのではなく、活力を与えるものである。セラミックや磁石を利用したタイプがあるが、水道管の外側から挟んで水に活力を与えるのが主流だ。活力を与え、水の構造を変化させた結果、水がまろやかになっておいしくなるといわれている。また、定期的なフィルターの交換が必要ないのも、浄水器や整水器との違いだ。
結論
浄水器は水道水を浄化させるもので、整水器は水道水を浄化したのちにアルカリイオン水や酸性水を生成するものだ。同じように思えるが、実は大きな違いがある。その違いやそれぞれのメリット・デメリットを理解しておくことで、自分に最適な浄水器や整水器が見つけられるだろう。設置方式や性能で選ぶのもひとつの方法だ。また、活水器は浄水器や整水器とは別物なので気をつけよう。