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台風が発生する仕組みとは?台風の構造や進路のメカニズムも解説

台風が発生する仕組みとは?台風の構造や進路のメカニズムも解説

投稿者:ライター 松本マユ(まつもとまゆ)

2020年10月 1日

台風は、夏から秋にかけて日本に接近・上陸する。暴風や大雨を伴い大きな被害をもたらすこともあるが、そもそも台風の仕組みはどうなっているのだろうか。この記事では台風が発生する仕組みや構造、進路のメカニズム、台風が過ぎ去ったあとに天気がよくなる「台風一過」の原理などを探る。この機会に台風に関する知識や雑学を身につけよう。

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1. 台風が発生する仕組み

台風は熱帯地方の海上で多く発生するが、それには理由がある。まずは台風が発生する仕組みから見ていこう。

台風が発生するメカニズム

熱帯地方の強い日差しにより海水の温度が高くなると、蒸発した海水で上昇気流ができる。大量の水蒸気が集まると雲ができるが、その過程で水蒸気が水に変わり、多くの熱を放出する。その熱がまわりの空気を温めると、上昇気流の勢いはさらに強くなっていく。
この過程が繰り返されることで、できた雲どうしがくっついて次第に大きくなり、積乱雲が発生する。次に積乱雲どうしがまとまり、渦がどんどん大きくなって熱帯低気圧になる。このような仕組みでさらに成長したものが、「台風」と呼ばれる存在になるのだ。

台風ができる仕組みがわかったところで、次は台風の構造について知っておこう。

2. 台風の中の仕組みや構造

台風は積乱雲をベースに、「スパイラルバンド」や「アウターバンド」と呼ばれる雲の列を持つ。その仕組みや構造は以下の通りだ。

台風を構成するものは?

上昇気流が雲を巻き込んで成長していく台風は、巨大な空気の渦巻きといえる。台風の中の仕組みを見てみると、中心部には「台風の目」と呼ばれる部分があり、この場所では下降気流が見られ、雲がなく風も弱くなる。台風の目のまわりは「アイウォール」と呼ばれる濃密な積乱雲に覆われており、ここでは激しい暴風雨が見られる。
アイウォールの外側にはスパイラルバンド(内側降雨帯)というらせん状の雲の列があり、強い雨を連続的に降らせる。そのさらに外側には、発達した雨雲の帯であるアウターバンド(外側降雨帯)があり、この範囲内では断続的な激しい雨や雷雨が発生しやすい。
台風の中はこのような仕組みになっていて、強い雨風を伴うのだ。

3. 台風の進路の仕組み

台風は夏から秋にかけて日本に接近・上陸しやすくなるが、熱帯地方で発生してからどうやって日本付近まで来るのか、その進路の仕組みをチェックしよう。

台風の進路のメカニズム

台風は上空を流れる風によって動く仕組みだ。台風が多く発生する熱帯地方では東から風が吹いており、台風はその風に流されて西へと進む。その後、太平洋高気圧のふちを吹く南風の影響で北上し、偏西風に流されて北東へ進んでいく。
また、台風は地球の自転の影響で北上する性質も持っている。その性質と偏西風の向きが合わさるという仕組みのため、台風は日本付近の緯度に来ると、速い速度で北東へ進むことが多いのだ。

4. 台風一過の仕組みとは?

台風が通り過ぎて風雨が収まり、一転して晴れる現象を台風一過(たいふういっか)と呼ぶ。実は、台風のあとに晴れる仕組みは高気圧にあった。

台風通過後は高気圧に覆われるため晴れやすい

台風が発生する仕組みを解説した際、上昇気流が雲を巻き込んで成長していくものが台風だと述べた。巨大な低気圧である台風は、上昇気流を起こしながら「気圧の谷」と呼ばれる高気圧の間を進んでいく。そのため、台風が通過したあとは高気圧に覆われた状態となる。
高気圧に覆われた場所では下降気流が起き、上空から地上に空気が移動しているため雲が発生しにくくなり、晴れやすくなるのだ。

湿った空気が台風に取り込まれるという理由も

また、台風のあとに晴れる仕組みのひとつとして、台風が湿った空気を取り込んで進むことも挙げられる。ジメジメした空気が台風に吸い込まれることで、台風後はカラッとした天気になりやすいといえる。

結論

台風は熱帯地方の海上で発生し、上昇気流が積乱雲を発生させてできるものだとわかった。積乱雲は渦を巻きながらどんどん大きくなって台風に変わり、風や地球の自転の影響で北上してくる。夏から秋にかけては台風が日本に接近しやすいので、テレビやインターネットなどから情報をキャッチして十分に備えることが大切だ。
  

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