1. 台風への正しい備え方【食料編】

台風は大雨や暴風、洪水、高潮、高波などの災害を招く。また電線の切断や電柱の倒壊によって停電が起きたり、停電の影響で水を送るポンプが動かなくなり断水が起きたりする場合もある。
このように台風でライフラインが被害を受けた場合に備え、普段から食料や飲料水を備蓄しておこう。以下では食料や飲料の備え方を紹介する。
このように台風でライフラインが被害を受けた場合に備え、普段から食料や飲料水を備蓄しておこう。以下では食料や飲料の備え方を紹介する。
用意しておきたい食料の例
台風に備えて用意すべき食料の例は、水やお湯で作れるアルファ米などのご飯類、ビスケット、板チョコ、乾パン、缶詰、インスタントラーメン、カップ味噌汁などだ。そのまま食べられるものや、水やお湯を入れるだけで調理できるものがあるといい。あわせて飲料水も備蓄しておこう。
大規模災害の発生時には、1週間分の量を備蓄してあることが望ましい。飲料水の1日分の量は、1人あたり3リットルを目安に用意するといいだろう。
大規模災害の発生時には、1週間分の量を備蓄してあることが望ましい。飲料水の1日分の量は、1人あたり3リットルを目安に用意するといいだろう。
2. 台風への正しい備え方【避難編】

台風への備え方として、避難に関する情報を入手しておくことも大切だ。いざというときに冷静に避難するためにも、自宅近くの避難場所や避難経路を事前にチェックしておこう。確認すべき情報と情報源となるものは以下の通りだ。
避難場所
まずは自宅近くでどこが避難場所になっているか確認しよう。避難場所には地域の学校や公民館など複数の種類がある。台風時の避難場所は防災マップやハザードマップで調べられるので、あらかじめチェックしておくといい。ハザードマップは国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」(※1)から閲覧できる。
避難経路
山を切り開いて作った土地や河川が流れる場所は、台風の雨によって土砂災害や洪水が起きる危険がある。危ない場所を避けて安全に避難するためにも、避難経路を防災マップやハザードマップでチェックしよう。
3. 台風への正しい備え方【家屋編】

台風時は強風で家のまわりのものが飛ばされる場合や、飛んできたもので窓ガラスが割れる場合がある。ここでは家の外における台風への備え方を解説する。
飛ばされやすいものをしまう
家の外に置いているゴミ箱や物干し竿、植木鉢などは風が強くなる前に室内にしまおう。強風で飛ばされると窓に衝突してガラスを割ったり、人にぶつかったりするおそれもある。
排水溝を確認する
家のまわりの排水溝や側溝をのぞき、落ち葉などがたまっていないか確認したい。落ち葉やゴミなどが詰まっていると水がうまく流れなくなり、あふれて浸水する危険性があるためだ。
窓をガードする
台風で窓ガラスが割れるのを防ぐには、雨戸やシャッターを閉めておこう。雨戸がない場合は、窓を割れにくい構造の防犯ガラスに替えておくのも効果的だ。
なお窓ガラスが割れるのは防げないが、割れたガラスの破片を飛散させないために、飛散防止フィルムや養生テープを貼るという備え方もある。
なお窓ガラスが割れるのは防げないが、割れたガラスの破片を飛散させないために、飛散防止フィルムや養生テープを貼るという備え方もある。
4. 台風への正しい備え方【車編】

台風では大雨による冠水や土砂災害、強風による飛来物の衝突などで、自動車が破損する可能性もある。車を守るための備え方として、以下の点を押さえておきたい。
車は車庫に入れる
台風が来ると、強風で飛ばされてきたもので車の窓ガラスが割れる、車体にへこみができるといった被害が見られる。風が強くなる前に、車は車庫や倉庫の中に入れておこう。
マンションなどの地下駐車場は、雨水がたまりやすい構造のため冠水するおそれがあり要注意だ。心配な場合は、近場の高台など安全な場所を調べて車を移動させるといい。
マンションなどの地下駐車場は、雨水がたまりやすい構造のため冠水するおそれがあり要注意だ。心配な場合は、近場の高台など安全な場所を調べて車を移動させるといい。
ボディー用カバーをかける
車庫がない場合などは、車のボディー用カバーをかけて車体やフロントガラスを守ろう。ボディー用カバーをつけることで、台風による飛来物からの傷を軽減できるはずだ。
カバーは強風で飛ばされないようしっかり固定するのがポイントだ。カバーがこすれて車体に傷がつかないよう、裏起毛などの素材のものを利用したい。
カバーは強風で飛ばされないようしっかり固定するのがポイントだ。カバーがこすれて車体に傷がつかないよう、裏起毛などの素材のものを利用したい。
結論
台風への備え方として、用意したい食料や避難方法、家屋や車の守り方を紹介してきた。台風時には大雨や暴風、洪水、高潮、土砂災害など気をつけなければいけない災害が多い。普段から食料の備蓄や避難場所・避難経路の確認を行い、台風が接近してきたら家の外にあるものや車をしまうなどして対策しよう。