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台風で屋根が飛ばされる理由と対策方法!保険が使えるかどうかも解説

台風で屋根が飛ばされる理由と対策方法!保険が使えるかどうかも解説

投稿者:ライター 松本マユ (まつもとまゆ)

2020年10月 2日

ニュース番組などで、台風で屋根が飛ばされている映像を見たことがある方も多いだろう。激しい強風では、家の屋根や瓦などが吹き飛ばされることもある。ここでは、台風で家の屋根が飛ばされないようにするための対策方法を解説しよう。あわせて台風で屋根が吹き飛ぶ理由や、飛ばされた場合の修理費用、適用になる保険についても紹介する。

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1. 台風で屋根が吹き飛ぶ理由

台風から屋根を守る対策について紹介する前に、まずは台風で屋根が吹き飛ぶメカニズムを見ていこう。

屋根の棟板金が飛ばされるケース

台風で屋根が被害を受ける場合、屋根の「棟板金(むねばんきん)」という部分が飛ばされるケースが多い。棟板金とは、セメントを薄い板に加工した屋根材であるスレート屋根や、金属屋根の棟部分を覆っている板金を指す。
通常、棟板金は釘で固定されているが、築年数がたつにつれ熱膨張のせいで抜けてくる。釘が抜けると板金が浮いてしまい、屋根と板金の間に隙間が生じ、台風による強風で簡単に飛ばされてしまうのだ。
棟板金は金属で1~3mもの大きさのため、飛ばされると近隣の家や住民に危険が及ぶおそれがある。

瓦や漆喰のズレやひび割れで飛ばされるケース

屋根の瓦や漆喰が崩れたり、ずれて隙間ができていたり、ひびが入っていたりする状態も危ない。台風が来ると風が隙間に吹き込んで、瓦や漆喰が飛ばされるケースがある。

窓ガラスが割れ内部から屋根が飛ばされるケース

ほかにも、台風の影響で窓ガラスが割れ、室内に強風が吹き込んで屋根が飛ぶケースも見られる。家の中に強風が入ると屋根が内側からの圧力で押し上げられ、重い屋根でも吹き飛んでしまうのだ。

2. 来る前にすべき屋根の台風の対策方法

台風で屋根が飛ぶのは、棟板金が浮いていることや、瓦や漆喰のズレ、窓ガラスが割れて室内に風が吹き込むことが原因になるとわかった。そこでそれぞれの原因別に、台風で屋根が飛ばされないための対策方法を紹介する。

なお、台風の接近中は突風が非常に危険なため、くれぐれも屋根には上らないようにしよう。そもそも素人が屋根に上るのは危険なため、点検や修理は業者に依頼するのがおすすめだ。

棟板金が飛ばないように固定する

家の屋根がスレート屋根や金属屋根で棟板金を使っている場合、棟板金を固定する釘が浮いていないか点検してもらおう。浮いていた場合は釘を打ち込み直し、棟板金が飛ばないように固定するといい。かかる費用の目安は2~4万円程度だ。

瓦や漆喰のズレやひび割れを修理する

瓦や漆喰にズレやひび割れなどが見られる場合は、瓦の交換や積み直し、漆喰の補修などを依頼しよう。費用は1~5万円程度が目安だ。

窓ガラスが割れないようにする

台風で窓ガラスが割れるのを防ぐには、窓についている雨戸やシャッターを閉めるのが一番だ。窓ガラスを割れにくい構造の防犯ガラスに替えるのも効果がある。
また、窓ガラスが割れるのを防ぐ効果はないが、ガラスが割れた場合に破片を飛散させないために、飛散防止フィルムや養生テープなどを貼るのもいいだろう。

3. 台風被害にあった屋根の修理費用は?

ここでは万が一屋根が台風の被害にあった場合に、どれくらいの修理費用がかかるかを紹介する。なお、修理費用は屋根面積や台風被害の規模によっても大きく異なるため、以下の費用例はあくまで目安として見てほしい。

・台風で破損した棟板金の修理......10~30万円前後
・台風で破損した瓦の交換・部分補修......1~5万円前後
・台風で破損した漆喰の補修......3~10万円前後
・台風で破損した屋根全体の葺き替え工事......130~200万円前後

4. 台風で破損した屋根に保険は使えるの?

上で紹介したように、台風で被害を受けた屋根を直すには高額な費用がかかる。しかし、火災保険の契約内容によっては、台風被害にあった屋根の修理に保険が適用されることも多い。
台風などの自然災害による損害で保険金を受け取れる「風災補償」を含んだ契約プランの場合、台風による屋根の被害に保険を適用できる。ただし、適用には損害額が20万円以上、被害を受けてから3年以内などの条件があり、どの場合でも必ず保険が下りるとは限らない。

補助金が出る場合も

台風で屋根が被害を受けた場合、国や自治体から補助金が出る場合もある。「災害救助法」に基づく住宅の応急修理(※1)として、半壊または全壊した住宅は支援の対象となる。屋根だけでなく住宅のほかの部分も被害を受けた場合、この制度が利用できる可能性もあるだろう。
また、屋根のみの被害など一部損壊の場合も、補助金を受け取れる場合がある。たとえば2019年の台風15号では、一部損壊した住宅向けに「防災・安全交付金」が支給された。

結論

台風は強風を伴い、住宅にも大きな被害を及ぼす。屋根が飛ばされる原因を知り、棟板金を固定する、瓦や漆喰のメンテナンスを行う、窓ガラスが割れないようにするといった対策をとろう。もし台風で屋根が損壊したら、火災保険もしくは国や自治体の補助金を活用してしっかり修理してほしい。
(参考文献)
※1出典:内閣府「公的支援制度について」
http://www.bousai.go.jp/kyoiku/hokenkyousai/sienseido.html
  

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