1. カーラッピングフィルムとは?

自動車用ラッピングフィルムを車の塗装面に貼れば、簡単に色やデザイン、質感を変えられる。元に戻したくなったらラッピングフィルムを剝がすだけでよいため、塗装するよりも気軽に試せる。ドアミラーやフロントバンパーなど部分的に貼ることも可能だ。
またラッピングフィルムを貼ることで日焼けや鳥のフン、傷などから守る効果が得られるため、貼らない場合よりも車の塗装面をキレイに保てるメリットもある。
またラッピングフィルムを貼ることで日焼けや鳥のフン、傷などから守る効果が得られるため、貼らない場合よりも車の塗装面をキレイに保てるメリットもある。
2. カーラッピングフィルムにかかる費用

ラッピングフィルムを自分で貼る場合と業者に依頼する場合、費用にどのくらいの差があるのか確認しておこう。
ラッピングフィルムを自分で貼る場合
自分でラッピングフィルムを貼れば、業者に頼むよりも安く施工できる。フルラッピングでも15~40万円程度だ。
初めて施工する場合はラッピングフィルム以外にも、洗車道具、マイクロファイバータオル、脱脂用スプレー、カッター、スキージー、ヒートガンなどの道具をそろえる必要がある。
初めて施工する場合はラッピングフィルム以外にも、洗車道具、マイクロファイバータオル、脱脂用スプレー、カッター、スキージー、ヒートガンなどの道具をそろえる必要がある。
業者に依頼する場合
業者にラッピングフィルムを依頼する場合、軽自動車の左右のドアミラーのみなら1万6千円程度だ。フルラッピングなら30~80万円が目安だ。
施工時間は施工範囲によって異なる。ドアミラーのような小さな範囲なら数時間で終わるが、フルラッピングなら1週間程度が目安となる。
施工時間は施工範囲によって異なる。ドアミラーのような小さな範囲なら数時間で終わるが、フルラッピングなら1週間程度が目安となる。
3. カーラッピングフィルムの上手な貼り方

自分でラッピングフィルムを貼ると失敗する恐れがあるため、業者に依頼した方が無難だ。しかし貼り方やコツを把握すれば、ラッピングフィルムは自分でも貼れる。ただし慣れるまでは小さなパーツなどで練習をする必要がある。
1.洗車後に脱脂を行う
ラッピングフィルムの耐久性を高めるために洗車と脱脂を行う。油分が残っているとラッピングフィルムが剝がれやすくなるため、シリコンオフの脱脂スプレーを使ってしっかり油分を取り除こう。
2.ラッピングフィルムを切る
貼る箇所のサイズに合わせてラッピングフィルムを切る。ただし実際のサイズよりも大きめに切り出すのがポイントだ。万が一大きさが足りないとラッピングフィルムが無駄になってしまう。塗装面の裏側に折り返す分も忘れずに確保しよう。
3.ラッピングフィルムを貼る
まずはラッピングフィルムの裏にあるリケイ紙を少しだけ剝がして、施工部の端から貼っていく。リケイ紙は一気に剝がさずに、少しずつ剝がしては貼るという行為を繰り返す。
貼るときはラッピングフィルムをヒートガンで温めながら伸ばし、ラッピングフィルム用のスキージーで空気を抜くとキレイに仕上がる。一点を温めすぎることを防ぐために、ヒートガンを振りながら温風を当てるのがコツだ。
ヒートガンはドライヤーのような道具で、約300℃の温風が出る。ドライヤーではラッピングフィルムを貼るのに必要な熱量が出せないため、ヒートガンを使用することをおすすめだ。
貼るときはラッピングフィルムをヒートガンで温めながら伸ばし、ラッピングフィルム用のスキージーで空気を抜くとキレイに仕上がる。一点を温めすぎることを防ぐために、ヒートガンを振りながら温風を当てるのがコツだ。
ヒートガンはドライヤーのような道具で、約300℃の温風が出る。ドライヤーではラッピングフィルムを貼るのに必要な熱量が出せないため、ヒートガンを使用することをおすすめだ。
4.ポストヒーティングを行う
ポストヒーティングは貼り終えた箇所に再度熱を当てる作業だ。ポストヒーティングを行うと、熱をかけて伸ばしたラッピングフィルムが時間の経過とともに元に戻ろうとすることを防ぐため、剝がれにくくなる。
5.カッターで不要な部分を切り落とす
ラッピングフィルムを貼り終えたら、1cm程度残して余分な部分をカッターで切り落とす。1cm程度の余白を残さないと剝がれる恐れがあるため、注意が必要だ。
4. カーラッピングフィルムを貼る際の注意点

ラッピングフィルムをキレイに貼るためには、上記の方法で貼ることに加えて注意すべき点がある。確認しておこう。
用意するラッピングフィルムのサイズに気を付ける
ラッピングフィルムは少し足りないだけでもうまく貼れない。実際に必要な大きさよりも大きいものを用意しよう。表面だけでなく、裏側に折り返す分も忘れずに計算に入れよう。
できるだけ複数人で行う
ラッピングフィルムを貼るときは、リケイ紙を剝がす、スキージーで空気を抜く、ヒートガンで温める、引っ張りながら貼るなど、すべきことが多い。とくにボンネットのように面積が広い箇所の施工は、複数人で行うことをおすすめする。
焦らずに作業を行う
ラッピングフィルムは一度貼ったらやり直しができない。貼るときは少しずつリケイ紙を剝がして、ゆっくり慎重に貼っていこう。
結論
ラッピングフィルムを利用すれば、気軽に愛車の色やデザインを変えられる。注意点や正しい貼り方を知れば、自分でラッピングフィルムを貼ることも可能だ。失敗を防ぐためには先に小さなパーツなどで練習する必要があるが、自分でラッピングフィルムを貼れば、業者に依頼するより安くできる。今回紹介した方法を参考にして、挑戦してみてはいかがだろうか?