目次
1. ヘッドホンの付け方を誤るとどうなる?

先に、ヘッドホンの付け方を誤った場合に懸念される弊害から解説しておこう。
耳や頭が痛くなる
自分に合うサイズのヘッドホンを選ばないと、窮屈に感じたり耳や頭が痛くなったりするおそれがある。
重さや音量にも要注意
重量のあるヘッドホンを長時間かつ長期間にわたって装着し続けた場合、抜け毛の原因となるおそれがある。デザインや機能ばかりを優先せず、自分の使用方法に照らし合わせて選ぶことが大切だ。同じく音量にも気をつけたい。慣れてくるとどんどんボリュームを上げてしまいがちだが、それにより難聴の症状を招くおそれがある。
2. 痛くならないヘッドホンの正しい付け方とは?

ヘッドホンには正しい付け方がある。自己流の方は多いかもしれないが、痛みなどを防ぐためにも正しい付け方を確認しておこう。
1.左右を確認する
ヘッドホンの正しい付け方としては、まず左右を確認することだ。ヘッドホンは左右の設計が異なっており、間違えて付けると耳や頭を痛める原因となる。パンが振ってある音源なら、左右で聴こえる音も変わってきてしまう。イヤーパッドなどに書かれている「L(左)」と「R(右)」を確認しよう。
2.イヤーパッドのを正しい位置に持ってくる
ヘッドホンの正しい付け方としてイヤーパッドの位置も重要である。ヘッドホンのイヤーパッドは耳に接するパーツなので、位置がずれると聞こえにくくなり、痛みの原因になることもある。装着中にずれて違和感を覚えたり、音漏れにつながったりすることも想定される。
イヤーパッドを耳の中心部分に当て、耳全体がしっかり覆われるように位置を微調整しよう。なおヘッドホンの付け方そのものが正しくても、イヤーパッドの素材が耳に合わず違和感を覚えることもある。そのときはイヤーパッドごと交換することなども検討しよう。
3.頭の形にフィットさせる
次に、頭にフィットするヘッドホンの正しい付け方だ。ヘッドホンを装着する際は「頭頂部」に位置を合わせよう。頭頂部にフィットさせたら、左右のスライドで心地よい装着感になる位置まで調節する。締め付けられている箇所がないか確認することも大切だ。
3. メガネをかけているときのヘッドホンの付け方

日常的にメガネを使っている方はヘッドホンの付け方に困るだろう。メガネをかけているときのヘッドホンの付け方を紹介する。
「ヘッドホンを付けてからメガネが正解」はホント?
ネット上には「メガネと組み合わせて使うときは、ヘッドホンを付けてからメガネをかけるのが正しい順である」といった情報も多い。だがメガネをかけている方ならお分かりだろう。イヤーパッドが邪魔でメガネなどかけられたものではない。したがって「ヘッドホンを付けてからメガネ」は現実的ではない。
とはいえメガネをかけてからヘッドホンをつけると、イヤーパッドがメガネのテンプル(フレーム)を圧迫してこめかみが痛くなる。ではどうすればよいのだろうか?
「ネックバンド型」や「耳掛け型」を使う
解決策として挙げられるのが、一般的なヘッドホンではなくネックバンド型、もしくは耳掛け型(イヤホン)を使うという方法だ。これならテンプルを圧迫することもないので、こめかみなどが痛くなるといったトラブルを回避できるだろう。
テンプルが柔らかいメガネを装着する
もうひとつ、テンプルがグニャグニャと曲がる、柔らかいメガネを装着する方法もある。痛みを完全に排除することは不可能かもしれないが、硬いテンプルのメガネと比べれば軽減できるだろう。
4. 帽子と合わせるヘッドホンのオシャレな付け方

ヘッドホンと帽子の組み合わせもオシャレでかっこいい。帽子の種類別に、ヘッドホンの付け方の例を紹介しよう。
キャップ+ヘッドホン
キャップをかぶり、その上からヘッドホンを付けるとよい。キャップとの組み合わせはストリートファッションにもぴったりだ。
ニット帽+ヘッドホン
こちらもニット帽の上からヘッドホンを付けるとよい。ニットを耳の下までかぶってから付けると音が聞こえにくくなるので、耳の上までに留めておくことをおすすめする。
ハット+ヘッドホン
ハットは形がしっかりしているので、一般的なヘッドホンとの相性はよくない。両者を組み合わせるのであればバックバンド型やネックバンド型にするとよいだろう。これらは後頭部または首にバンドがくるため、ハットと組み合わせてもOKだ。ヘッドホンを付けてからハットをかぶろう。
結論
ヘッドホンの付け方を誤ると耳や頭が痛くなってしまうことがある。そうした症状に悩んでいた方は、ぜひこれを機に正しい付け方を身につけておこう。ヘッドホンはメガネや帽子と組み合わせてオシャレを楽しむこともできるアイテムだ。ぜひ本稿を参考に、いろいろと試してみてほしい。