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家具の転倒防止対策は大丈夫?転倒防止器具の効果と選び方

家具の転倒防止対策は大丈夫?転倒防止器具の効果と選び方

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

2020年11月10日

強い地震が起こると家具は凶器になるという。重い家具の下敷きになったり、避難路を塞がれたりなど命の危険にさらされるのだ。家具の転倒による危険を回避するためには、専用の転倒防止器具を取り付けることが大切だ。転倒防止器具をどのように選んだらよいのかを紹介しよう。

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1. 家具の転倒防止対策の必要性とは?

家具の転倒防止対策の意識が高まっている。そのきっかけを作ったのが阪神淡路大震災だといわれている。

阪神淡路大震災からの教訓

1995年1月17日の未明に起こった阪神淡路大震災、その衝撃の出来事を記憶している方も多いことだろう。この地震はマグニチュード7.3、震度7を記録している。

阪神淡路大震災では建物の崩壊がなかったにもかかわらず、家の中の家具の転倒や散乱によって逃げ遅れたり、ケガをしたりという人が多かったのだという。この経験から、家具の転倒防止対策の必要性に関心が集まった。

家具の転倒防止対策の必要性とは

地震を防ぐことはできない。それならばできるだけの自己防衛を日頃からやっておくべきだろう。阪神淡路大震災では、ケガをした原因の30~50%が家具によるものだ。2016年4月14日に起きた熊本地震でも30%の方が同じ原因でケガをしている。

この教訓から、家具が恐ろしい凶器になることがわかった。家具の転倒防止対策をすることでケガはもちろんのこと、避難障害、出火などを未然に防ぐことができる。

2. 家具の転倒防止器具の効果とは?

家具の転倒防止器具にはどのようなものがあり、またその効果には信頼性があるのだろうか。

家具の転倒防止器具の種類とは

家具の転倒防止器具には主に「L字金具」「ベルト式器具」「突っ張り棒(ポール式器具)」「ストッパー式器具」がある。

L字金具は、2つの面にある穴にネジやクギを通し、天井・壁・床と家具を連結して固定する。

ベルト式器具は、ベルト・チェーン・ワイヤーになっており、両端にプレートが付いている。このプレートを家具と天井や壁にネジで取り付けて固定する。

突っ張り棒(ポール式器具)は、家具と天井の間に差し込んで家具の転倒を防ぐ。

ストッパー式器具は、家具と床の下に挟み込む。すると家具は壁側に重心が移るため、前に転倒しにくくなる。

家具の転倒防止器具は組み合わせて使う

地震による家具の転倒に効果が高いのは「L字金具」だが、天井や壁、家具にネジを取り付ける必要があるため、賃貸住宅では不向きだ。そこで、転倒防止器具で人気があるのが「突っ張り棒(ポール式器具)」だ。簡単に取り付けられて、傷を付けることはない。

ところが、突っ張り棒はタテの揺れに強いがヨコの揺れには弱いという性質がある。天井の強度によっては効果が十分発揮できないということもある。この弱点を補うために「ストッパー式器具」を組み合わせるなど、複数の家具転倒防止器具を使うことで、より効果を高めることができる。

3. 家具の転倒防止器具の選び方

家具の転倒防止器具にはいろいろな種類があるが、なにを基準に選べばいいのだろう。

耐震・耐圧性能を確認する

突っ張り棒タイプの転倒防止器具では「耐圧性能」を確認しよう。できるだけ公的機関での試験を行っており、耐圧数値を公表している器具が望ましい。そのほかの器具では「耐震性」もチェックしておこう。できれば震度7くらいまで耐えられるものだと安心だ。

家具に合わせた転倒防止器具を

転倒防止器具を取り付けたい家具が器具の対応範囲を超えてしまわないように選ぶ必要がある。家具が重すぎたり、大きすぎたりする場合、それに見合った器具を選ばないと効果を発揮できない。

4. 家具転倒防止器具のおすすめ3選

さまざまなタイプの家具転倒防止器具がある。その中でも家具や天井を傷付けず、効果の高い商品をピックアップしてみた。ぜひ参考にしてほしい。

新工精機「家具転倒防止 ふんばりくんZ」

ジャッキタイプの家具転倒防止器具だ。10~20cmの隙間に入り込んで、家具をしっかりと支える。接地面が広いため安定しており、耐圧も800kgとかなり高い。重い本棚や食器棚などにおすすめだ。

ニトムズ「家具転倒防止安定板 ふんばる君」

吸着性にすぐれた素材を採用した家具転倒防止器具だ。家具の下に挟み込むだけなので、簡単に取り付けられる。家具が地震の揺れで前に倒れないようにするストッパーの役割を果たす。自由にカットして家具の大きさに合わせて使うことができる。

アイリスオーヤマ「【2本セット】家具転倒防止伸縮棒 M KTB-40」

家具を天井から支えて転倒を防ぐ器具だ。上下に発泡ポリエチレン素材が使われており、家具や天井を傷付ける心配がない。賃貸住宅に住んでいる方にとって、安心して使える器具だ。

12.9~100cmと長さもバラエティに富んでいるので、家具と天井までの長さを測って最適なものを選ぶことができる。また、突っ張り棒は1本では効果が弱まってしまう。2本セットになっているところもおすすめだ。

結論

地震による家具の転倒は、ケガや避難の妨げの原因になる。家具の転倒防止器具は、安全に暮らすためには必要不可欠といえるだろう。器具にはいろいろな種類があるが、できるだけ単体ではなく組み合わせて使うことで、より高い効果を得ることができる。災害の中でも地震はいつやってくるかわからない。普段は生活を彩ってくれる家具が凶器になることを忘れないように対策をしておこう。
  

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